GWに、我ながら無茶苦茶なハイキングに行ってきました。
友人が、たまには外を歩こうというので低山ハイキングに行くことにしました。
友人の希望は花が綺麗だという西宮市の北山緑化植物園。
西宮北口駅で待ち合わせて甲陽園駅までの電車の中、ちょっと気になっていたので「行き方知ってる?」と聞きました。
友人は私の質問に「だいたい分かる」とのこと。
私は西宮市の甲山周辺は何度も行ってるので地理はだいたい分かるのですが、北山緑化植物園には行ったことがありません。
せいぜいその近くまでです。
というのも、私の出歩く目的はバードウォッチングの場合が多いのです。
そして人間の為に綺麗に整備された植物園には野鳥は少ないからです。
それ以前に、自慢じゃないですけど私は方向音痴です。
どこか行く時は、いつもひたすら一緒に行く人の後についていきます。
一人で行く時は事前によく調べて行きます。
今回も北山緑化植物園のHPを見ていて、今はコロナで開園はしているけれどイベントその他は中止で、園内では食事もしてはいけないことは知ってました。
でも、食事は園の外でもできますから。
行き方は、友人が言いだしたのだから知っているだろうという希望的観測で出掛けました。
それが大きな間違いでした。
友人はうろ覚えだったのです。
普通、駅前にある近辺の地図の看板みたいなものもなし。
友人は駅から左の方向に登って行ったと言うのだけど自信なさそう。
実はそれが正しかったんです。
私はというと、なぜかツマガリのケーキの記憶に脳が支配されてしまいました。
甲陽園に本店がある洋菓子店ツマガリは、知る人ぞ知るお店。⇒ここ
作りたてにこだわるこのお店は、焼き菓子は本店を除けば大阪と神戸のデパートしか売ってないし、生菓子は本店でしか買えません。
私は過去に、北山辺りを歩いて甲陽園の駅まで降りてくる時に、何度かツマガリ本店の2階の喫茶店でケーキと珈琲をいただいた記憶があったのです。
いつも誰かと一緒でした。
とすると駅を出て右側のツマガリの方向に歩けばよいと単純に考えました。
それで、いつも行列のできているツマガリの前を通って行ったのですが、自分でもおかしいと気が付きました。
私の記憶では、北山からは急傾斜の住宅街の中を下って甲陽園駅についてました。
右というのは東になるのですが、北西に行かないと地理的に北山緑化植物園には行きつけない筈だったのです。
でもどこから北西に進めば良いのか分かりません。
正直、今でもあの辺りの地理は分かりません。
地図を見たって緑色に塗りつぶされているからです。
スマホは持っていましたが使い方が良く分からないし、そもそも日の光で画面が光って見えませんでした。
これは人に聞くしかないということになり、聞いたところ、やはりその道は甲山方面に行く大師道だったのです。
その道を通って北山緑化植物園に行くのは大変な遠回りだということでした。
そこで予定変更。
北山緑化植物園はやめて、そこから近い甲山森林公園に行こうということになりました。
で、てくてくと歩いてると、友人がいません。
立ち止まって後ろを見ると遠くに友人がついてきていました。
聞けば坂道が辛いとのこと。
私は決して速足で歩いていたわけではないのです。
友人はハイキングなんて土台無理だったのです。
こういう書き方は友人に悪いのですが、ヨボヨボのお婆さんと歩いている感じ。
友人自身もショックを受けていて「こんなに歩けないなんて思わなかった」としきりに言っていました。
友人は私より10歳くらい年上なのですが、いわゆるコロナフレイル状態だったみたいです。
その日、仮に甲陽園の駅から正しく左の道を行ったとしても、たぶん北山緑化植物園には行き着けなかったと思います。
左の道を通っても北山緑化植物園には登り道を歩いて40分かかるからです。
じゃあバスに乗ろうということになりました。
バスに乗ったらハイキングにならないし、甲山森林公園の入り口駅までバスで一駅なのですが・・・。
幸いバスの待ち時間は大したことありませんでした。
同じようにバス待ちしているシニア男性に「どこに行かれるのですか」と聞きました。
(私も関西のおばちゃんの端くれなので誰とでも話をする)
すると駅の方という答え。
私は『えっ?』と思いましたが、駅は駅でも阪神の西宮駅だったのです。
バスは北山をぐるっと回って阪神の西宮駅まで行くのでした。
その人は地元の住人だそうで「この辺りは西宮のチベットと言われている」などという話をしました。
確かに、私の記憶でも急な傾斜地に立派な住宅が立ち並んでいて、山岳地帯の高級住宅街のような趣。
自然環境は申し分なくても、齢をとったら住みたくない街です。
というわけでやっと甲山森林公園に着きました。
いい時間になっていたのでお弁当を食べ、その辺りを散策。
みくるま池です。

