今日は3月の最終日、4月の声を聞こうと言うのに相変わらずコロナ禍が続く。自粛生活も2年目に入り、そろそろフラストレーションがたまっても来ている。
今月中旬、カナダの美術家でエコロジストでもある友人、デルヴィン・ソルキンソン氏から彼とそのメンバーが企画・出版した国際的アート・プロジェクトである『GALACTIC TRADING CARDS 2021 / ギャラクティック・トレーディング・カーズ・2021』の成果品が届いた。このプロジェクトはもう15年以上、続いているものだが、SNSを通してソルキンソン氏との交流が始まり、今回で僕の参加も4回目となった。
参加アーティストは幻想美術系の画家が8割ぐらいをしめ、かなり写実的な表現の画家も少数入っている。基本的にイラストレーターではなくファイン・アートの画家たちで、エコロジカルな問題やスピリチュアルなイメージ、世界各地の神話などに題材をとった内容の作品、作風のものが多い。中には幻想美術の世界的な美術家で、関係筋ではよく知られているエルンスト・フックスやアンドリュー・ゴンザレス等の作品も含まれている。
今回は40名以上の美術家による54枚のアート・カードとして企画され、全てはソルキンソン氏とそのグループのメンバーによって選出され、制作されている。カードはしっかりとした厚口の紙製で表に画像、裏に解説文等が印刷されたもので、さらにしっかりした紙製で凝った作りの箱にセットされている。
今回、彼らによって選ばれた僕の作品は『麒麟図・2018』という和紙に日本画の顔料や水性絵の具を併用して描かれた絵画作品である。参加アーティストの8割は英語圏か欧米からが多く、その幻想イメージも当然キリスト教的なものやギリシャ神話等に題材をとったものも多いので、東洋の伝説に登場する幻獣をモチーフとした僕の作品は珍しかったのかも知れない。
自粛生活の中、遠くカナダの友人から届いたアート・カードを床に広げ、その豊かで深い幻想表現に溜息をしつつ眺めていると、コロナ禍での自粛生活のフラストレーションを少しの間忘れることができ、精神が自由に解き放たれたような気持ちになれた。いつも素敵なアート・カード・プロジェクトに参加するよう誘ってくれている遠いカナダの友人たちには、いつも感謝しているのである。
今月中旬、カナダの美術家でエコロジストでもある友人、デルヴィン・ソルキンソン氏から彼とそのメンバーが企画・出版した国際的アート・プロジェクトである『GALACTIC TRADING CARDS 2021 / ギャラクティック・トレーディング・カーズ・2021』の成果品が届いた。このプロジェクトはもう15年以上、続いているものだが、SNSを通してソルキンソン氏との交流が始まり、今回で僕の参加も4回目となった。
参加アーティストは幻想美術系の画家が8割ぐらいをしめ、かなり写実的な表現の画家も少数入っている。基本的にイラストレーターではなくファイン・アートの画家たちで、エコロジカルな問題やスピリチュアルなイメージ、世界各地の神話などに題材をとった内容の作品、作風のものが多い。中には幻想美術の世界的な美術家で、関係筋ではよく知られているエルンスト・フックスやアンドリュー・ゴンザレス等の作品も含まれている。
今回は40名以上の美術家による54枚のアート・カードとして企画され、全てはソルキンソン氏とそのグループのメンバーによって選出され、制作されている。カードはしっかりとした厚口の紙製で表に画像、裏に解説文等が印刷されたもので、さらにしっかりした紙製で凝った作りの箱にセットされている。
今回、彼らによって選ばれた僕の作品は『麒麟図・2018』という和紙に日本画の顔料や水性絵の具を併用して描かれた絵画作品である。参加アーティストの8割は英語圏か欧米からが多く、その幻想イメージも当然キリスト教的なものやギリシャ神話等に題材をとったものも多いので、東洋の伝説に登場する幻獣をモチーフとした僕の作品は珍しかったのかも知れない。
自粛生活の中、遠くカナダの友人から届いたアート・カードを床に広げ、その豊かで深い幻想表現に溜息をしつつ眺めていると、コロナ禍での自粛生活のフラストレーションを少しの間忘れることができ、精神が自由に解き放たれたような気持ちになれた。いつも素敵なアート・カード・プロジェクトに参加するよう誘ってくれている遠いカナダの友人たちには、いつも感謝しているのである。