昨日、4月25日にデビューした「SL人吉」。
不死鳥の如く再び甦ったハチロクこと蒸気機関車8620型式「58654」の雄姿を見ていたら、もう乗りたくて堪らない。
今日、早速乗ってきました。しかも両親家族同伴、たまには親孝行しないと。
乗車するのは上りの人吉発熊本行き「SL人吉」。残念ながら、下り列車の指定券は満席でキャンセル待ちもヒットせず入手できなかった。
という訳で、出発駅の人吉駅へ向かうべく八代駅発のJR肥薩線の普通列車に乗り込む。
乗車前に八代駅のプラットホームをブラブラしていたら、こんなものを見つけた。
線路の間に掘られた溝は、蒸気機関車のボイラー火室に溜まった石炭の燃え殻を落とす“ピット”と思われる。
昨日の「SL人吉」の58654が落としていった燃え殻が残っていた。
やがて下り人吉行きの「SL人吉」が到着。
このまま「SL人吉」に乗って行きたいが、指定席券が無いので乗車できない。残念。
早速人だかりの出来ている機関車58654を眺めていると、運転室に見知った顔が…
「やー、T君じゃないの!」
JR九州に就職して運転士になり、更に仕事に精進して九州最初の復活SL「あそBOY」の機関助士になった中学時代の同級生T君が今日の「SL人吉」に乗務していた。
「お疲れさん。またSLに乗ってるのかー!」
「よぉ、久し振り!」
「今日は人吉から乗るよ、じゃあまた後で、人吉で!」
同級生の運転する「SL人吉」を見送ってから、後続の普通列車で人吉に向かう。
両親と家族と膝を突き合わせての鈍行列車の旅。車窓には日本三大急流の球磨川が流れるが、大部分はダム湖で穏やかな水面。
1時間余りで人吉に到着。
隣のプラットホームには一足先に到着していた「SL人吉」がまだ停車していた。
運転室のT君に「よぉ!今着いたよ!」と声をかける。
「これから機回し(機関車を編成の反対側に付け替えること)するの?」
「いや、このまま推進(バック運転)で車庫に持ってくよ」
「ご苦労さん。じゃあまた後で!」
「SL人吉」が引き揚げて行くのを見送ってから、駅の観光案内所で教えてもらった天然鮎料理の店で家族で昼食。あぁ一家団欒。。。
おいしい鮎の塩焼きを食べた後、国宝に指定された「青井阿蘇神社」を見に行く家族と別れて人吉駅に隣接した機関庫へ。
乗客が食事をしている間も、機関車と乗務員は折り返しの運転に備えて調整中。
午後2時過ぎ、機関庫の裏にある転車台で向きを変えた機関車58654に推されて熊本行き「SL人吉」が入線。
プラットホーム据え付け後、すぐにドアが開いたのでいよいよ「SL人吉」に乗り込む。
編成の両端は、往年の超特急「つばめ」号に連結されていた1等展望車を彷彿とさせるクラシカルな全面ガラス張りの展望車。
展望ラウンジのお洒落な椅子。
ちなみに「SL人吉」専用客車のデザインは、ねこの駅長さん「たま」で名高い「わかやま電鉄」の電車たちをデザインしたことでも知られるドーンデザイン研究所を率いる水戸岡鋭治さん。
先月、わかやま電鉄に乗ってきたばかりだが、そういえば「SL人吉」の車内はわかやま電鉄の電車の車内にそっくり!
こちら、わかやま電鉄「たま電車」のねこ椅子。
これは「SL人吉」1号車展望ラウンジの椅子。
「たま電車」の閲覧自由の本棚「たま文庫」。
「SL人吉」にもあります、3号車の「SL文庫」。
わかやま電鉄「おもちゃ電車」のおもちゃショーケース。
「SL人吉」にはHOゲージ鉄道模型の蒸気機関車が並ぶSLショーケース。
走行中の振動で模型が壊れないかちょっと心配。
車内を見て歩いているうちに発車時刻となる。
青井阿蘇神社から戻ってきた両親と家族が無事乗車したのを確認して、
14:39、人吉駅を出発。
でも僕は両親と家族をほったらかしにして、機関車次位の3号車展望ラウンジに入り浸り。
目の前で蒸気機関車が走る様子が見られるのだから、この迫力は堪りません。
車窓は来る時に見た球磨川の景色の逆回し。
でも、列車を見送る人たちが皆嬉しそうに手を振ってくれます。
途中駅で停車する度に、機関車の周りは人だかり。
往復の過酷な釜焚き任務、ご苦労様T君。
「帰ったら今日の乗車レポートを書いてブログに載せるよ。今度、ゴールデンウィークが終わってから、混雑が落ち着いてからまた乗るから。」
「おお、また乗ってくれると嬉しいね。」
「じゃあ今日は新八代で降りるから。熊本まで、頑張って運転してねー!」
とりあえず今日はこれまで。また乗るぞ!