池の中には色鮮やかな鯉。

辺りの森はまさに5月のそれ。

木陰に入るとツツジが咲いていました。

木陰の道。

友人は山道も登り道も、もう歩きたくないようで、では阪急の仁川駅まで下りの道をゆっくり歩いて帰ろうということになりました。
これが大きな間違いでした。
甲山森林公園を出て、仁川に向かって歩き出したのですが、仁川の街に降りるには、どこかで何度か階段を使わざるを得なかったのです。
ところが友人は階段を降りるのが恐いと言いだしたのです。
『ええっー?!!』 って感じでしたが仕方ないです。
スロープの道を探しましたが、人に聞いてもそんなものはありません。
訳の分からない道を闇雲に歩いてもらちが明かないので、階段の手すりをしっかり持ってゆっくり降りようと説得。
友人も仕方なく階段で降りました。
というわけで、やっと仁川の街へ。
人の家の薔薇の垣根。

立派に咲かせている薔薇の花。

仁川の川沿い、やっと風見鶏の家が見えました。

風見鶏は二つあります。

仁川の駅に着いて無事に帰ったと言いたいところですが、もう一波乱。
私の当初の心づもりでは北山緑化植物園に行ってその後は甲陽園の駅まで戻り、ツマガリでケーキを食べる筈、でした。
ですが甲陽園と異なり、仁川周辺は洒落たお店もなく、西宮北口でお茶して帰ろうということになりました。
西宮北口駅構内にはタリーズコーヒーがあります。
でも店の中はコロナにかかっていてもおかしくないような若い人達で一杯。
『この店はヤバい』と、店の前で棒立ちになっている私を尻目に、友人はさっさと席を確保。
なんでこんな時だけ動作が素早いんや⇐私の心の声
仕方なく私も入り、ストローでホットコーヒーを飲みました。
が、それだけでは終わらず、マスクをしていない外人の男性が入ってきたのです。
私は内心『ギャー』状態。
その外人、日本人の女性(たぶん)連れでしたが、その女性も店の人もマスクするように注意するでもなく、女性とお喋りを始めました。
あの時、感染したなら、もうそろそろ発症しそうな時期です。
あの日の教訓は、ハイキングはハイキングできる人と一緒に行かないといけないこと。
それとコロナフレイルには気をつけましょう、です。
友人が、たまには外を歩こうというので低山ハイキングに行くことにしました。
友人の希望は花が綺麗だという西宮市の北山緑化植物園。
西宮北口駅で待ち合わせて甲陽園駅までの電車の中、ちょっと気になっていたので「行き方知ってる?」と聞きました。
友人は私の質問に「だいたい分かる」とのこと。
私は西宮市の甲山周辺は何度も行ってるので地理はだいたい分かるのですが、北山緑化植物園には行ったことがありません。
せいぜいその近くまでです。
というのも、私の出歩く目的はバードウォッチングの場合が多いのです。
そして人間の為に綺麗に整備された植物園には野鳥は少ないからです。
それ以前に、自慢じゃないですけど私は方向音痴です。
どこか行く時は、いつもひたすら一緒に行く人の後についていきます。
一人で行く時は事前によく調べて行きます。
今回も北山緑化植物園のHPを見ていて、今はコロナで開園はしているけれどイベントその他は中止で、園内では食事もしてはいけないことは知ってました。
でも、食事は園の外でもできますから。
行き方は、友人が言いだしたのだから知っているだろうという希望的観測で出掛けました。
それが大きな間違いでした。
友人はうろ覚えだったのです。
普通、駅前にある近辺の地図の看板みたいなものもなし。
友人は駅から左の方向に登って行ったと言うのだけど自信なさそう。
実はそれが正しかったんです。
私はというと、なぜかツマガリのケーキの記憶に脳が支配されてしまいました。
甲陽園に本店がある洋菓子店ツマガリは、知る人ぞ知るお店。⇒ここ
作りたてにこだわるこのお店は、焼き菓子は本店を除けば大阪と神戸のデパートしか売ってないし、生菓子は本店でしか買えません。
