HAPPY NEW YEAR ❗ 謹賀新年
"I wish that your 2023. becomes a good year. And wish that all people on this Earth can live happily and peacefully."
ブロガーのみなさん、2023年・令和五年、新年明けましておめでとうございます。
本年も変わらず、どうぞよろしくお願いいたします。そして世界中の人々にとって新年が平和で明るい年となりますようお祈りいたします。
元日から1夜明けました。昔から「一年の計は元旦にあり」と言われますが、みなさんは昨日どんな元日を過ごされましたか。僕は、ここ数十年、毎年することが決まっています。
美術家などというフリーの身、定年もなく、盆も正月も休みはないような日々をずっと続けて来ましたが、元日だけは特別に自宅でユッタリと過ごすことにしています。昨年の反省や今年1年の制作の計画に思いを向けながらも焦らず力まずに1日を送るようにしているのです。初詣も成田山や明治神宮等といった多くの人がゴッタ返す場所は避け、ごく近所の小さな小さな2つの寺院と2つの神社にウォーキングと合わせ、お参りして巡るようにしています。
数年前から自身を鼓舞する意味で今年の抱負を紙の札に書いて壁に貼るということを始めました。では、お恥ずかしいですが、その中から1枚だけ。
「情熱と集中力を絶やさない」
です。
ご多分に漏れず、年齢を重ねるにつれ美術家としての体力低下を感じる年齢になって来ました。作品制作に欠かせない2つの大切なことを1つの抱負として書きました。
さぁ、今日からが僕にとっての新年仕事始めです。十二支の今年の干支のウサギのようにピョ〜ンと跳躍する年にしたいです 😀 。 どうか、ブロガーの皆さんが平穏な御正月を過ごされ、実りの多い年となりますように。
※画像は昨年暮れの成田山新勝寺「納めの不動」に参列した時に撮影したもの。
ブロガーののみなさん、2022年・令和四年、1年間僕の投稿にお付き合いいただき、ありがとうございました。
"Thank you to all my Blog Friends all over the world for this year."
日本の友人たちはそろそろ年越しとお正月の準備が整った頃でしょうか?
カウント・ダウンにはまだ少し時間が早いですが、世界中のFacebook友達のみなさん、2022年・令和四年、1年間、僕の画像投稿にお付き合いいただきありがとうございました。たいへん感謝しております。
今年、1年間は世界的にもなかなか厳しい年になりました。収束のようすが見られず長引くパンデミック、2月に突然始まったウクライナでの愚かで残虐な戦争も長引き集結する時期は見えていません。
これらによる世界中の経済活動や人々の生活への影響は多大なものとなっています。
でも、今日は多くを語りますまい。
2023年・令和五年の新しい年が、どうか世界中の人々に平和が訪れ、平穏で幸多い1年となりますよう切に願い祈っております。
みなさん、良い新年をお迎えください (^_^)。
※この投稿は昨夜、大晦日に投稿しようと思っていましたが年明けとなってしまいました。画像は上が工房近くの千葉県・西印旛沼の日の入り風景。
"Thank you to all my Blog Friends all over the world for this year."
日本の友人たちはそろそろ年越しとお正月の準備が整った頃でしょうか?
カウント・ダウンにはまだ少し時間が早いですが、世界中のFacebook友達のみなさん、2022年・令和四年、1年間、僕の画像投稿にお付き合いいただきありがとうございました。たいへん感謝しております。
今年、1年間は世界的にもなかなか厳しい年になりました。収束のようすが見られず長引くパンデミック、2月に突然始まったウクライナでの愚かで残虐な戦争も長引き集結する時期は見えていません。
これらによる世界中の経済活動や人々の生活への影響は多大なものとなっています。
でも、今日は多くを語りますまい。
2023年・令和五年の新しい年が、どうか世界中の人々に平和が訪れ、平穏で幸多い1年となりますよう切に願い祈っております。
みなさん、良い新年をお迎えください (^_^)。
※この投稿は昨夜、大晦日に投稿しようと思っていましたが年明けとなってしまいました。画像は上が工房近くの千葉県・西印旛沼の日の入り風景。
10/27から二か月間にわたり開催していた僕の野鳥版画個展『日本の野鳥 in 駿河台 2022』が昨日をもって盛会の中、無事終了いたしました。
年末の御多忙の時期、コロナ渦の中、感染者数が増加する東京でご来場、ご高覧いただいた多くの方々、版画作品をご購入していただいた方々、関連イベントのギャラリー・トークにライヴでZOOMでご参加いただいた方々、そして展覧会企画を進めてくださった三井住友海上火災保険「ECOM駿河台」のスタッフのみなさん、たいへん感謝しております。ありがとうございました。
僕にとってもコロナ渦生活に入ってから、始めての版画個展でしたが、とても実りや手応えの多い個展となりました。
長い期間個展を開催していると様々な出来事もありました。思いがけないアートの世界の大先輩からの、この野鳥版画シリーズへの叱咤激励のお言葉や自然環境問題に取り組む大企業からのアート・プロジェクトへの参加依頼、良いことばかりではなく偶然にもこの期間に大切な友人や長くお世話になった方の他界の知らせもありました…。
まだ漠然とではありますが、これらのことを踏まえ、自分自身にとって精神的な意味でも「脱コロナ」の第1歩として行きたいと思っています。
次回の野鳥版画個展は来秋の横浜となります。大きな会場となるため60点以上の展示を計画しております。また会期が近づきましたらご案内していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
年末の御多忙の時期、コロナ渦の中、感染者数が増加する東京でご来場、ご高覧いただいた多くの方々、版画作品をご購入していただいた方々、関連イベントのギャラリー・トークにライヴでZOOMでご参加いただいた方々、そして展覧会企画を進めてくださった三井住友海上火災保険「ECOM駿河台」のスタッフのみなさん、たいへん感謝しております。ありがとうございました。
僕にとってもコロナ渦生活に入ってから、始めての版画個展でしたが、とても実りや手応えの多い個展となりました。
長い期間個展を開催していると様々な出来事もありました。思いがけないアートの世界の大先輩からの、この野鳥版画シリーズへの叱咤激励のお言葉や自然環境問題に取り組む大企業からのアート・プロジェクトへの参加依頼、良いことばかりではなく偶然にもこの期間に大切な友人や長くお世話になった方の他界の知らせもありました…。
まだ漠然とではありますが、これらのことを踏まえ、自分自身にとって精神的な意味でも「脱コロナ」の第1歩として行きたいと思っています。
次回の野鳥版画個展は来秋の横浜となります。大きな会場となるため60点以上の展示を計画しております。また会期が近づきましたらご案内していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ブロガーのみなさん、お久しぶりです。今年の5月から実に7か月ぶりの新規投稿となります。今年はリアクション率の高いfacebookやInstagramなどSNSの画像投稿を集中的に行ってきていて、ブログはほぼお休み状態となっていました。
