←2010年初夏、沖縄旅行記 4:南の海、那覇へからの続きです
第3日目:平成22年5月1日
沖縄に到着して、最初の夜が明けました。
今日は、先ずはこれに乗ります。

沖縄都市モノレール「ゆいレール」です!
沖縄本島にはかつて、那覇を中心に小さな軽便鉄道…ウチナーンチュからケービンと呼ばれて親しまれた「沖縄県営鉄道」が存在しましたが、沖縄戦ですべてが破壊されてしまいました。
その後、沖縄は長らく日本唯一の「鉄道の無い県」だったのですが、平成15年に「ゆいレール」が開業、沖縄に悲願の鉄道が復活したのです!
今回の沖縄の旅の大きな目的の一つが、この「ゆいレール」の乗り鉄なのですから、何はさておき先ずは1日フリー乗車券(大人600円)を購入して乗り込みます。
「ゆいレール」は2輌編成、丸っこくて小さな可愛らしいモノレールです。
乗り込んで気が付いたのですが、運転席のすぐ後ろにはこんな「かぶりつき専用席」があります!


運良く席が空いていたので、早速かぶりつきを堪能します。
それにしても、街の中のかなり高い位置を走るので、車窓が楽しいですねぇ!
ちょっとバンコクのスカイトレインに似た印象です。
那覇空港行きの列車に乗ったのですが、終点に着く1つ前の赤嶺駅で途中下車。
自衛隊基地と隣接する高層住宅地の中にある駅なのですが…実は!

ここが日本最南端の駅なのです!
「ゆいレール」開業までは、JR九州・指宿枕崎線の西大山駅が日本最南端だったのですが、一気に引き離しましたねぇ~。

駅前広場には、立派な石碑も建っています。
それにしても、住宅地のど真ん中にあるのが日本最南端駅ってのもなんだか違和感あって面白いですね。
何しろ、「旧最南端駅」の西大山駅は畑の向こうに開聞岳を望む、如何にも!なロケーションにありましたから…
再びモノレールに乗って、今度こそ終点の那覇空港駅へ。

実は那覇空港駅は日本最西端の駅です!
沖縄に飛行機で来て「ゆいレール」で那覇市内に向かう人は、知らず知らずのうちに日本最西端と日本最南端の駅を通過してしまうことになりますね(笑)
さて、那覇空港駅に着いたら改札を出て、空港には向かわずに地上に降りてモノレールの高架の下を少し歩きます。
那覇空港駅の少し手前側にある沖縄都市モノレール本社まで行って、そのまま敷地の中に入って行くと…

「ゆいレール展示館」があります。
入場無料ながら土日祝日は休館という、観光客にはなかなかハードルの高い施設なのですが、
ゴールデンウィーク中は特別にオープンしていました。気が利いていますね。

館内には「ゆいレール」の建設から開業までの歩みを知ることが出来る展示の他に、
大の鉄道ファンで知られるゆたかはじめさんこと元東京高等裁判所長官の石田穣一先生から寄贈された膨大な鉄道関連グッズや
“ケービン”沖縄県営鉄道に関する資料を見ることが出来ます。
まさに、沖縄の鉄道の殿堂なのです!
そして、ここには…

ブルートレイン「なは」号のヘッドマークがあるのです!!
これは、平成20年3月14日の夜に京都駅を発車して熊本駅へと向かった下り「なは」最終列車に九州内で取り付けられた実物です。
僕は、同日に熊本駅から京都駅へと走った上り「なは」最終列車に乗車していますので、このヘッドマークを直接目にはしていません。
それでも、熊本駅到着後にこの「なは」のヘッドマークがその後JR九州から、愛称で縁のある那覇市の「ゆいレール」に贈られたと聞いて、いつか見に行きたいと思っていました。
2年越しで念願叶い、今日「なは」ファイナルランヘッドマークと対面を果たすことが出来たのです。
ちなみに、このヘッドマークと同じデザインのものが最近もう1つ作られていて、先日のブルートレイン「なは」九州内リバイバル運転で実際に機関車に装着されていますね。
「ゆいレール展示館」にあるファイナルランヘッドマークも、このような感じで機関車に取り付けられて最終列車の最後の旅路を飾ったんですねぇ…
そして今、遂に、列車名が示す通りその最終目的地であった那覇に安住の地を得ているのです。

※「なは」リバイバル運転時の写真。「ゆいレール展示館」にあるヘッドマークとは異なるものです。

ヘッドマーク寄贈の目録もちゃんと添えられています。


ヘッドマーク以外にも、ブルートレイン「なは」号関連の資料が展示されていました。
そして…

何とブルートレイン「はやぶさ」号のヘッドマークもありました!
これは、ゆたかはじめさんのコレクションの一つのようです。
本当に凄いものを持っておられたんですねぇ!
「なは」とだけでなく「はやぶさ」との対面も果たせて、大満足で「ゆいレール展示館」を後にしました。



モコモコと可愛らしくポイントを渡って那覇空港駅にやって来るモノレールに乗って、次は…
一気に終点の首里駅まで乗り鉄しましょう!
首里といえば、確かお城があったな。終点に着いたら首里城を見に行こうか。
→2010年初夏、沖縄旅行記 6:首里城、琉球古都散歩に続きます
※「ゆいレール展示館」内の写真は許可を得て撮影・掲載しています
第3日目:平成22年5月1日
沖縄に到着して、最初の夜が明けました。
今日は、先ずはこれに乗ります。

