「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

川口由一さんの講演会に行った

2005年09月23日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
自然農で有名な川口さんの話を一度ナマで聞きたいと思い、賢治の学校東京での講演会に出かけた。

・自然は、自ずから然らしむる「いのち」の営みが現れているものであり、
 その「いのち」の営みの中で私たちは生かされている。
・「いのち」の理に沿っていれば、過不足なく、終わりも破綻もない。
・自然よりも便利さや安易さを追い求める人間の暮らしは、「いのち」の理
 から乖離しており、それが今日の環境問題や精神の荒廃等を招いた。
・都市生活者ほど自然農に関心を持つのは、自然から離れた反動だろう。
という川口さんの言葉は淡々としているがとても深いものを感じさせる。

経済効率性や野菜の見た目を優先する慣行農法主流の世の中をどう変えて行くのか、という聴衆の声に対し、川口さん曰く。

・世の中や人の考えを変えようとしても、自ら問う姿勢がないと
 人は変わらない。だから、私は人の考えを変えようとは思っていない。
・現実は厳しいが、まずは基本を認識し、自分の人生は自分で決める
 という態度で、「いのち」の理に沿えるよう一歩づつ実践していく。
・一人一人が「いのち」を大事にする、みんながそうすれば、
 人類全体が変わっていく。

さて、私はどのように日々の暮らしの中で自然の理を学び、自分の道を歩もうか。。。