今回はブログ久々復帰第1弾として現在開催中の新作版画個展のご紹介…というよりもご報告ということになります。
以下、明日まで展覧会を開催しています。
・展覧会名:長島充 野鳥版画展『日本の野鳥 in 駿河台 2022』- 雁類の木版画作品を中心に -
・会期:2022年 10月27日(木) ~ 12月27日(火) 開館時間:平日 12:00 ~ 18:00※土日祝は休館
・会場:ECOM駿河台2階ギャラリー
・内容:2021年にネクスコ東北と雁の里親友の会の協力で製作した『雁類カレンダー2021』の原画となった雁類木版画作品を中心に、これまで雁と同じカモ科の鳥類を制作した版画作品約20点を展示。
・入場料:無料
・関連イベント:ギャラリートーク『版画家と野鳥保護活動家が語る雁ものがたり』2022年11月11日に同ギャラリーで開催されました。宮城県の雁類保護活動を続ける池内俊雄氏と長島による雁への想いを語り合ったトーークイベントでインタビュー形式により、リアル参加とZOOM参加のハイブリッド形式で開催しました。終了しています。
2か月間の展示というロングランの個展となりましたが、今日、明日で終了となります。コロナ渦、年末、平日のみの開催というリスクがあったにも関わらず、ここまで多くの方々にご来場いただきご好評いただいております。まだご来場いただいていない方々で、アート好き、版画好き、自然好き、野鳥好きの方々、この機会に是非ご来場ください。どうぞよろしくお願いいたします。
今回はブログ久々復帰第1弾として現在開催中の新作版画個展のご紹介…というよりもご報告ということになります。
以下、明日まで展覧会を開催しています。
・展覧会名:長島充 野鳥版画展『日本の野鳥 in 駿河台 2022』- 雁類の木版画作品を中心に -
・会期:2022年 10月27日(木) ~ 12月27日(火) 開館時間:平日 12:00 ~ 18:00※土日祝は休館
・会場:ECOM駿河台2階ギャラリー
・内容:2021年にネクスコ東北と雁の里親友の会の協力で製作した『雁類カレンダー2021』の原画となった雁類木版画作品を中心に、これまで雁と同じカモ科の鳥類を制作した版画作品約20点を展示。
・入場料:無料
・関連イベント:ギャラリートーク『版画家と野鳥保護活動家が語る雁ものがたり』2022年11月11日に同ギャラリーで開催されました。宮城県の雁類保護活動を続ける池内俊雄氏と長島による雁への想いを語り合ったトーークイベントでインタビュー形式により、リアル参加とZOOM参加のハイブリッド形式で開催しました。終了しています。
2か月間の展示というロングランの個展となりましたが、今日、明日で終了となります。コロナ渦、年末、平日のみの開催というリスクがあったにも関わらず、ここまで多くの方々にご来場いただきご好評いただいております。まだご来場いただいていない方々で、アート好き、版画好き、自然好き、野鳥好きの方々、この機会に是非ご来場ください。どうぞよろしくお願いいたします。
今年も4/20より東京の美術専門学校、A美術学院で担当しているリモート授業が始まっている。実は今年こそ対面によるリアルでの授業が再開できると思っていたのだが…長引くコロナ禍の影響下での3年目のリモート授業と言うことになってしまった。
担当する実技実習は例年通り前半期は1年生の描写表現を重視した『変容・Metamorphosis』というテーマの実習である。「変容」とは西洋の15世紀マニエリスムの頃から美術の中で延々と繰り返されてきた表現である。
その現代的な応用はアニメやゲームの世界にも多くを見出すことが出来る。今日のアーティストやデザイナーを目指す若い学生たちにも違和感なくダイレクトに理解することができるテーマだと思っている。
テキストとしては、例年通り、15世紀マニエリスムの画家で今日では「変容」表現の代名詞ともなっている、ジョゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo 1527-1593)の絵画作品の画集からの画像を用い変容表現の参考としている。
実際の内容としては人間と動物、人間と植物、動物や鳥類、魚類、昆虫類、植物等自然物を資料を基にいくつか選択し、置き換えたり、組み合わせたりしながら「変容された新たな生物」を創造し、描写していくのである。
リモート授業は最初の年は混乱し、不安になったものだが、さすがに3年目に入ったことで学校側、指導する僕ら講師側の方は大分慣れて来た。 ただ、毎年新入生をノーパソの画面上で見て来て「こんな時期に学生生活が始まって、本当にたいへんだなぁ…」と思うのである。
毎年、この状況下の授業で学生たちに伝える言葉がある。 それは「このコロナ禍をネガティヴに捉えない、自分たちだけが苦境にいるわけではなく世界中がこの状況下にある。そしてこの特別な体験の中でしかできないことをポジティヴに考えて行こう」ということである。
パソコンの画面上だが明るく元気な若いアーティスト志望、デザイナー志望の学生たちの笑顔にはこちらが救われ、元気づけられている。これから7月迄、どんな変容表現による力作の絵画作品が生み出されて行くのか、今からワクワクと楽しみにしている。
担当する実技実習は例年通り前半期は1年生の描写表現を重視した『変容・Metamorphosis』というテーマの実習である。「変容」とは西洋の15世紀マニエリスムの頃から美術の中で延々と繰り返されてきた表現である。
その現代的な応用はアニメやゲームの世界にも多くを見出すことが出来る。今日のアーティストやデザイナーを目指す若い学生たちにも違和感なくダイレクトに理解することができるテーマだと思っている。
テキストとしては、例年通り、15世紀マニエリスムの画家で今日では「変容」表現の代名詞ともなっている、ジョゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo 1527-1593)の絵画作品の画集からの画像を用い変容表現の参考としている。
実際の内容としては人間と動物、人間と植物、動物や鳥類、魚類、昆虫類、植物等自然物を資料を基にいくつか選択し、置き換えたり、組み合わせたりしながら「変容された新たな生物」を創造し、描写していくのである。
リモート授業は最初の年は混乱し、不安になったものだが、さすがに3年目に入ったことで学校側、指導する僕ら講師側の方は大分慣れて来た。 ただ、毎年新入生をノーパソの画面上で見て来て「こんな時期に学生生活が始まって、本当にたいへんだなぁ…」と思うのである。
毎年、この状況下の授業で学生たちに伝える言葉がある。 それは「このコロナ禍をネガティヴに捉えない、自分たちだけが苦境にいるわけではなく世界中がこの状況下にある。そしてこの特別な体験の中でしかできないことをポジティヴに考えて行こう」ということである。
パソコンの画面上だが明るく元気な若いアーティスト志望、デザイナー志望の学生たちの笑顔にはこちらが救われ、元気づけられている。これから7月迄、どんな変容表現による力作の絵画作品が生み出されて行くのか、今からワクワクと楽しみにしている。
●訃報 Obituary
柳生 博氏(1937-2022)/Hiroshi YAGYU 俳優、司会者、作庭家、日本野鳥の会名誉会長 Japanese Acter, Honorary Chairman of the Wild Birds Society of Japan.