沖縄都市モノレール「ゆいレール」です!
沖縄本島にはかつて、那覇を中心に小さな軽便鉄道…ウチナーンチュからケービンと呼ばれて親しまれた「沖縄県営鉄道」が存在しましたが、沖縄戦ですべてが破壊されてしまいました。
その後、沖縄は長らく日本唯一の「鉄道の無い県」だったのですが、平成15年に「ゆいレール」が開業、沖縄に悲願の鉄道が復活したのです!
今回の沖縄の旅の大きな目的の一つが、この「ゆいレール」の乗り鉄なのですから、何はさておき先ずは1日フリー乗車券(大人600円)を購入して乗り込みます。
「ゆいレール」は2輌編成、丸っこくて小さな可愛らしいモノレールです。
乗り込んで気が付いたのですが、運転席のすぐ後ろにはこんな「かぶりつき専用席」があります!


運良く席が空いていたので、早速かぶりつきを堪能します。
それにしても、街の中のかなり高い位置を走るので、車窓が楽しいですねぇ!
ちょっとバンコクのスカイトレインに似た印象です。
那覇空港行きの列車に乗ったのですが、終点に着く1つ前の赤嶺駅で途中下車。
自衛隊基地と隣接する高層住宅地の中にある駅なのですが…実は!

ここが日本最南端の駅なのです!
「ゆいレール」開業までは、JR九州・指宿枕崎線の西大山駅が日本最南端だったのですが、一気に引き離しましたねぇ~。

駅前広場には、立派な石碑も建っています。
それにしても、住宅地のど真ん中にあるのが日本最南端駅ってのもなんだか違和感あって面白いですね。
何しろ、「旧最南端駅」の西大山駅は畑の向こうに開聞岳を望む、如何にも!なロケーションにありましたから…
再びモノレールに乗って、今度こそ終点の那覇空港駅へ。

実は那覇空港駅は日本最西端の駅です!
沖縄に飛行機で来て「ゆいレール」で那覇市内に向かう人は、知らず知らずのうちに日本最西端と日本最南端の駅を通過してしまうことになりますね(笑)
さて、那覇空港駅に着いたら改札を出て、空港には向かわずに地上に降りてモノレールの高架の下を少し歩きます。
那覇空港駅の少し手前側にある沖縄都市モノレール本社まで行って、そのまま敷地の中に入って行くと…

「ゆいレール展示館」があります。
入場無料ながら土日祝日は休館という、観光客にはなかなかハードルの高い施設なのですが、
ゴールデンウィーク中は特別にオープンしていました。気が利いていますね。

館内には「ゆいレール」の建設から開業までの歩みを知ることが出来る展示の他に、
大の鉄道ファンで知られるゆたかはじめさんこと元東京高等裁判所長官の石田穣一先生から寄贈された膨大な鉄道関連グッズや
“ケービン”沖縄県営鉄道に関する資料を見ることが出来ます。
まさに、沖縄の鉄道の殿堂なのです!
そして、ここには…

ブルートレイン「なは」号のヘッドマークがあるのです!!
これは、平成20年3月14日の夜に京都駅を発車して熊本駅へと向かった下り「なは」最終列車に九州内で取り付けられた実物です。
僕は、同日に熊本駅から京都駅へと走った上り「なは」最終列車に乗車していますので、このヘッドマークを直接目にはしていません。
それでも、熊本駅到着後にこの「なは」のヘッドマークがその後JR九州から、愛称で縁のある那覇市の「ゆいレール」に贈られたと聞いて、いつか見に行きたいと思っていました。
2年越しで念願叶い、今日「なは」ファイナルランヘッドマークと対面を果たすことが出来たのです。
ちなみに、このヘッドマークと同じデザインのものが最近もう1つ作られていて、先日のブルートレイン「なは」九州内リバイバル運転で実際に機関車に装着されていますね。
「ゆいレール展示館」にあるファイナルランヘッドマークも、このような感じで機関車に取り付けられて最終列車の最後の旅路を飾ったんですねぇ…
そして今、遂に、列車名が示す通りその最終目的地であった那覇に安住の地を得ているのです。

※「なは」リバイバル運転時の写真。「ゆいレール展示館」にあるヘッドマークとは異なるものです。

ヘッドマーク寄贈の目録もちゃんと添えられています。


ヘッドマーク以外にも、ブルートレイン「なは」号関連の資料が展示されていました。
そして…

何とブルートレイン「はやぶさ」号のヘッドマークもありました!
これは、ゆたかはじめさんのコレクションの一つのようです。
本当に凄いものを持っておられたんですねぇ!
「なは」とだけでなく「はやぶさ」との対面も果たせて、大満足で「ゆいレール展示館」を後にしました。



モコモコと可愛らしくポイントを渡って那覇空港駅にやって来るモノレールに乗って、次は…
一気に終点の首里駅まで乗り鉄しましょう!
首里といえば、確かお城があったな。終点に着いたら首里城を見に行こうか。
→2010年初夏、沖縄旅行記 6:首里城、琉球古都散歩に続きます
※「ゆいレール展示館」内の写真は許可を得て撮影・掲載しています