みるみるの房野です。「みて・考えて・話そ~や IN 隠岐」研修会はとても濃厚な2日間でしたが、その中で特に印象的だったことを報告します。
8月6日(土)の大人向けの研修会で、講師の京都造形芸術大学・北野さんから衝撃的な問いかけが!!「図工・美術は役立たずなのか?」
これは、私たち図工・美術教育に携わるものとして、「図工・美術は生活に必要だ!だから義務教育で学ぶ意義がある!」と信念として持ってはいるものの、果たして、子どもたちはどう思っているのか??この問いかけに、私はどうこたえられるのだろう??
小学校6年生、中学校3年生の全国アンケートの結果を紹介してくださいました。
「図工・美術は心を豊かにすると思うか?」
その結果は、「そう思う」と答えた子どもが、小6が64%、中3が84% で、ホッ・・・。
「図工・美術は将来、自分や社会にとって、役に立つと思うか?」
に対して、役に立つと思わないと答えたのは、小6が30%、中3が50%だったそうです。
子どもたちは「心を豊かにする」と思っているものの、「将来、実際にはなんの役に立つんだろう?」と少なからず思っていることが伺えます。
う~ん・・・これは、いかん!
図工・美術で作品を作ったり、鑑賞では互いに作品をみあったり、美術史について学んだり・・・従来(私たちが子どもの頃の授業はこうでした)のままの授業をしていては、こんな答えになるのも無理はないかも。
北野さんは、自分の目と頭、直観を頼りに、自分なりに言葉にすることの大切さを様々な例を紹介しながら説明してくださいました。
例① 真っ白な大理石の古代ギリシャ彫刻…実は当時は極彩色だった!これまで専門家が言っていたことを鵜呑みにしていた私たちって!!?(恥)
これまでの定説は覆ることもある。権威のある人の言葉だからって、正しいとは限らない。
例② 「虹は何色?」民族によって、7色、2色・・・と把握している内容が違う!見ているものは同じなのに!
例③ ツワブキの葉っぱは何色?と小学生に尋ねたら、「緑!」と皆が答えた。
が、緑色の絵の具を実際の葉っぱに塗ると「全然違う!」
このことに気付いた後は、それまで「緑」と思いこんでいたツワブキの葉をもっと豊かな色に表現するようになったこと。
言葉の使い方と、世界の見え方、表し方は密接に関係している!
だからこそ、図工・美術だけでなく、お互いを理解しあったり、世界をしっかり把握したりするには「言葉」がとても重要なことがわかりました。
そして、その言葉をキャッチボールしあうと、一人ではわからないことも、対話することでもっと深く理解できることも。
金谷さんのレポートにある「ブラインド・トーク」で対話が生まれ、心の距離も近くなる、というのもうなずけますね。 参加者の感想にこうありました。同感です!
「ワークショップを通して、相手に自分が見えている・考えていることを100%伝えることの難しさと楽しさを感じました。「ああいえばよかった」「こういう伝え方のほうが伝わりやすかったな」というのが具体的に知ることができ、今後のコミュニケーションに役立つなと思いました。こういったワークショップを通して、子どもたちのコミュニケーション力をどんどん上げてほしいです。」
日々、変化の激しい現代にあって、「生きる力」「学び方を学ぶ(セルフ エデュケーション)」は美術の授業でもつけることができる!というか、ビジュアルを介する美術でこそ、やるべきだ!!と、この研修で再確認することができました。
さて、始めの「図工・美術は役立たずなのか?」の答えは明白ですね。
そして、それを裏付けるかのごとく、最後に昨年の順天堂大学 医学部の小論文の問題が提示されました。それは、一つの画像をみて、「あなたの感じるところを800字以内で述べなさい.」というものでした。対話型鑑賞の経験者なら、臆することなく書けるでしょう(^^)/
8月6日(土)の大人向けの研修会で、講師の京都造形芸術大学・北野さんから衝撃的な問いかけが!!「図工・美術は役立たずなのか?」
これは、私たち図工・美術教育に携わるものとして、「図工・美術は生活に必要だ!だから義務教育で学ぶ意義がある!」と信念として持ってはいるものの、果たして、子どもたちはどう思っているのか??この問いかけに、私はどうこたえられるのだろう??
小学校6年生、中学校3年生の全国アンケートの結果を紹介してくださいました。
「図工・美術は心を豊かにすると思うか?」
その結果は、「そう思う」と答えた子どもが、小6が64%、中3が84% で、ホッ・・・。
「図工・美術は将来、自分や社会にとって、役に立つと思うか?」
に対して、役に立つと思わないと答えたのは、小6が30%、中3が50%だったそうです。
子どもたちは「心を豊かにする」と思っているものの、「将来、実際にはなんの役に立つんだろう?」と少なからず思っていることが伺えます。
う~ん・・・これは、いかん!
図工・美術で作品を作ったり、鑑賞では互いに作品をみあったり、美術史について学んだり・・・従来(私たちが子どもの頃の授業はこうでした)のままの授業をしていては、こんな答えになるのも無理はないかも。
北野さんは、自分の目と頭、直観を頼りに、自分なりに言葉にすることの大切さを様々な例を紹介しながら説明してくださいました。
例① 真っ白な大理石の古代ギリシャ彫刻…実は当時は極彩色だった!これまで専門家が言っていたことを鵜呑みにしていた私たちって!!?(恥)
これまでの定説は覆ることもある。権威のある人の言葉だからって、正しいとは限らない。
例② 「虹は何色?」民族によって、7色、2色・・・と把握している内容が違う!見ているものは同じなのに!
例③ ツワブキの葉っぱは何色?と小学生に尋ねたら、「緑!」と皆が答えた。
が、緑色の絵の具を実際の葉っぱに塗ると「全然違う!」
このことに気付いた後は、それまで「緑」と思いこんでいたツワブキの葉をもっと豊かな色に表現するようになったこと。
言葉の使い方と、世界の見え方、表し方は密接に関係している!
だからこそ、図工・美術だけでなく、お互いを理解しあったり、世界をしっかり把握したりするには「言葉」がとても重要なことがわかりました。
そして、その言葉をキャッチボールしあうと、一人ではわからないことも、対話することでもっと深く理解できることも。
金谷さんのレポートにある「ブラインド・トーク」で対話が生まれ、心の距離も近くなる、というのもうなずけますね。 参加者の感想にこうありました。同感です!
「ワークショップを通して、相手に自分が見えている・考えていることを100%伝えることの難しさと楽しさを感じました。「ああいえばよかった」「こういう伝え方のほうが伝わりやすかったな」というのが具体的に知ることができ、今後のコミュニケーションに役立つなと思いました。こういったワークショップを通して、子どもたちのコミュニケーション力をどんどん上げてほしいです。」
日々、変化の激しい現代にあって、「生きる力」「学び方を学ぶ(セルフ エデュケーション)」は美術の授業でもつけることができる!というか、ビジュアルを介する美術でこそ、やるべきだ!!と、この研修で再確認することができました。
さて、始めの「図工・美術は役立たずなのか?」の答えは明白ですね。
そして、それを裏付けるかのごとく、最後に昨年の順天堂大学 医学部の小論文の問題が提示されました。それは、一つの画像をみて、「あなたの感じるところを800字以内で述べなさい.」というものでした。対話型鑑賞の経験者なら、臆することなく書けるでしょう(^^)/