4/16(土)、俳優、司会者、作庭家で我等が日本野鳥の会名誉会長の柳生博氏が老衰のため85歳で他界された。21日から、山梨県北斗市にある氏の運営する公共刷設・ギャラリー・レストランの「八ヶ岳倶楽部」の公式ホーム・ページで発表されてからTVニュースやSNSでの投稿が多く上がっていた。
僕が会長(生前こう呼んでいた)と出会ったのは晩年、日本野鳥の会会長の頃だった。知人である野鳥の会の役員の方に会員で野鳥を彫る版画家として紹介していただき都内目黒区にある本部で引き合わせていただいたのがきっかけだった。
最初に交わした言葉をよく覚えている。会議室で紹介され力強い握手をされてから、いきなり会長が「ところで版画っていったい何だ!?」と真顔で詰め寄るように尋ねられ、僕がとっさに「文化です!!」と答えると「そうか版画って文化なんだなぁ!!」と繰り返されて、いたく感心されていた好奇心に溢れる顏を鮮明に覚えている。
その後、会合や取材、野鳥の会関係の飲み会で何度かご一緒し、「一度、八ヶ岳にいらっしゃい!」と誘っていただいたので6年前に会いに泊りがけで行ったのが今回の画像である。
とにかくお酒大好き、人大好き、自然大好きな方だった。この日も八ヶ岳倶楽部のレストランでランチを済ませると奥の院から出て来られ「版画の先生(会長は僕のことをこう呼んでいた)、今日は時間はイイんだろう?」、「じゃ、俺と飲もう!」と言って昼過ぎからビールで始まり、途中から会長の大好きな赤ワインが登場するともうあとは延々である…。
また会長の話は面白い! さすがは「ナイス・ミドル」と呼ばれた人気俳優だけに語り口調が魅力的でグイグイとその世界に引きずり込まれていった。 八ヶ岳の野鳥のこと、コウノトリの保護活動のこと、野鳥を取り巻く人々との出会いのこと、若い頃のこと、本当は役者ではなく画家になりたかったこと、俳優や芸能界の裏話…キリがなく続いたが、途中、飽きると言うことなどなく、気が付けば深夜0時を過ぎていた。約10時間も飲み続け、話し続けたことになる…さすがにこちらももうワイン浸けでヘレヘレ状態。
タクシーを呼んでもらって宿のべッドに転がり込んだのは翌日の早朝近くになっていた。
この日の飲み会で印象に残っている言葉はたくさんあるが、「俺は今、ネット社会になって衰退しているテレビ文化を再興したいと思っているんだよ…つまりそれは昔のようにテレビを家族で囲んで団欒することができるような番組が制作したくて、NHKのスタッフと企画を練っているんだ」と言うテレビ人としての言葉と…別れ際に何故か戦争中の話になり、茨城県の霞ケ浦がご実家だった会長が少年時代、近所に海軍の航空隊があった関係から訓練中の若い特攻隊員が出入りしていて良く可愛がってもらったのだと言う…そして全員が笑顔で挨拶してから九州の特攻基地はと向かって行ったのだと言うこと。この話をされながら会長はその場で嗚咽、号泣してしまった。
そして「なぁ、版画の先生よぉ、こういう俺みたいな野鳥の会の会長がいたってイイだろう!」とグシャグシャな泣き顔で仰られたのが強く印象に残っている。それはまるで俳優、柳生 博が演じる主役とドラマの中で出会っているような飲み会だった。
「もう一度会長とサシでとことん飲んで語り合いたいなぁ…」と思い始めた頃、コロナ禍となってしまい叶わず…会話に中で「気に入ったならば一度、八ヶ岳倶楽部で野鳥の版画の個展をすればイイ」と言ってくれたことも叶わず、叶わず仕舞いで悔やまれることばかり。
今頃はあちらの世界で野鳥たちに囲まれて笑顔で楽しくしているんだろうか? それとも大好きな赤ワインをしこたま飲んでいるんだろうか? あぁ、悲しいかな、寂しいかな…やるせない。
「会長、僕がそちらに行ったら、まず最初に僕と一献やってくださいよ、ハンター・チャンス!! 男同士の約束ですからね!!」
謹んで素敵な会長のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
柳生 博氏(1937-2022)/Hiroshi YAGYU 俳優、司会者、作庭家、日本野鳥の会名誉会長 Japanese Acter, Honorary Chairman of the Wild Birds Society of Japan.
