天燈茶房 TENDANCAFE

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祇園祭2010

2010-07-21 | 映画・演劇・コンサートを観る
京都の夏を彩る祇園祭
一言に祇園祭と言っても、7月の間一ヶ月間に渡り様々な行事が催されます。
そのハイライトが、17日の山鉾巡行。今年は京都に見に行きました!
Special thanks:天燈茶房京都支部 (kamiちゃん&mogmog)

山鉾巡行は朝9時に一番手の長刀鉾が四条烏丸をスタートします。
ちょうど出発時刻頃に地下鉄の四条駅から地上に上がると、凄い混雑!



四条通に、出発を待つ山鉾が列をなしています。壮観!!

それにしても、天下に名高い祇園祭の山鉾巡行の最中だというのに、スタート地点の四条烏丸の交差点は烏丸通が交通規制されていないというのが驚き。
山鉾はビュンビュン行き交うクルマの合間を縫って交差点を渡って出発します。




目の前を、次々に山鉾が通過して行きます。
それにしても、間近で見る山鉾はこれでもかと言わんばかりに絢爛豪華そのもの!
何故かオリエンタルな模様のタペストリーが、純日本風の雰囲気にしっくり溶け込んでいるのが不思議です。


高く聳える鉾が、京都の真夏の青空と白雲に突き刺さるようです。
折しも今日、京都地方は梅雨明けしました。毎年、山鉾巡行と同時に京都の梅雨は明けるんだとか。


こんな可愛い山が通ります。
これは四条傘鉾ですね。この傘の姿が、応仁の乱以来の傘鉾の原型なんだとか。


聖徳太子を祀るという太子山
山に乗ってる人形がむこうを向いてるのが残念。


続いてやってきたのは菊水鉾かな?

こんな調子で、四条烏丸の交差点に立っていれば32の山鉾の姿をすべて見ることが出来る訳ですが、
この夏の盛りに長時間、大混雑の群衆に押し合い圧し合いしながら立っていると、流石に具合が悪くなりそうです。
四条通を山鉾を追うように、少し歩いてみます。


鉾に追いつきました。
真横から見ると、重量感がありますねぇ~


やって来たのは鶏鉾でしょうか。
四条通沿いのビルと比較すると、鉾の高さがよく分かります。

そのまま四条通を歩き続けて、四条河原町の交差点までやって来ました。
ここで山鉾巡行のハイライト、辻廻しが行われます。


構造上、直進することしか出来ない山鉾を、
車輪の下に枕木を噛ませたり水をかけて滑りを良くした上で横に引っ張り、半ば強引に直角に方向転換してしまうのです!



山鉾を動かすすべての人が呼吸を合わせて、一気にドリフトさせる様子は迫力満点!

それにしても、これって「宇宙クラスタ(主にTwitter上での宇宙好きの総称)」的には、火星探査機「のぞみ」や小惑星探査機「はやぶさ」でおなじみの軌道航法「スイングバイ」を連想させるんだよなぁ…
よって「祇園スイングバイ」と命名するw (それじゃ交差点から飛び出してどこかに飛んで行っちゃうだろ、という突っ込みは無しで!)


山鉾が次々にスイングバイしていきます。

歩き疲れたし、人ごみにも疲れたので、
ここで山鉾の追跡を終了。


祇園祭は山鉾巡行を終えると所謂「後の祭り」になり、京都は本格的な夏を迎えます。

今年も、全国的に(いや、全北半球的に、かな?)暑い熱い夏になりそうです。
皆様も夏バテなどすること無く、楽しい夏をお過し下さいませ!

祇園祭の京都から。天燈茶房亭主mitsuto1976 拝