「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

八幡平の秘湯を訪ねて

2005年09月19日 | 小さな旅
 盛岡で冷麺とじゃあじゃあ麺を食べて腹ごしらえ。その後、アスピーテラインのくねくね道を抜けると徐々に気温が下がり、周囲の風景も高い木がなくなってくる。まずは、箱根大涌谷のように山性ガスが噴出す後生掛温泉へ。湯治場の雰囲気が色濃く残るという温泉は体験できなかったが、山と緑に囲まれた火山性ガスの作る風景を誰もいない中のんびりと歩き、初秋を感じた。

 その後、東日本で一番高所にある温泉宿、藤七温泉へ。なんといっても露天風呂から望む夕日と朝日に映える岩手山が最高。視界をさえぎるものは何もない。夜は、岩肌にある湯の噴出し口に掘った湯船から、山奥の静かな空に浮かぶ月を眺めた。言葉を失って雰囲気に浸るのに十分な絶景。

翌日、快晴の八幡平から岩手山を眺めたのも絶景だったが、それ以上に秘湯の風景と雰囲気が心に残った。