大変遅くなりましたが、学び研2日目のレポートを上坂さんが送ってくれていました。1日目のレポートからかなり時間が経ってしまいましたが、ご容赦ください。
2日目の報告に夢中になって、画像を撮り忘れました。それほど熱いレポートの数々でした・・・。
県外から島根へ その2
>
> Q&A事務局の加藤さんから、中学校美術Q&A発足の経緯と、二年間の活動で見えてきた「新しい動向」「現在の課題」「未来への課題」について、真摯でありながらコミカルに、説得力あるお話をいただきました。
>
> まず、
> 加藤さんのQ&Aに至る前の物語は、大学卒業後すぐに中学校の美術教育を担当し、担任として生徒たちと向き合う日々から。
> 教材研究の時間が思ったよりとれない現実に、ふと、このままでは学生時代に培ってきたものもいつか「空っぽ」になってしまうのでは、という一人の若者の率直な気持ちに、とても共感しました。
> しかし、なかなかできないなーと思ったのは、その、行動力。
> 何かを思った加藤さんは潔く決断し、「何か」を求めて退職。Webデザインの技を磨かんと武者修行に出ます。
>
> そんななか、北海道の山崎先生のサイトに出会い、問い合わせ、提案に出かけています。Webデザインをよりよくできますという加藤さんからの申し出に快諾した懐の大きい山崎先生。
>
> 最初は「題材共有サイトの立ち上げ」を構想していたという加藤さん。
> しかし、山崎先生との出会いから、題材共有サイトは、美術教育の方法ばかりが模倣される危険性も伺い、「美術教育の意義」を伝えるネットワークをつくろう!と提案されます。
>
> また、梶岡先生の提案でネーミングされた「Q&A」誕生のやりとりなど、楽しい冒険のような展開。最初は三人で動き始めた様子でしたが、山崎先生の北海道の先生方とのネットワークも懐深く、盛会に第1回目が開催されたのでした。
>
> 大学院の学生として加藤さんの研究課題は「Q&A」の活動報告。
> この二年間で見出す美術教育の「新しい動向」「現在の課題」「未来への課題」を伺いました。
>
> 新しい動向 その一
> ☆作品展示への意識に、「作品に生徒のコメント添える」「全員の作品を展示」という動向が。つまり、作品展を見た人も、その生徒たちの「今」を感じられる展示の仕方です。
> その他、『生徒作品集』に「先生の眼差しコメント欄」も掲載されていたり。
> 地域によっては、展覧会作品には「生徒のコメントが必須事項」になっているとのこと。
>
> 発表から、
> 「上手い作品の展示」というより、美術を通して「互いを尊重できる土壌づくり」が成されているかな、というところに、展覧会の見どころがシフトチェンジしようとしているのだと受け取りました。
>
> 「Q&Ain島根」で発表していただいた秋田の田中さん企画の展覧会「美術の授業」展のことも報告していただきました。
>
> 日頃の授業を様子も伝わるように、
> 「生徒の授業風景」や「活動の様子やワークシート」の展示もされています。
>
> 新しい動向 その二
> 研究会の持ち方がカジュアルな方向へ。少子化や授業時数の削減により、美術教師の人数が少ないという現実問題に直面しながら、改めて、「つながることへの関心」が高まっている様子です。
>
> 上手い下手で作品を語るのではなく、クラス全員分の作品を持ち寄り、子どもを語ることから交流をはじめる。
> 実際に、そのような交流会も行われているのですね。
>
> 公的な研究会でも、そのような活動が行われていくといいなと思いました。
> 子どもたちがどんなことを考え、感じているのかを協議し合う場は、キャリア教育の意識ももって、意義あるものとして「小中連携協議会」とか「中高連携協議会」のように設定してもいいのではないか、など思ったり。
>
> 現在の課題 として、
>
> 授業時間の削減は、美術教育の意義が浸透していないという現実を反映していると考え、2016年改訂にむけて、改めて、美術教育の意義は
>
> 必須として
> 21世紀型学力
> 発達段階
> 伝統文化
>
> 中山の必須教科発言の影響
>
> 課題その二
> 20年間で、三分の二削減
> 美術は、最も若い先生がいない
>
> 校内で学びあう機会の減少
> 一人配置
> 地域で学びあう機会も
> 若手は運動部へ配置。
>
> 美術科教員
>
> 三重県
> 講師割 45パーセント
>
> 正規教員不在 岩手沖縄
> 2009
>
> 2014三重県 37パーセント
>
> 教科別に研修
>
> 中学校教員が小学校へという動向も。
>
> 未来への課題
> 学級数減少により、
> 財務省による40人学級
>
> 2040年 子どもの数はさらに減少
>
> ネットワークの必要性
> 公的な研究会を盛り上がる
>
> 評価に対する事例研究
> ▷会員同士で意見交換で研修
>
> 全ての子どもは、学ぶ存在
>
> 声を聴くことから、仲間へ。
>
> 大きな母体と、横とのつながり
私の教職生活は残りわずかになってきましたが、加藤さんや岩佐さん、山口で来春からまた新たな一歩を踏み出すことになった上坂さんなど、若い人たちが今の教育現場で美術教育をしっかりとやり続けていくことが、未来を決めていくのだと思います。危機感を感じ、声を上げ、仲間を求め、大きなうねりにしていきたいと思いますし、その若い人たちの後押しのできる存在でありたいと、心を新たにしました!!