4/16(土)、俳優、司会者、作庭家で我等が日本野鳥の会名誉会長の柳生博氏が老衰のため85歳で他界された。21日から、山梨県北斗市にある氏の運営する公共刷設・ギャラリー・レストランの「八ヶ岳倶楽部」の公式ホーム・ページで発表されてからTVニュースやSNSでの投稿が多く上がっていた。
僕が会長(生前こう呼んでいた)と出会ったのは晩年、日本野鳥の会会長の頃だった。知人である野鳥の会の役員の方に会員で野鳥を彫る版画家として紹介していただき都内目黒区にある本部で引き合わせていただいたのがきっかけだった。
最初に交わした言葉をよく覚えている。会議室で紹介され力強い握手をされてから、いきなり会長が「ところで版画っていったい何だ!?」と真顔で詰め寄るように尋ねられ、僕がとっさに「文化です!!」と答えると「そうか版画って文化なんだなぁ!!」と繰り返されて、いたく感心されていた好奇心に溢れる顏を鮮明に覚えている。
その後、会合や取材、野鳥の会関係の飲み会で何度かご一緒し、「一度、八ヶ岳にいらっしゃい!」と誘っていただいたので6年前に会いに泊りがけで行ったのが今回の画像である。
とにかくお酒大好き、人大好き、自然大好きな方だった。この日も八ヶ岳倶楽部のレストランでランチを済ませると奥の院から出て来られ「版画の先生(会長は僕のことをこう呼んでいた)、今日は時間はイイんだろう?」、「じゃ、俺と飲もう!」と言って昼過ぎからビールで始まり、途中から会長の大好きな赤ワインが登場するともうあとは延々である…。
また会長の話は面白い! さすがは「ナイス・ミドル」と呼ばれた人気俳優だけに語り口調が魅力的でグイグイとその世界に引きずり込まれていった。 八ヶ岳の野鳥のこと、コウノトリの保護活動のこと、野鳥を取り巻く人々との出会いのこと、若い頃のこと、本当は役者ではなく画家になりたかったこと、俳優や芸能界の裏話…キリがなく続いたが、途中、飽きると言うことなどなく、気が付けば深夜0時を過ぎていた。約10時間も飲み続け、話し続けたことになる…さすがにこちらももうワイン浸けでヘレヘレ状態。
タクシーを呼んでもらって宿のべッドに転がり込んだのは翌日の早朝近くになっていた。
この日の飲み会で印象に残っている言葉はたくさんあるが、「俺は今、ネット社会になって衰退しているテレビ文化を再興したいと思っているんだよ…つまりそれは昔のようにテレビを家族で囲んで団欒することができるような番組が制作したくて、NHKのスタッフと企画を練っているんだ」と言うテレビ人としての言葉と…別れ際に何故か戦争中の話になり、茨城県の霞ケ浦がご実家だった会長が少年時代、近所に海軍の航空隊があった関係から訓練中の若い特攻隊員が出入りしていて良く可愛がってもらったのだと言う…そして全員が笑顔で挨拶してから九州の特攻基地はと向かって行ったのだと言うこと。この話をされながら会長はその場で嗚咽、号泣してしまった。
そして「なぁ、版画の先生よぉ、こういう俺みたいな野鳥の会の会長がいたってイイだろう!」とグシャグシャな泣き顔で仰られたのが強く印象に残っている。それはまるで俳優、柳生 博が演じる主役とドラマの中で出会っているような飲み会だった。
「もう一度会長とサシでとことん飲んで語り合いたいなぁ…」と思い始めた頃、コロナ禍となってしまい叶わず…会話に中で「気に入ったならば一度、八ヶ岳倶楽部で野鳥の版画の個展をすればイイ」と言ってくれたことも叶わず、叶わず仕舞いで悔やまれることばかり。
今頃はあちらの世界で野鳥たちに囲まれて笑顔で楽しくしているんだろうか? それとも大好きな赤ワインをしこたま飲んでいるんだろうか? あぁ、悲しいかな、寂しいかな…やるせない。
「会長、僕がそちらに行ったら、まず最初に僕と一献やってくださいよ、ハンター・チャンス!! 男同士の約束ですからね!!」
謹んで素敵な会長のご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
今月は季節の変わり目、年度の変わり目ということでバタバタとすることが多く、このブログの更新がとても遅くなってしまった。まぁ、毎年の事だけど…。
3月は全国区で卒業のシーズン。今月7日から開催されていた母校である創形美術学校の今年度の卒業制作展を観に行って来た。
母校は東京、池袋にある1969年創立の3年制の美術学校で、僕が学生だった1980年代半ばは東京の国立市にあり、その当時は絵画造形科と版画科の2つの科で、僕はその版画家に学んだ。 現在はファインアート科とビジュアルデザイン科の2科で、さらにその中で細かく専攻が分かれている。3年以上学びたい場合はそのうえに1年制の研究科がある。
現在、僕はこの美術学校に非常勤講師としてファインアート科・版画専攻の学生たちを対象として2つ(来年度より3つ)の版画技法の実習を担当している。
「卒展」を観に行くことにはいくつかの目的がある。
〇1つ目は実習の講師として現代の学生のテーマやスタイル等、作品傾向を把握しておきたいということ。
〇2つ目は卒業制作というものは3年間の制作活動の集積であり、短期間で特別な創作エネルギーが凝縮するものなので、その充実した完成度の高い内容と仕上がりを観ておきたいと言うことである。
〇3つ目は理屈抜きにアーティストやデザイナー志望の若い情熱的なパワー溢れる作品に触れ、こちらが刺激を受けたいということである。
昨年度に引き続き観に来たのだが、最上階の教室から順番に回って行って、まだまだ粗削りではあるが熱量を持った力作の数々にいつの間にかこちらも体の内側から熱くなって来て、最後の教室にたどり着いた時にはもう満腹状態となっていた。そして一瞬ではあるが、自分が学生だった頃に脳内がフィードバックしていた。