不死鳥の如く再び甦ったハチロクこと蒸気機関車8620型式「58654」の雄姿を見ていたら、もう乗りたくて堪らない。
今日、早速乗ってきました。しかも両親家族同伴、たまには親孝行しないと。
乗車するのは上りの人吉発熊本行き「SL人吉」。残念ながら、下り列車の指定券は満席でキャンセル待ちもヒットせず入手できなかった。
という訳で、出発駅の人吉駅へ向かうべく八代駅発のJR肥薩線の普通列車に乗り込む。
乗車前に八代駅のプラットホームをブラブラしていたら、こんなものを見つけた。
線路の間に掘られた溝は、蒸気機関車のボイラー火室に溜まった石炭の燃え殻を落とす“ピット”と思われる。
昨日の「SL人吉」の58654が落としていった燃え殻が残っていた。
やがて下り人吉行きの「SL人吉」が到着。
このまま「SL人吉」に乗って行きたいが、指定席券が無いので乗車できない。残念。
早速人だかりの出来ている機関車58654を眺めていると、運転室に見知った顔が…
「やー、T君じゃないの!」
JR九州に就職して運転士になり、更に仕事に精進して九州最初の復活SL「あそBOY」の機関助士になった中学時代の同級生T君が今日の「SL人吉」に乗務していた。
「お疲れさん。またSLに乗ってるのかー!」
「よぉ、久し振り!」
「今日は人吉から乗るよ、じゃあまた後で、人吉で!」
同級生の運転する「SL人吉」を見送ってから、後続の普通列車で人吉に向かう。
両親と家族と膝を突き合わせての鈍行列車の旅。車窓には日本三大急流の球磨川が流れるが、大部分はダム湖で穏やかな水面。
1時間余りで人吉に到着。
隣のプラットホームには一足先に到着していた「SL人吉」がまだ停車していた。
運転室のT君に「よぉ!今着いたよ!」と声をかける。
「これから機回し(機関車を編成の反対側に付け替えること)するの?」
「いや、このまま推進(バック運転)で車庫に持ってくよ」
「ご苦労さん。じゃあまた後で!」
「SL人吉」が引き揚げて行くのを見送ってから、駅の観光案内所で教えてもらった天然鮎料理の店で家族で昼食。あぁ一家団欒。。。
おいしい鮎の塩焼きを食べた後、国宝に指定された「青井阿蘇神社」を見に行く家族と別れて人吉駅に隣接した機関庫へ。
乗客が食事をしている間も、機関車と乗務員は折り返しの運転に備えて調整中。
午後2時過ぎ、機関庫の裏にある転車台で向きを変えた機関車58654に推されて熊本行き「SL人吉」が入線。
プラットホーム据え付け後、すぐにドアが開いたのでいよいよ「SL人吉」に乗り込む。
編成の両端は、往年の超特急「つばめ」号に連結されていた1等展望車を彷彿とさせるクラシカルな全面ガラス張りの展望車。
展望ラウンジのお洒落な椅子。
ちなみに「SL人吉」専用客車のデザインは、ねこの駅長さん「たま」で名高い「わかやま電鉄」の電車たちをデザインしたことでも知られるドーンデザイン研究所を率いる水戸岡鋭治さん。
先月、わかやま電鉄に乗ってきたばかりだが、そういえば「SL人吉」の車内はわかやま電鉄の電車の車内にそっくり!
こちら、わかやま電鉄「たま電車」のねこ椅子。
これは「SL人吉」1号車展望ラウンジの椅子。
「たま電車」の閲覧自由の本棚「たま文庫」。
「SL人吉」にもあります、3号車の「SL文庫」。
わかやま電鉄「おもちゃ電車」のおもちゃショーケース。
「SL人吉」にはHOゲージ鉄道模型の蒸気機関車が並ぶSLショーケース。
走行中の振動で模型が壊れないかちょっと心配。
車内を見て歩いているうちに発車時刻となる。
青井阿蘇神社から戻ってきた両親と家族が無事乗車したのを確認して、
14:39、人吉駅を出発。
でも僕は両親と家族をほったらかしにして、機関車次位の3号車展望ラウンジに入り浸り。
目の前で蒸気機関車が走る様子が見られるのだから、この迫力は堪りません。
車窓は来る時に見た球磨川の景色の逆回し。
でも、列車を見送る人たちが皆嬉しそうに手を振ってくれます。
途中駅で停車する度に、機関車の周りは人だかり。
往復の過酷な釜焚き任務、ご苦労様T君。
「帰ったら今日の乗車レポートを書いてブログに載せるよ。今度、ゴールデンウィークが終わってから、混雑が落ち着いてからまた乗るから。」
「おお、また乗ってくれると嬉しいね。」
「じゃあ今日は新八代で降りるから。熊本まで、頑張って運転してねー!」
とりあえず今日はこれまで。また乗るぞ!