近所のガード脇に公園の表示があったので何かと思って気になってガードの上へ続く階段を上ってみたら...
パリ市を取り囲むように敷かれた鉄道「プチット・サンチュール(=小さなベルトの意味)」の配線跡が遊歩道になっていました。
1970年代まで、アンドレシトロエンの工場があった場所や、食肉工場があった場所(現在はいずれも公園として整備されています。)まで物資を運んでいた貨客鉄道だったようです。
レールのポイントも残っていたり、枕木を重ねたベンチがあったりと、鉄道のノスタルジーをそそります。
市街地の外側に帯状の緑が残っているので、動植物にとっても貴重な緑地となっている、というようなことを書いた看板が立っていたり、意外と散歩する人が多かったりして、しっかり今では市民の憩いの場のようです。
昔の駅のような建物も残っていました。身近なところにこんな散歩コースがあって意外でした。子供たちもレールの上を面白がって歩いたりして、結構1.5km子連れでも歩けそうです。
後で調べてみたら、こちらに、この鉄道廃線跡めぐりの記事がありました。↓
ちなみに、この5月の時期、街路樹の緑も濃くなり、公園では色とりどりの花が咲いています。
4月のような華やかさよりも、色の濃さが目立つようになった気がします。