帰りがけに教官室に立ち寄りお茶をもらって、専任の講師の先生たちと様々な話をした後、何とも満たされた心地よい気分で帰路に着いたのだった。
3月は全国区で卒業のシーズン。今月7日から開催されていた母校である創形美術学校の今年度の卒業制作展を観に行って来た。
母校は東京、池袋にある1969年創立の3年制の美術学校で、僕が学生だった1980年代半ばは東京の国立市にあり、その当時は絵画造形科と版画科の2つの科で、僕はその版画家に学んだ。 現在はファインアート科とビジュアルデザイン科の2科で、さらにその中で細かく専攻が分かれている。3年以上学びたい場合はそのうえに1年制の研究科がある。
現在、僕はこの美術学校に非常勤講師としてファインアート科・版画専攻の学生たちを対象として2つ(来年度より3つ)の版画技法の実習を担当している。
「卒展」を観に行くことにはいくつかの目的がある。
〇1つ目は実習の講師として現代の学生のテーマやスタイル等、作品傾向を把握しておきたいということ。
〇2つ目は卒業制作というものは3年間の制作活動の集積であり、短期間で特別な創作エネルギーが凝縮するものなので、その充実した完成度の高い内容と仕上がりを観ておきたいと言うことである。
〇3つ目は理屈抜きにアーティストやデザイナー志望の若い情熱的なパワー溢れる作品に触れ、こちらが刺激を受けたいということである。
昨年度に引き続き観に来たのだが、最上階の教室から順番に回って行って、まだまだ粗削りではあるが熱量を持った力作の数々にいつの間にかこちらも体の内側から熱くなって来て、最後の教室にたどり着いた時にはもう満腹状態となっていた。そして一瞬ではあるが、自分が学生だった頃に脳内がフィードバックしていた。
帰りがけに教官室に立ち寄りお茶をもらって、専任の講師の先生たちと様々な話をした後、何とも満たされた心地よい気分で帰路に着いたのだった。
ある程度の予測はしていたが昨年末から今年の年始にかけて人々の動きが活発になると共に、またもや新型コロナ・ウィルスの感染も急拡大して来ている…。
このことに合わせて僕も昨年末より新作の絵画作品として妖怪「アマビエ」を描いた。アマビエは、1846年(弘化3年4月)に現在の熊本県にあたる肥後の国の海上に出現したとされる日本の疫病封じの妖怪である。
「え、今頃!?」と言われるアート関係者も多いと思うが、そう今頃。このタイミングなのである。一昨年、2020年夏季半期頃からギャラリー企画で「○○アマビエ展」と称した展覧会がいったいどれくらい開催されたか分からない。本来、こうしたモチーフ、作風には縁のないアーティストの人たちまで描かされていた…。
僕は普段から「神話・伝説」をテーマとした幻想的な作風の絵画作品を描いているので、いつか描こうとは思っていたのだが、あまりSNS上やギャラリーで数多く目にしたので気後れしてしまっていた。それから流行に便乗するのは昔から好きではないのである。
昨年、秋に参加した銀座の画廊での企画展に、こちらも「疫病退散」の幻鳥として知られている「ヨゲンノトリ」を出品したところ自分でも予想外の反響・共感をいただいた。ちょうどこの鳥を描いていた夏の頃はコロナの感染者が増えている最中だったが、完成してグループ展に出品した時には東京でも感染者が一桁台まで下がっていた。
まぁ、偶然と言えばそれまでだが、今回は意識して「弦を担いだ」という訳である。
世界中の誰だってもうこんな自由を奪われた生活はうんざりなのである。毎日、アマビエ作品を描く前に手を合わせ「どうか、一日も早くコロナ禍が収束へと向かい世界中の人々に自由な生活が戻ってきますように!」と、呟いてから絵筆を握る毎日だった。
今更アマビエ、されどアマビエ。
オミクロン退散!!
新型コロナ・ウィルス収束祈念!!
このことに合わせて僕も昨年末より新作の絵画作品として妖怪「アマビエ」を描いた。アマビエは、1846年(弘化3年4月)に現在の熊本県にあたる肥後の国の海上に出現したとされる日本の疫病封じの妖怪である。
「え、今頃!?」と言われるアート関係者も多いと思うが、そう今頃。このタイミングなのである。一昨年、2020年夏季半期頃からギャラリー企画で「○○アマビエ展」と称した展覧会がいったいどれくらい開催されたか分からない。本来、こうしたモチーフ、作風には縁のないアーティストの人たちまで描かされていた…。
僕は普段から「神話・伝説」をテーマとした幻想的な作風の絵画作品を描いているので、いつか描こうとは思っていたのだが、あまりSNS上やギャラリーで数多く目にしたので気後れしてしまっていた。それから流行に便乗するのは昔から好きではないのである。
昨年、秋に参加した銀座の画廊での企画展に、こちらも「疫病退散」の幻鳥として知られている「ヨゲンノトリ」を出品したところ自分でも予想外の反響・共感をいただいた。ちょうどこの鳥を描いていた夏の頃はコロナの感染者が増えている最中だったが、完成してグループ展に出品した時には東京でも感染者が一桁台まで下がっていた。
まぁ、偶然と言えばそれまでだが、今回は意識して「弦を担いだ」という訳である。
世界中の誰だってもうこんな自由を奪われた生活はうんざりなのである。毎日、アマビエ作品を描く前に手を合わせ「どうか、一日も早くコロナ禍が収束へと向かい世界中の人々に自由な生活が戻ってきますように!」と、呟いてから絵筆を握る毎日だった。
今更アマビエ、されどアマビエ。
オミクロン退散!!
新型コロナ・ウィルス収束祈念!!