私は過去に、北山辺りを歩いて甲陽園の駅まで降りてくる時に、何度かツマガリ本店の2階の喫茶店でケーキと珈琲をいただいた記憶があったのです。
いつも誰かと一緒でした。
とすると駅を出て右側のツマガリの方向に歩けばよいと単純に考えました。
それで、いつも行列のできているツマガリの前を通って行ったのですが、自分でもおかしいと気が付きました。
私の記憶では、北山からは急傾斜の住宅街の中を下って甲陽園駅についてました。
右というのは東になるのですが、北西に行かないと地理的に北山緑化植物園には行きつけない筈だったのです。
でもどこから北西に進めば良いのか分かりません。
正直、今でもあの辺りの地理は分かりません。
地図を見たって緑色に塗りつぶされているからです。
スマホは持っていましたが使い方が良く分からないし、そもそも日の光で画面が光って見えませんでした。
これは人に聞くしかないということになり、聞いたところ、やはりその道は甲山方面に行く大師道だったのです。
その道を通って北山緑化植物園に行くのは大変な遠回りだということでした。
そこで予定変更。
北山緑化植物園はやめて、そこから近い甲山森林公園に行こうということになりました。
で、てくてくと歩いてると、友人がいません。
立ち止まって後ろを見ると遠くに友人がついてきていました。
聞けば坂道が辛いとのこと。
私は決して速足で歩いていたわけではないのです。
友人はハイキングなんて土台無理だったのです。
こういう書き方は友人に悪いのですが、ヨボヨボのお婆さんと歩いている感じ。
友人自身もショックを受けていて「こんなに歩けないなんて思わなかった」としきりに言っていました。
友人は私より10歳くらい年上なのですが、いわゆるコロナフレイル状態だったみたいです。
その日、仮に甲陽園の駅から正しく左の道を行ったとしても、たぶん北山緑化植物園には行き着けなかったと思います。
左の道を通っても北山緑化植物園には登り道を歩いて40分かかるからです。
じゃあバスに乗ろうということになりました。
バスに乗ったらハイキングにならないし、甲山森林公園の入り口駅までバスで一駅なのですが・・・。
幸いバスの待ち時間は大したことありませんでした。
同じようにバス待ちしているシニア男性に「どこに行かれるのですか」と聞きました。
(私も関西のおばちゃんの端くれなので誰とでも話をする)
すると駅の方という答え。
私は『えっ?』と思いましたが、駅は駅でも阪神の西宮駅だったのです。
バスは北山をぐるっと回って阪神の西宮駅まで行くのでした。
その人は地元の住人だそうで「この辺りは西宮のチベットと言われている」などという話をしました。
確かに、私の記憶でも急な傾斜地に立派な住宅が立ち並んでいて、山岳地帯の高級住宅街のような趣。
自然環境は申し分なくても、齢をとったら住みたくない街です。
というわけでやっと甲山森林公園に着きました。
いい時間になっていたのでお弁当を食べ、その辺りを散策。
みくるま池です。

池の中には色鮮やかな鯉。

辺りの森はまさに5月のそれ。

木陰に入るとツツジが咲いていました。

木陰の道。

友人は山道も登り道も、もう歩きたくないようで、では阪急の仁川駅まで下りの道をゆっくり歩いて帰ろうということになりました。
これが大きな間違いでした。
甲山森林公園を出て、仁川に向かって歩き出したのですが、仁川の街に降りるには、どこかで何度か階段を使わざるを得なかったのです。
ところが友人は階段を降りるのが恐いと言いだしたのです。
『ええっー?!!』 って感じでしたが仕方ないです。
スロープの道を探しましたが、人に聞いてもそんなものはありません。
訳の分からない道を闇雲に歩いてもらちが明かないので、階段の手すりをしっかり持ってゆっくり降りようと説得。
友人も仕方なく階段で降りました。
というわけで、やっと仁川の街へ。
人の家の薔薇の垣根。

