天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

出迎えの準備…ということで

2009-04-16 | 宇宙
オーストラリア上空で地球大気圏に突入する「はやぶさ」の回収カプセル イメージ画像提供:JAXA

日本の小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還予定は来年6月。
来年の今頃はきっと毎日ハラハラしながらJAXA宇宙科学研究本部の状況報告を追っているだろうと思う。

「はやぶさ」に搭載された、小惑星イトカワで採取された表面の物質(サンプル)が納められている回収カプセル(耐熱材に厳重に包まれた姿から「中華鍋」と呼ばれることも…)は、地球に接近した「はやぶさ」から切り離されて大気圏に突入し、パラシュートを展開して深夜のオーストラリア・ウーメラ砂漠に舞い降り、回収される。

先日の横浜でのJAXA宇宙探査イベントで宇宙科学研究本部「はやぶさ」運用チームの吉川真先生に伺ったところ「大気圏に突入する回収カプセルが流れ星みたいに光って見える筈」とのことで、これは是非この目で見なければ、オーストラリアまで「はやぶさ」を出迎えに行かなければ!と決意したのだ。
来年6月は休暇を貰ってウーメラ砂漠に行くぞ!

ところで、「百年に一度」とまで言われる昨今の不況の煽りがとうとう僕の足下にまで吹き寄せてきた。
再来月に勤め先が「操業調整」とのことで、急遽1週間の休暇を貰ってしまったのだ。
…まぁ、こういう時はあれこれ考えても仕方がないだろう。たまにはこんなこともあるさと割り切って、しっかり休もう。

この青天の霹靂のような休暇をどう過ごすか考えてみたのだが…おカネもないし…
「あっそうだ!航空会社のマイルが結構貯まっていた筈だぞ」
調べてみると、スターアライアンス系U航空のマイレージが5万マイルほどあった。これだけあれば相当遠くまで行ける筈。
早速U航空の予約センターに電話して、「5万マイル持ってるんですけど、例えばオセアニアまで行けたりしますか?」
「日本からですか?行けますよ」
「それなら今すぐ席を予約したいんですけど!出発は6月です!」と突発的に叫んでしまい、
オフシーズンなので飛行機が空いていたおかげで、実にスンナリとマイレージ特典無料航空券の手配は完了。

という訳で、思い立ってから30分で旅の手配が完了した。
「はやぶさ」地球帰還1年前に、出迎えの予行演習でオセアニアに(無料で)行こう!が今回のテーマ。

ところが、何故か手配した航空券の目的地はオーストラリアではなくてニュージーランドのクライストチャーチだったりするのだが、これは予約手配中に「どうせ来年はオーストラリアに行くのだから今年はニュージーランドにしておこうかな」という気分になったから。
それじゃ全然「はやぶさ」出迎えの準備にならないじゃないかー!という気もするが、まぁいいじゃないですか同じオセアニアに行くんだから。

ちなみに吉川先生はプライベートでマダガスカルやパナマやウイグルまで皆既日食を見に行かれてるそうです。
ISASコラム第56回:「はやぶさ」生還せよ
7月にはいよいよ皆既日食だなぁ…やっぱり種子島宇宙センターで見ようかな。種子島行きの高速船の予約、取れればいいが。