横浜の岩崎ミュージアム企画のグループ展『第6回 版と表現展』‐ 次世代による木口木版画の世界 - が、今月13日から始まった。オミクロン株が急速に蔓延する中、出品者の1人として初日に会場に行って来た。
この企画展も今回で6回目となる。僕は前々回からの参加なので今回が3回目ということになる。今回は40歳以下の若手の版画家をメイン出品者として、我々、年長組は「賛助出品」という形になっている。そして年長組は2点までの出品である。
現代版画の表現技法の1つとして専門の版画家の手により木口木版画が制作されるようになったのは1960年代~1970年代になる。その当時は専門とする版画家は10人もいなかったと思うが、かれこれ、50年~60年経った現在ではけっこう専門に制作する版画家も増えてきている。まぁ、その他の板目木版画や銅版画と比較すればそれでも少ないのだが…。
その少ない原因としては教える場所が少ない、版木や道具等が入手しずらいといったことがあるのだと思う。つまり今展は今後のこの版画技法を背負っていく若い世代にエールを送るという意味もあるようだ。
午後、会場に着くと平日ということもあり来場者は少なく、それでも出品者の若て版画家や版画関係者などに久々に会って話すこともできた。木口木版画は大抵が手のひらサイズの小さなものが多いが細密な絵柄でイメージも奥深いものが多く、18名の合計120点あまりの作品が並ぶとなかなか見応えがあり丁寧に観ていくと、あっという間に閉館時間近くとなってしまった。
残念だったのは、2年前の第5回展の時には出品作家による木口木版画の参加型ワークショップやアーティスト・トーク、オープニング・パーティー等が行われたのだが今回はコロナ禍により、その全てが中止となってしまったことである。まぁ、止むおえないことではあるのだが…。
展覧会は1/30(木)16:30入館締め切りまで。このコロナの状況下、あまり強くはお薦めできないが、神奈川方面の方、横浜市在住の方、アート・ファン、版画ファンの方々、お近くにお出での際は是非、一度お立ち寄り、ご高覧ください。
※会場はコロナ対策として換気、消毒等を行っていますが、ご来館の時には必ずマスク着用にてお願いいたします。
この企画展も今回で6回目となる。僕は前々回からの参加なので今回が3回目ということになる。今回は40歳以下の若手の版画家をメイン出品者として、我々、年長組は「賛助出品」という形になっている。そして年長組は2点までの出品である。
現代版画の表現技法の1つとして専門の版画家の手により木口木版画が制作されるようになったのは1960年代~1970年代になる。その当時は専門とする版画家は10人もいなかったと思うが、かれこれ、50年~60年経った現在ではけっこう専門に制作する版画家も増えてきている。まぁ、その他の板目木版画や銅版画と比較すればそれでも少ないのだが…。
その少ない原因としては教える場所が少ない、版木や道具等が入手しずらいといったことがあるのだと思う。つまり今展は今後のこの版画技法を背負っていく若い世代にエールを送るという意味もあるようだ。
午後、会場に着くと平日ということもあり来場者は少なく、それでも出品者の若て版画家や版画関係者などに久々に会って話すこともできた。木口木版画は大抵が手のひらサイズの小さなものが多いが細密な絵柄でイメージも奥深いものが多く、18名の合計120点あまりの作品が並ぶとなかなか見応えがあり丁寧に観ていくと、あっという間に閉館時間近くとなってしまった。
残念だったのは、2年前の第5回展の時には出品作家による木口木版画の参加型ワークショップやアーティスト・トーク、オープニング・パーティー等が行われたのだが今回はコロナ禍により、その全てが中止となってしまったことである。まぁ、止むおえないことではあるのだが…。
展覧会は1/30(木)16:30入館締め切りまで。このコロナの状況下、あまり強くはお薦めできないが、神奈川方面の方、横浜市在住の方、アート・ファン、版画ファンの方々、お近くにお出での際は是非、一度お立ち寄り、ご高覧ください。
※会場はコロナ対策として換気、消毒等を行っていますが、ご来館の時には必ずマスク着用にてお願いいたします。
2022年・令和四年、新年に参加する企画グループ展 2つ目のご案内です。
・展覧会名:第6回 版と表現展 - 次世代による木口木版画の世界 -
・会場:岩崎ミュージアム・ギャラリー
神奈川県横浜市中区山手町 254 港の見える丘公園前 tel:045-623-2111 http://www.iwasaki.ac.jp/museum/
・最寄り駅:JR.根岸線 石川町駅 または みなとみらい線 元町・中華街駅
・会期:2022年1月13日(木)~ 1月30日(日)10:00~17:00(入館締切 16:30)※ 月曜休館
・入館料:一般 300円 / 小中学生 100円 チラシ持参の方は入館料が100円割引となります。
・内容:今回で6回目となるミュージアム企画展。18名の版画家による木口木版画作品、約70点を一堂に展示する。
・コロナ禍対策:会場は新型コロナウィルス感染症予防対策として入場人数制限、消毒、会場内の換気等を行っていますが
来館の際は必ずマスク着用にていらしてください。
※ 今回、40歳以下の若手版画家が中心の企画展となっており、長島を含む年長作家は2点のみの出品となります。
長島は今のところ初日午後のみの在館予定でいます。
神奈川方面、横浜方面在住の方々、アート・ファン、版画ファンの方々、どうぞこの機会にご高覧ください。
・展覧会名:第6回 版と表現展 - 次世代による木口木版画の世界 -
・会場:岩崎ミュージアム・ギャラリー
神奈川県横浜市中区山手町 254 港の見える丘公園前 tel:045-623-2111 http://www.iwasaki.ac.jp/museum/
・最寄り駅:JR.根岸線 石川町駅 または みなとみらい線 元町・中華街駅
・会期:2022年1月13日(木)~ 1月30日(日)10:00~17:00(入館締切 16:30)※ 月曜休館
・入館料:一般 300円 / 小中学生 100円 チラシ持参の方は入館料が100円割引となります。
・内容:今回で6回目となるミュージアム企画展。18名の版画家による木口木版画作品、約70点を一堂に展示する。
・コロナ禍対策:会場は新型コロナウィルス感染症予防対策として入場人数制限、消毒、会場内の換気等を行っていますが
来館の際は必ずマスク着用にていらしてください。
※ 今回、40歳以下の若手版画家が中心の企画展となっており、長島を含む年長作家は2点のみの出品となります。
長島は今のところ初日午後のみの在館予定でいます。
神奈川方面、横浜方面在住の方々、アート・ファン、版画ファンの方々、どうぞこの機会にご高覧ください。
1月6日から今日まで、東京国立のコート・ギャラリー国立で開催されていた『鉛筆派展20記念展』が無事終了いたしました。