立派に咲かせている薔薇の花。

仁川の川沿い、やっと風見鶏の家が見えました。

風見鶏は二つあります。

仁川の駅に着いて無事に帰ったと言いたいところですが、もう一波乱。
私の当初の心づもりでは北山緑化植物園に行ってその後は甲陽園の駅まで戻り、ツマガリでケーキを食べる筈、でした。
ですが甲陽園と異なり、仁川周辺は洒落たお店もなく、西宮北口でお茶して帰ろうということになりました。
西宮北口駅構内にはタリーズコーヒーがあります。
でも店の中はコロナにかかっていてもおかしくないような若い人達で一杯。
『この店はヤバい』と、店の前で棒立ちになっている私を尻目に、友人はさっさと席を確保。
なんでこんな時だけ動作が素早いんや⇐私の心の声
仕方なく私も入り、ストローでホットコーヒーを飲みました。
が、それだけでは終わらず、マスクをしていない外人の男性が入ってきたのです。
私は内心『ギャー』状態。
その外人、日本人の女性(たぶん)連れでしたが、その女性も店の人もマスクするように注意するでもなく、女性とお喋りを始めました。
あの時、感染したなら、もうそろそろ発症しそうな時期です。
あの日の教訓は、ハイキングはハイキングできる人と一緒に行かないといけないこと。
それとコロナフレイルには気をつけましょう、です。
あの辺りは 緩い坂ですものね
最後のタリーズコーヒーは、お気の毒です
わたしも、他人様について行く輩ですが、
みどりさんのバディのような 人は 居ませんでした
甲山は 登ったことが ありました
今日 地図を見直して 結構歩いたんだと 知りました
黄色い薔薇に癒されます
西宮のチベット(笑)
坂の多い町は高齢になると辛いですね。
あと、道路から階段を上った先に玄関があるような家。
足腰が鍛えられていいけど、不自由になった時には困ります。
ご友人、あまりウォーキングなどされないのでしょうか。
だいたい自分の歩ける距離、時間などはわかってそうなものですけど。
これに懲りて、今後は頑張って運動されるかも。
せっかく空いてる店を選んでも、
あとからそういう人が入ってきたら、そそくさと出るしかないですね。
人の話だし無事帰ってこられたのだから笑って読めますけど、あたしだったらこの人とは途中で喧嘩しちゃってたかもです。
コロナフレイル、わかる気がします。去年の今頃のあたしは、暑熱順応も含めて意図的の散歩を始めて、あまりに体力が落ちていると気付いて愕然としたのでした。
カフェはホント怖いです。若者もそうですが、携帯の機種変更して同年代の人に教えてもらっているおばさま二人組、マスクもせず大声で顔を近づけて「これどうするの〜」「こうやるのよ〜」。ゾッとしました。
うちの近所も坂が多く、我が家は下町にあるのでセーフですが、お屋敷はチベットにあります(笑)
実は行く前にあの辺りの地図をプリントアウトしようかとも考えたのですが、友人がいるしと思ってしなかったのです。
甲山から仁川沿いに駅まで距離はあります。
でも平坦な道で特にしんどくはないのです。
いつかリベンジもしたいです。
今度は一人で行きたいです。
ただ最近は、以前はたくさんあったウォーキングイベントがコロナで軒並み中止で1年以上行ってないみたいです。
それだけでなく、いつも行っていた場所もコロナで行けなくなって、結局、気が付かないうちにフレイルになっていたようです。
本人が一番ショックを受けていました。
元に戻るかしら、なんて心配もしていました。
私には、友人よりもっと体を動かしていなかった私がフレイルになっていなかったのが不思議です。
それをやったら年寄りイジメになってしまいます。
本人、ワガママで歩けないと言っているのではなく、ホントに歩けない状況だったのです。
ヨボヨボのお婆さんを「遅い!!」って、𠮟りつけられないでしょ。
友人の“老い”を目の当たりにして、私もショックでした。
東京にもチベットがあるんですね。
山岳地帯に邸宅構えて、お金持ちってもの好きです。
身につまされるお話でした。
昨夏の大学病院への通院時に駅からの上り坂が辛かったのを思い出しました。
今年はもっとやばいかも(^^)スクワットだけでは歩くには不足だと知りました。
やっぱり体幹を鍛えないとあきませんね。
スマホでGoogleマップを使うと、現在地を認識してくれているのでラクチンですよ。
飲み会の場所がわからないときによく利用しました。
フレイル、とにかく歩くことなんでしょうか。
それもダラダラ歩きではなく速足。
私も気をつけないといけないです。
グーグルマップで現在地は出たんですが目的地への行き方が分からなかったのです。
目的地を入れて経路を出さないといけなかったみたい。