NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

森造り更に展開 (2023年5月20日)

2023年05月23日 | 間伐
暑い夏を予感させる雲一つない青空が阿寺山地方面に広がり、強い光が頭上から降り注いでいる朝になりました。
今回の活動は、100年かかるかもしれない森造りを展開するもう一つの森「甚平坂北」に移動して間伐です。

南西から北東に緩く下る森の畑と接する北東端部分から作業を始めます。
ここを間伐すれば午前中の日の光が森に効率良く入ります。


森の中は大小さまざまなスギ、ヒノキが密生していています。
とりあえず被圧されている植生木から切って行きます。
ほとんど全ての間伐木が掛かり木になり、その処理に体力を奪われます。


ただひたすら同じ作業を繰り返します。
風の入らない狭い空間でのきつい作業がしばらく続きます。


境界の畑に傾いている木を林内に倒すのには、ラダーを使って木に登りプラロックで牽引して無理やり反対側に引き倒します。その結果狭い場所に間伐木が重なるので、玉切りもしないと足の踏み場が無くなります。


境界までやって来ました。
これで林内が一気に明るくなりました。


「甚平坂南」と「甚平坂北」の二つの人工林の間伐が始まり、いよいよ100年かかるかもしれない森造りが本核的にスタートしました。
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