なにかやらなくちゃね!!何にも始まらない!!
2日目の報告に夢中になって、画像を撮り忘れました。それほど熱いレポートの数々でした・・・。
県外から島根へ その2
>
> Q&A事務局の加藤さんから、中学校美術Q&A発足の経緯と、二年間の活動で見えてきた「新しい動向」「現在の課題」「未来への課題」について、真摯でありながらコミカルに、説得力あるお話をいただきました。
>
> まず、
> 加藤さんのQ&Aに至る前の物語は、大学卒業後すぐに中学校の美術教育を担当し、担任として生徒たちと向き合う日々から。
> 教材研究の時間が思ったよりとれない現実に、ふと、このままでは学生時代に培ってきたものもいつか「空っぽ」になってしまうのでは、という一人の若者の率直な気持ちに、とても共感しました。
> しかし、なかなかできないなーと思ったのは、その、行動力。
> 何かを思った加藤さんは潔く決断し、「何か」を求めて退職。Webデザインの技を磨かんと武者修行に出ます。
>
> そんななか、北海道の山崎先生のサイトに出会い、問い合わせ、提案に出かけています。Webデザインをよりよくできますという加藤さんからの申し出に快諾した懐の大きい山崎先生。
>
> 最初は「題材共有サイトの立ち上げ」を構想していたという加藤さん。
> しかし、山崎先生との出会いから、題材共有サイトは、美術教育の方法ばかりが模倣される危険性も伺い、「美術教育の意義」を伝えるネットワークをつくろう!と提案されます。
>
> また、梶岡先生の提案でネーミングされた「Q&A」誕生のやりとりなど、楽しい冒険のような展開。最初は三人で動き始めた様子でしたが、山崎先生の北海道の先生方とのネットワークも懐深く、盛会に第1回目が開催されたのでした。
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> 大学院の学生として加藤さんの研究課題は「Q&A」の活動報告。
> この二年間で見出す美術教育の「新しい動向」「現在の課題」「未来への課題」を伺いました。
>
> 新しい動向 その一
> ☆作品展示への意識に、「作品に生徒のコメント添える」「全員の作品を展示」という動向が。つまり、作品展を見た人も、その生徒たちの「今」を感じられる展示の仕方です。
> その他、『生徒作品集』に「先生の眼差しコメント欄」も掲載されていたり。
> 地域によっては、展覧会作品には「生徒のコメントが必須事項」になっているとのこと。
>
> 発表から、
> 「上手い作品の展示」というより、美術を通して「互いを尊重できる土壌づくり」が成されているかな、というところに、展覧会の見どころがシフトチェンジしようとしているのだと受け取りました。
>
> 「Q&Ain島根」で発表していただいた秋田の田中さん企画の展覧会「美術の授業」展のことも報告していただきました。
>
> 日頃の授業を様子も伝わるように、
> 「生徒の授業風景」や「活動の様子やワークシート」の展示もされています。
>
> 新しい動向 その二
> 研究会の持ち方がカジュアルな方向へ。少子化や授業時数の削減により、美術教師の人数が少ないという現実問題に直面しながら、改めて、「つながることへの関心」が高まっている様子です。
>
> 上手い下手で作品を語るのではなく、クラス全員分の作品を持ち寄り、子どもを語ることから交流をはじめる。
> 実際に、そのような交流会も行われているのですね。
>
> 公的な研究会でも、そのような活動が行われていくといいなと思いました。
> 子どもたちがどんなことを考え、感じているのかを協議し合う場は、キャリア教育の意識ももって、意義あるものとして「小中連携協議会」とか「中高連携協議会」のように設定してもいいのではないか、など思ったり。
>
> 現在の課題 として、
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> 授業時間の削減は、美術教育の意義が浸透していないという現実を反映していると考え、2016年改訂にむけて、改めて、美術教育の意義は
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> 必須として
> 21世紀型学力
> 発達段階
> 伝統文化
>
> 中山の必須教科発言の影響
>
> 課題その二
> 20年間で、三分の二削減
> 美術は、最も若い先生がいない
>
> 校内で学びあう機会の減少
> 一人配置
> 地域で学びあう機会も
> 若手は運動部へ配置。
>
> 美術科教員
>
> 三重県
> 講師割 45パーセント
>
> 正規教員不在 岩手沖縄
> 2009
>
> 2014三重県 37パーセント
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> 教科別に研修
>
> 中学校教員が小学校へという動向も。
>
> 未来への課題
> 学級数減少により、
> 財務省による40人学級
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> 2040年 子どもの数はさらに減少
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> ネットワークの必要性
> 公的な研究会を盛り上がる
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> 評価に対する事例研究
> ▷会員同士で意見交換で研修
>
> 全ての子どもは、学ぶ存在
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> 声を聴くことから、仲間へ。
>
> 大きな母体と、横とのつながり
私の教職生活は残りわずかになってきましたが、加藤さんや岩佐さん、山口で来春からまた新たな一歩を踏み出すことになった上坂さんなど、若い人たちが今の教育現場で美術教育をしっかりとやり続けていくことが、未来を決めていくのだと思います。危機感を感じ、声を上げ、仲間を求め、大きなうねりにしていきたいと思いますし、その若い人たちの後押しのできる存在でありたいと、心を新たにしました!!
なにかやらなくちゃね!!何にも始まらない!!
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