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2010年初夏、沖縄旅行記 9:旅の終りは、博物館散歩

2010-05-15 | 旅行
沖縄県立博物館・美術館

2010年初夏、沖縄旅行記 8:路線バスに乗って、平和ということからの続きです

第6日目(最終日):平成22年5月4日

今日は沖縄から帰る日。
午後の飛行機に乗るまで時間があるので、朝から「ゆいレール」に乗ってここにやって来ました。


沖縄県立博物館・美術館です。
白い斬新なデザインの建築が青空によく映えて、それだけで一つの芸術作品のようです。
名称の示す通り、一つの建物に博物館と美術館が入っていますが、今日は時間もないので博物館エリアのみを見ることにしました。




博物館のエントランス。
まるでブティックのような洗練されたインテリアですが、展示も充実しています。
旧石器時代の「港川人」に始まる沖縄の人類史を、順を追って見ていくことが出来る他、
自然史・考古・美術工芸・歴史・民俗の各分野に関する展示があり、じっくり見ていくと数時間以上はかかります。

そんな中でひと際、僕の目を引いたのがこの展示。

ケービンこと「沖縄県営鉄道」について、模型と映像で紹介するコーナーがあったのです。


ケービンの路線図。
こうして現役の鉄道路線図のようにして見ると、歴史の彼方に失われてしまった沖縄県営鉄道の姿がリアルに浮かび上がってきます。
そして「乗ってみたかった…」という想いもこみ上げてきます。


むかし、さとうきび畑の中をドイツ製コッペル機関車に牽かれた小さな列車が走っていた、そんな時代が確かにあったんですねぇ…

追憶の鉄路を想いつつ、今回の沖縄の旅を終えたいと思います。


那覇空港を離陸したスカイネットアジア航空のボーイング737は、「フェリーなみのうえ」で25時間かけて航海してきた海をわずか1時間程で飛び越えてしまいます。
機内サービスのコーヒーを飲んでいるうちに、もう飛行機は高度を下げ始めて熊本空港への着陸態勢に入ります。
余りにも呆気ない、帰りの空の旅です。


トカラ列島の島々が、眼下を過ぎ去っていきます。


九州本土へと近付く機上から見た、おそらく種子島があると思われる方角の空。
この宇宙まで突き抜けるようなダークブルーの空に向かって、もうすぐロケットが打ち上げられることになっています。
金星探査機「あかつき」小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」、そしてあいのりの小型衛星たちを載せたH-IIAロケット17号機は、
平成22年5月18日の朝6時44分14秒(日本時間)に種子島宇宙センターから打ち上げられる予定です。

あかつき特設サイト あかつき特設サイト(JAXA)

小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS(イカロス)」専門チャンネル

そして僕は、H-IIAロケット17号機の打ち上げを見送るべく種子島へと向かうことにしています。
「もうすぐこの宙(そら)へと飛び立つんだな…!翔べ、H-IIA!!」

帰り着く前からもう次の種子島への旅を、そして遥かな金星への旅を想いながら、
スカイネットアジア航空のボーイング737は熊本空港に到着しました。

さぁ次は種子島だ!

(旅行記終わり)

2010年初夏、沖縄旅行記 記事一覧
2010年初夏、沖縄旅行記 1:南へ、先ずは鉄道で
2010年初夏、沖縄旅行記 2:鹿児島市、博物館散歩
2010年初夏、沖縄旅行記 3:フェリーなみのうえ、海の旅
2010年初夏、沖縄旅行記 4:南の海、那覇へ
2010年初夏、沖縄旅行記 5:ゆいレールと、ブルートレイン「なは」
2010年初夏、沖縄旅行記 6:首里城、琉球古都散歩
2010年初夏、沖縄旅行記 7:宇宙通信所と、美ら海水族館
2010年初夏、沖縄旅行記 8:路線バスに乗って、平和ということ
→2010年初夏、沖縄旅行記 9:旅の終りは、博物館散歩(当記事)