6月9日に岐阜県森連東濃共販所へ運び込んだ材の販売結果が届きました。
搬入の様子は、こちら。
そして販売結果は、材積 7.766立方メートル 本数 119本 販売代金 64,241円 で、単価は、8,272円/立法メートル 539円/本 という事になります。
販売価格詳細は、こちらで確認して下さい。
この現場からは2回目の搬出で、前回の販売結果は、こちらです。
さて、販売価格は安いのでしょうか高いのでしょうか。
感覚で言えば、安過ぎます。
経費詳細を積み上げ検討したわけではありませんが、この販売価格ではとても支出と収入が釣り合いません。
この価格で収支のバランスを取ろうとすれば、とんでもなく効率を上げるか、質の良い材だけを搬出するしかありません。
効率を上げるためには機械化と粗雑な作業が必然となり、逆に高投資に苦しめられ山は無残にも荒れ放題となるでしょう。
しかし、日本で一番質のいい材を抱え大規模に運営されていた国有林野事業でさえ、とっくに破綻したことを考えれば、日本での林業という産業モデルは既に成り立たなくなっているのかもしれません。
それをむりやり補助金で支えているというのが今の日本の林業の姿のような気がします。
ところが、相変わらず今まで通りの素材生産林業こそが山村の窮状を解決する唯一の手段だという思い込みが多くの人々を捉えていて、人と森の最適な関係を築く妨げとなっています。
これからも森と共に人が生きていくためには、固定観念から一度離れて森と人との関係を見つめ直す必要があります。
皮肉にも、林業が産業として成り立たず森林の過剰利用による荒廃を防いでいる今が答えを見つけ出すチャンスです。
搬入の様子は、こちら。
そして販売結果は、材積 7.766立方メートル 本数 119本 販売代金 64,241円 で、単価は、8,272円/立法メートル 539円/本 という事になります。
販売価格詳細は、こちらで確認して下さい。
この現場からは2回目の搬出で、前回の販売結果は、こちらです。
さて、販売価格は安いのでしょうか高いのでしょうか。
感覚で言えば、安過ぎます。
経費詳細を積み上げ検討したわけではありませんが、この販売価格ではとても支出と収入が釣り合いません。
この価格で収支のバランスを取ろうとすれば、とんでもなく効率を上げるか、質の良い材だけを搬出するしかありません。
効率を上げるためには機械化と粗雑な作業が必然となり、逆に高投資に苦しめられ山は無残にも荒れ放題となるでしょう。
しかし、日本で一番質のいい材を抱え大規模に運営されていた国有林野事業でさえ、とっくに破綻したことを考えれば、日本での林業という産業モデルは既に成り立たなくなっているのかもしれません。
それをむりやり補助金で支えているというのが今の日本の林業の姿のような気がします。
ところが、相変わらず今まで通りの素材生産林業こそが山村の窮状を解決する唯一の手段だという思い込みが多くの人々を捉えていて、人と森の最適な関係を築く妨げとなっています。
これからも森と共に人が生きていくためには、固定観念から一度離れて森と人との関係を見つめ直す必要があります。
皮肉にも、林業が産業として成り立たず森林の過剰利用による荒廃を防いでいる今が答えを見つけ出すチャンスです。