開催途中より新型コロナ・ウィルスの感染拡大が進み9日に予定されていた出品作家2名によるトーク・ショーも急遽中止となってしまいましたが、その日も多くの方々がご来場していました。僕は結局、7日と9日の2日間、午後に在廊させていただきましたが、熱心なファンの方々が絶えることなくご来場していました。コロナ禍の真っ只中、本当にありがたいことでした。これも一重に主催者で鉛筆画塾の指導を熱心に続けて来られている画家、建石修志氏の魅力と人望のおかげかと感心いたしました。前回、今回と続けてゲスト・アーティストの1人としてご招待していただき感謝しております。
会場はとても素敵なポスト・モダン風な建築で、モノクローム1色の多くの鉛筆画が品よく映えて見えました(画像参照)。何よりこの状況下でグループ展のために鉛筆画作品を制作し参加させていただけたことが自分にとってもとても大切な時間でありました。そしてこの状況下に足を運んでいただきご高覧いただいた全ての来場者の方々に感謝いたします。次回、来年度もこのギャラリーで開催予定が決まっているとのことです。その時にはコロナ禍が収束し、皆さんと作品を前にして遠慮なくコミュニケーションできることを願ってやみません。
開催途中より新型コロナ・ウィルスの感染拡大が進み9日に予定されていた出品作家2名によるトーク・ショーも急遽中止となってしまいましたが、その日も多くの方々がご来場していました。僕は結局、7日と9日の2日間、午後に在廊させていただきましたが、熱心なファンの方々が絶えることなくご来場していました。コロナ禍の真っ只中、本当にありがたいことでした。これも一重に主催者で鉛筆画塾の指導を熱心に続けて来られている画家、建石修志氏の魅力と人望のおかげかと感心いたしました。前回、今回と続けてゲスト・アーティストの1人としてご招待していただき感謝しております。
会場はとても素敵なポスト・モダン風な建築で、モノクローム1色の多くの鉛筆画が品よく映えて見えました(画像参照)。何よりこの状況下でグループ展のために鉛筆画作品を制作し参加させていただけたことが自分にとってもとても大切な時間でありました。そしてこの状況下に足を運んでいただきご高覧いただいた全ての来場者の方々に感謝いたします。次回、来年度もこのギャラリーで開催予定が決まっているとのことです。その時にはコロナ禍が収束し、皆さんと作品を前にして遠慮なくコミュニケーションできることを願ってやみません。
2022年・令和四年、新年の初めに開催、参加するグループ展のご紹介の第1弾となります。
以下、詳細内容です。
・展覧会名:『鉛筆派20記念展』
・会場:コート・ギャラリー国立 東京都国立市中1-8-32 JR国立駅から立川方面線路沿いに徒歩2分。
tel:042-573-0023 http://www.coutgallery-k.com
・会場:2022年1月6日(木)~1月11日(火) AM 11:00~PM 18:00 最終日 16:00迄
・内容:画家、建石修志氏が長年指導する鉛筆画塾の門下生による、今展で20回目を迎えるモノクロームの鉛筆だけのグループ展。
65名の作家による120点以上の鉛筆画作品が一堂に展示される。
長島は昨年より数人の画家とゲスト出品させていただいております。
「たかだか鉛筆、されど鉛筆」であります。鉛筆1本で65名がどんな表現をするのか!
・共通テーマ「植物譜」による作品を含む1人3点までの出品。
西東京方面の方、アート・ファンの方、鉛筆画にご興味のある方、是非、この機会にお立ち寄り、ご高覧ください。
※会場は新型コロナ・ウィルス感染予防のため、換気や除菌等を施しております。ご来場いただく時には、マスク着用にて
お立ち寄りください。
また、イベント等が予定されていますが、コロナ禍の中、変更されることもあります。詳細はギャラリー・ホームページ
にてご確認ください。
以下、詳細内容です。
・展覧会名:『鉛筆派20記念展』
・会場:コート・ギャラリー国立 東京都国立市中1-8-32 JR国立駅から立川方面線路沿いに徒歩2分。
tel:042-573-0023 http://www.coutgallery-k.com
・会場:2022年1月6日(木)~1月11日(火) AM 11:00~PM 18:00 最終日 16:00迄
・内容:画家、建石修志氏が長年指導する鉛筆画塾の門下生による、今展で20回目を迎えるモノクロームの鉛筆だけのグループ展。
65名の作家による120点以上の鉛筆画作品が一堂に展示される。
長島は昨年より数人の画家とゲスト出品させていただいております。
「たかだか鉛筆、されど鉛筆」であります。鉛筆1本で65名がどんな表現をするのか!
・共通テーマ「植物譜」による作品を含む1人3点までの出品。
西東京方面の方、アート・ファンの方、鉛筆画にご興味のある方、是非、この機会にお立ち寄り、ご高覧ください。
※会場は新型コロナ・ウィルス感染予防のため、換気や除菌等を施しております。ご来場いただく時には、マスク着用にて
お立ち寄りください。
また、イベント等が予定されていますが、コロナ禍の中、変更されることもあります。詳細はギャラリー・ホームページ
にてご確認ください。
2022年・令和四年、新年明けましておめでとうございます。ブロガーのみなさん、いつもSNSでお付き合いいただいている皆さん、本年も変わらずどうぞよろしくお願いいたします。そして世界中の人々にとって新年が平和で明るい年となりますようお祈りいたします。
" I wish that your 2022 becomes a good year. And wish that all people on this Earth can live happily and peacefully. "
画像は毎年年末の12月28日に恒例となりました、工房に近い名刹、成田山新勝寺の年内最後となる「納めの不動」という護摩修法に参列させていただいた時のものです。
御護摩は昨年に引き続き特に「新型コロナウィルス終息祈念」の祈りを向けるというものでした。成田山新勝寺ではこの日に限らずコロナ禍となってからは毎日この終息祈念の御祈祷をされているとのことです。
僕も自分や家族の願い事ばかりではなく、「どうか現在、世界中に蔓延する新型コロナウィルスの猛威が一日も早く収束へと向かい世界中の人々が安心して生活できる世の中となりますようご加護ください」と心中に思い描き、祈念してまいりました。
日本では、昨年、東京オリンピック後、秋季からコロナの勢いが下火となって来ていますが、世界中を俯瞰して観ると特に欧米などでは桁違いの感染者数が毎日のように報告されています。また新株のオミクロンが発見されてからしばらく経ちましたが、日本国内でも感染者がジワジワと増加して来ています。
いったいどこまでこのコロナ禍での自粛生活が続くのか予測はできませんが、人間はこうした状況だからと言っても、社会活動をして労働をしなければ生きてはいけません。
僕も今年は昨年以上に日々、創作と労働に力を入れて行こうと年頭に思い立ち決意を新たにしています。いろいろと悩んだり、考えてたりしていても、結局はそれしかできないですよね。
どうか、皆さんにとっても2022年・令和四年が平穏で実りの多い1年となりますよう祈念しております。
