NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

森林環境体験講座(11月30日)

2008年12月02日 | 学習
11月29日の雨上がりの朝、鍋山へ上る林道入り口は霧に包まれ木漏れ日が差し込んでいました。



新しいチェンソーの慣らし運転と、登山用の滑車とカラビナを使ったロープワークの試しを兼ねて、林道入り口での間伐を行ないました。
チルホールを使うような確実性は無いものの、滑車とカラビナとスリングとロープの組み合わせは程々の牽引力を軽量な器材で得られ、これからの間伐には必需品になりそうです。
実は登山道具を使用する方法は、WoodsmanWorkShopの水野さんから教えていただきました。
3月の講習会で初めて教えられ、11月16日の講習会でも軽快さに魅せられとうとう我々も導入しました。
早速名古屋の登山用品店に買いに行きましたが、種類が少なく水野さんと同じものは取り寄せになるとの事でしたので、仕方なく少し大きめの器材を購入しました。
お店の話では最近滑車やカラビナはほとんど売れなくて在庫を持っていないとのことでした。
登山ブームは中高年の100名山巡りだけであって、登攀などの先鋭的な登山愛好者はむしろ少なくなっているようです。

さて翌日の30日は鍋山の間伐現場に「名古屋港みなこ建設工事安全連絡協議会」の方々24名をお迎えしました。
建設現場のプロの方々ですのでヘルメット,作業着姿がとっても様になっています。
全員が集まるとこれから大規模な林道建設工事が始まりそうな雰囲気でした。

これは午前中の森林環境体験講座で鍋山を散策した時の様子です。



散策を終わり、焚火の周りで食事をした後午後の間伐実習に備えてロープワークの練習を行いました。



間伐実習は2班に別れ、間伐補助具として1班はチルホールを使いもう1班は滑車とカラビナとスリングと人力を使いました
(実習の写真を撮り忘れました。)


間伐実習も無事に終わり、ほど良い疲れと安心でにっこりしながら記念撮影を行ないました。



これで今年の大きなイベントは全て終了しました。
今年体験して学んだ事を来年に生かしながら、また新しい体験を積み重ねて行きたいと思います。

皆さんお疲れ様でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする