NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

突然の大雨、豆の種蒔き、屋根葺き完成(6月20日)

2010年06月21日 | 自然農
最近梅雨明けに偶に見られる突然の大雨が、結構頻繁に見られます。
恵那では水曜日の明け方に続き金曜日の夜、土曜日の夜と大雨警報が発令されています。
一日に何度も発令という日もあり、最近では大雨警報が日常茶飯事になっています。
幸いいずれの大雨も長続きはせず、洪水やがけ崩れの被害は今のところ出ていませんが、川の増水は恐ろしいほどで、山間部の小さな川でも濁った濁流が山を削らんばかりの勢いで流れ下っています。
多くの川の濁りはひどく、雨で土壌が大量に流されている様子に心が痛みます。
そんな中で増水の割には濁っていない川に出会うと、ほっとして何だか氾濫しそうな危険な増水までが穏やかな風情に見えてしまいます。

増水した中野方川です。
この川は、あまり濁っていません。

森林の荒れ具合が大雨の後の川の濁り具合と増水の程度で良く解ります。

20日は、中野方棚田の畑で草刈、豆の種蒔き、掘立小屋の屋根葺きを行ないました。
畑に向う途中の中野方川沿いには紫陽花が開き始めました。

朝の畑は地面も空気もしっとりと水気を含み、草木が生き生きとしています。
笹百合もついに咲きました。

5月29日の様子
6月14日の様子

まゆみさんの指導の元、塾生は思い思いにとうが立ってしまったチンゲンサイを抜き取った後やコカブを収穫した後に豆の種を植え付けました。
それでも場所が足りずに下の段にまた畝を造り種を播きましたが、まだ沢山種が残りました。
播く種や苗のための畑の開墾がいつも間に合いません。
今年は何時までもこんな調子で開墾に追われるでしょうが、来年になれば少しは楽になるでしょう。
エンドウやナスが小さいながら実をつけ始め、今回皆で収穫を楽しみました。
これから身のついた夏野菜は直ぐに大きくなってしまうので、気がついた塾生は誰でもいつでも収穫していいという事にします。
予報では晴れ間も覗くはずでしたが、午前中から空模様が怪しくなってきて、昼食時に雨が断続的に降り始めました。
そこで雨脚が弱くなったのを見計らって急いで掘立小屋の屋根葺きです。
途中で鈴村さんの応援ももらいながら、雨で滑るトタン屋根に肝を冷やしながらも無事作業を終わらせる事が出来ました。


屋根葺き完成です。


ジャガイモの脇にドクダミを見つけました。
周りを良く見回すと沢山生えています。
後で知ったのですが、薬草としての効果が高くとても有用な植物だそうです。
しかし・・・・


皆が帰った後、鈴村さんと宇井さんとでエンジン草刈機で草刈をしたのです。
その時はドクダミの薬効など知る由も無く、周りの草を気持ちよくきれいに刈ってしまいました。
エンジン草刈機は革新的な機械ですが、草を観察しながらの作業は出来ません。
手刈りだったら気付く機会があったかもしれません。
しかし手刈り作業はつらい作業です。
軽労働、高能率、短時間を選ぶか、重労働、非効率、長時間を選ぶか、状況によって判断する必要がありますね。
まだまだ全然山里力が身についていません。



その時の様子を交えて我々の活動が鈴村さんのブログ中野方山里便りにアップされました。
少々照れくさいですね。
コメント
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