※画像はトップが新勝寺の太子堂に飾られていたお正月の締め飾り。下が向かって左から5カットが「納めの不動」の後、新勝寺境内で撮影したもの。一番右のカットが成田山参道で見つけた今年の干支の「寅」の石彫刻。
" I wish that your 2022 becomes a good year. And wish that all people on this Earth can live happily and peacefully. "
画像は毎年年末の12月28日に恒例となりました、工房に近い名刹、成田山新勝寺の年内最後となる「納めの不動」という護摩修法に参列させていただいた時のものです。
御護摩は昨年に引き続き特に「新型コロナウィルス終息祈念」の祈りを向けるというものでした。成田山新勝寺ではこの日に限らずコロナ禍となってからは毎日この終息祈念の御祈祷をされているとのことです。
僕も自分や家族の願い事ばかりではなく、「どうか現在、世界中に蔓延する新型コロナウィルスの猛威が一日も早く収束へと向かい世界中の人々が安心して生活できる世の中となりますようご加護ください」と心中に思い描き、祈念してまいりました。
日本では、昨年、東京オリンピック後、秋季からコロナの勢いが下火となって来ていますが、世界中を俯瞰して観ると特に欧米などでは桁違いの感染者数が毎日のように報告されています。また新株のオミクロンが発見されてからしばらく経ちましたが、日本国内でも感染者がジワジワと増加して来ています。
いったいどこまでこのコロナ禍での自粛生活が続くのか予測はできませんが、人間はこうした状況だからと言っても、社会活動をして労働をしなければ生きてはいけません。
僕も今年は昨年以上に日々、創作と労働に力を入れて行こうと年頭に思い立ち決意を新たにしています。いろいろと悩んだり、考えてたりしていても、結局はそれしかできないですよね。
どうか、皆さんにとっても2022年・令和四年が平穏で実りの多い1年となりますよう祈念しております。
※画像はトップが新勝寺の太子堂に飾られていたお正月の締め飾り。下が向かって左から5カットが「納めの不動」の後、新勝寺境内で撮影したもの。一番右のカットが成田山参道で見つけた今年の干支の「寅」の石彫刻。
ブロガーのみなさん、facebook、や instagram、twitter等、SMSでお世話になっている方々、こんばんは。今年もとうとう大晦日となりました。1年間、マイブログにお立ち寄りいただき、またリアクションいただきありがとうございました。感謝しております。
今年は昨年同様、世界中の人々が「新型コロナ・ウィルス感染症」による辛い毎日を過ごさなければならない日々を過ごしました。その感染症にかかったかった方々には、この場をお借りしてお見舞い申し上げます。また不運にも亡くなられた方々とそのご家族の皆さんにはお悔やみ申し上げます。
いろいろな方面、分野に影響が出たコロナ禍ですが、文化面においても例外ではなく、音楽のコンサートやライヴ活動、演劇や芸能の舞台、様々な文化的な催しの中でのイベント、そして僕自身が関わるアート関連でも美術館や博物館の企画展、画廊での個展、グループ展等が、昨年同様に来場者を集め「密」になるという理由で中止や延期となり、また開催されても細かい条件付きでたいへんなストレスとなったことでしょう。何とか開催に至っても人々の足は遠のき、ほとんど来場者の来ないような展覧会もあったのだと多方面から伺っています。
僕自身も、ようやくいくつかのグループ展に参加することができましたが、2-3年前から企画が持ち上がっている個展については先延ばしとなっている状況が続いています。計画、予定が思うようにできていません。
この夏に38年ぶりに開催された「東京オリンピック」にはいろいろな意見や評価がありましたが、僕自身はアスリートたちの熱い姿に勇気をもらいました。そして秋頃より日本でのコロナウイルスの感染者数は大きく減少をみせていますが、年末に入ってからは新株の「オミクロン」が発生し、我が国でも少しずつ新規感染者が増えつつあります。また、世界的に俯瞰して観ると欧米などでは桁違いの感染者数が毎日のように報告されている現在です。まだまだ安心などできません。コロナ禍も3年目に入ろうとして来ると、私たちのストレス、精神的な疲労も非常に大きなものになっています。
とは言え、人は働き、活動しなければ生きていけません。僕個人はこの自粛生活の中で昨年以上にこの思いを制作へと向けようと考えています。今この時にできることを実行するしかありません。
また長くなりました。皆さんにとって明日からスタートする新年の2022年、令和四年が安心して生活できる社会となり、実りの多い1年間となりますようお祈りいたします。どうか良い新年をお迎えください。
※画像は今年の1月に僕の工房に近い西印旛沼へ野鳥観察に行った時、夕景の中で出会い撮影した冬鳥でカモ科・オナガガモの大群です。
今年は昨年同様、世界中の人々が「新型コロナ・ウィルス感染症」による辛い毎日を過ごさなければならない日々を過ごしました。その感染症にかかったかった方々には、この場をお借りしてお見舞い申し上げます。また不運にも亡くなられた方々とそのご家族の皆さんにはお悔やみ申し上げます。
いろいろな方面、分野に影響が出たコロナ禍ですが、文化面においても例外ではなく、音楽のコンサートやライヴ活動、演劇や芸能の舞台、様々な文化的な催しの中でのイベント、そして僕自身が関わるアート関連でも美術館や博物館の企画展、画廊での個展、グループ展等が、昨年同様に来場者を集め「密」になるという理由で中止や延期となり、また開催されても細かい条件付きでたいへんなストレスとなったことでしょう。何とか開催に至っても人々の足は遠のき、ほとんど来場者の来ないような展覧会もあったのだと多方面から伺っています。
僕自身も、ようやくいくつかのグループ展に参加することができましたが、2-3年前から企画が持ち上がっている個展については先延ばしとなっている状況が続いています。計画、予定が思うようにできていません。
この夏に38年ぶりに開催された「東京オリンピック」にはいろいろな意見や評価がありましたが、僕自身はアスリートたちの熱い姿に勇気をもらいました。そして秋頃より日本でのコロナウイルスの感染者数は大きく減少をみせていますが、年末に入ってからは新株の「オミクロン」が発生し、我が国でも少しずつ新規感染者が増えつつあります。また、世界的に俯瞰して観ると欧米などでは桁違いの感染者数が毎日のように報告されている現在です。まだまだ安心などできません。コロナ禍も3年目に入ろうとして来ると、私たちのストレス、精神的な疲労も非常に大きなものになっています。
とは言え、人は働き、活動しなければ生きていけません。僕個人はこの自粛生活の中で昨年以上にこの思いを制作へと向けようと考えています。今この時にできることを実行するしかありません。
また長くなりました。皆さんにとって明日からスタートする新年の2022年、令和四年が安心して生活できる社会となり、実りの多い1年間となりますようお祈りいたします。どうか良い新年をお迎えください。
※画像は今年の1月に僕の工房に近い西印旛沼へ野鳥観察に行った時、夕景の中で出会い撮影した冬鳥でカモ科・オナガガモの大群です。