NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

寒さ続いています。(1月17日)

2010年01月18日 | 間伐
年末以来の寒さが続いています。
朝8時の国道19号線慎ヶ根で-6℃でした。
暖冬の予報が今のところ裏切られているわけですが、このところそういえば秋にはカメムシが多かったと思い出す人が出てきています。
実は私も思い出しました。
今まではカメムシの多さが雪の多さに比例するなどというのは気のせいだと思っていましたが、今は自然界は思っていた以上に未知で奥深いものかもしれないと肌で感じています。
さて、そんな寒さでも「美濃の森造隊」はいつもと変わらず間伐作業を続けています。
今回は中野方での新しい間伐地に挑みました。
鈴村さん裏山の間伐をひとまず終了して、今年から新しい場所で間伐作業を進めます。
そして本日が初日です。

ここは春から利用しようとしている棚田の山側に広がる林です。
棚田への陽を遮っているので間伐することになりました。
雪がこんなに残っています。
当然暖を取るために焚火をしたのですが、生木のヒノキの枝は葉ばかりが燃えてなかなか幹に火がつきません。
燃え上がった炎が持続しません。
乾いた枝をくべればいいのですが、集めるのが大変でどうしても手近にある切ったばかりの間伐材の枝を使ってしまいます。
その結果、最後まで安定した暖は手に入りませんでした。

普段はあまり経験の無いスギの中径木の伐倒です。
木が動き出したら早目の待避をします。

午後からは二班に分かれて、もう一班は少し離れた場所を間伐しました。

写真はもう何度もブログに登場している現役女子大生西田さんです。
最初に教えたとおりに手間隙を掛けて正確に作業しようとしています。
少し慣れてくると作業が雑になる傾向がありますが、彼女はまったく最初と変わりません。
こんな人がもう少し体力をつけてくれば、間違いなく優秀な杣人になれるでしょう。
これからも是非この活動を続けて行ってもらいたいものです。

本日の作業は私以外の参加者は全員長靴を履いていたのですが、私だけいつものブーツを履いて作業しました。
当然ブーツの簡単な防水機能は役立たず、直ぐに水が沁みてしまい一日中足が濡れていました。
これはかなりつらく、午後には足先の痛みが耐え切れない程になりました。
焚火がうまく行かず、足を乾かす事が出来なかったのも誤算でした。
冷え切った足先はどうやらひどい霜焼になったようです。
雪の中の作業では冬用のスパイク付防水長靴を用意する必要がありますね。

棚田の山側の林はすっかりきれいになって、正面の笠置山の眺望が開けました。
ここで農作業に疲れた身体を休め景色を楽しむのはいいかもしれません。
これから忙しくなりそうです。

追伸 
前日16日の恵那山と中央アルプスです。
久しぶりにきれいに雪化粧しました。



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