先日は、越前漆器で有名な鯖江市河和田地区に行きました。道端の標識も漆器をかたどっています。
このあたりは、1500年前から漆器の里として有名で、今でも業務用塗り物製品の8割のシェアを誇るなど、漆器製造が盛んなようです。聞けば、この地域で中世に多く信仰されていた浄土真宗の影響で、家に人が集まってお膳を囲む習慣が盛んで、その影響で漆器生産が盛んになったとか。
また、打刃物や越前和紙も近くで生産されていますが、漆の器から樹脂を取る鎌や、漆を漉すための和紙が必要であることから、これらの伝統工芸はそれぞれ関連していたのではないか、とのことです。
へーと、感心したところでトイレに行くと、トイレの洗面台にもこだわりを感じました。