CubとSRと

ただの日記

世界中が欺瞞だらけ。とくに酷いのが国連。

2025年02月22日 | 日々の暮らし
  書評 BOOKREVIEW 
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 同性婚、政治資金規正法など間違った議論を斬って斬って斬りまくる
  日本を舐めている習近平を国賓招聘だと? ふざけるな
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 橋本琴絵『われ、目覚めよ!』(ワック)
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 世界中が欺瞞だらけ。とくに酷いのが国連。アメリカも昨日まで国を挙げて汚染されていた。コロナウィルスではない。オバマ政権からこのかた、左翼ウィルスという、もっとタチの悪いやつだ。トランプは、この病原体(DEI、トランスジェンダー、不法移民等)に真っ正面からの戦いを挑んでいる。
 しかし日本はもっとタチの悪いウィルスに洗脳されたまま、国会は学芸会だし、野党はバカ揃いだが、連立与党のなかは、率直に言ってもっと汚染された政治家がいる。本書は名前を挙げる。小泉進次郎とか河野太郎とか。
 ジェンダーは男と女しかいないとトランプは常識を言った。あ、そうだった。アメリカの多くが正気に戻った。
 日本は神話の時代から男と女、伊弉諾と伊弉冉は、男のほうから求めて多くの子をなした。
聖書でもアダムとイブしかいない。

 「野蛮な国々」が同性婚容認をすすめ、政治イデオロギー闘争として、窮極の狙いは国家破壊である。
日本と違う文化的差違がある。
日本は昔から同性愛には寛大だった。ほかの国では同性愛者を死刑にしてきた。選別的夫婦別姓も同性婚も、スパイ防止法のある国で成立しているが、スパイ防止法のない国では、いずれ国家が破壊される。
いまなお同性愛を敵視する国がある。
つい先日、イマーム(指導者)として同性愛を明らかにしたムフシン・ヘンドリックスは2月15日に、南アフリカで射殺された。イスラム教は同性愛を禁止しており、その指導者が同性愛者という事実をみとめるわけにはいかないのだ。運転手は無事だった。レズビアン同士の結婚式を執り行った直後に襲撃された。日本にはこのような非寛容はない。
さるにても日本の政治の貧困、貧血。「裏金」とかのみみっちい問題を大スキャンダルのように報じて、常識的な政治家を攻撃するが、中国系にパーティ券を買って貰っている方が、タチが悪くないのか? 
つまり彼らは国を売っているのである。ニューヨークタイムズに拠れば最近の米国に於ける流行語はABC(ANYTHING BUT CHINA)だとか。1980年の流行語ABCは「カーター以外なら誰でも」という意味だったが。。。
 さて著者はいう。
 『政治資金不記載なんて実はカスみたいな問題で、一番ヤバイのはパーティ券じゃ。北朝鮮が国家として日本の国会議員の政治資金パーティ券を購入し、議員に要望を出しても合法」という無政府状態が日本である。
左翼メディアはこの重大なポイントはぼかし、些末な「不記載」だけを問題とするのも日本を立ち直らせようとするまっとうな政治家が「かれらの敵」だからだ。 
 日米が『同盟』というのは笑わせる。『同盟』というのはお互いに血の犠牲を厭わず、一心同体で闘うことを意味するわけだから「『日米同盟』の深化」などと気安く言うのはことばを弄んでいる。
 著者はわかりやすく説明する。
 トモダチが虐められている。(A)かならず助太刀し、相手をぶん殴る(B)気分が乗ったらぶん殴る(C)ぶん殴ることはしないがトモダチに武器を貸してやる。
 (A)はNATOである、と著者はいう。「条約加盟国が攻撃されたら自動で戦争に参加する」からだ。曾ての日英同盟がそうだった。ロシアの要請の基づき一万名の軍を派遣した北朝鮮とて、ロシアとは血の同盟である。
 (B)は、いまの日米安保条約だ。だから歴代首相が『同盟の進化』とのたまう場合はアメリカが攻撃されたら日本軍もすぐに駆けつけなければならないのだ。この対等条件がない限り、米軍の日本防衛という約束は「気分次第」ということである。
(C)日独伊三国協定がそうだった。いまのウクライナへ直接の戦闘には参加しないが、武器供与で支援する欧米の姿勢がそうだろう(ただし、志願兵という形でウクライナの舞台裏で黙々と闘っている事実上の欧米兵がいる。特殊部隊の教官、コンピュータ技師、武器のエキスパートである)。
 日本が安保議論をするときに概念的な美辞麗句を列ねる癖があるが、アジア版NATOなど、本気で言っているのか、このおっさん、ということになる。本書の文体は女番長風である。
 中国の日本侵略はメディアを駆使し、親中派政治家をあごで使い、しずかながらも巧妙に開始されている。
「多くの人は、侵略戦争は銃弾によって始まると思っているかもしれんが、実は違う。侵略戦争は、メディアから始まる。虚偽情報を流して洗脳から始まる。」(149p)
 日本を舐めている習近平を国賓招聘だと? ふざけるな!
 著者の橋本さんは女傑というべきだろうか。本書の『あとがき』に拠れば、六人目の子供を来月出産にひかえながら、筆の戦いを続けている。
               □◎□▽◎


 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和七年(2025年)2月21日(金曜日)弐
       通巻第8663号 より
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