三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

息子の誕生日

2007年07月31日 | Weblog
私には、今、素晴らしい妻と、中2と小1と1歳8ヶ月の息子
がいます。

私達には、中2と小1の息子の間にもう一人かわいい息子が
いました。

今日、その息子の誕生日で、家族で食事に行き、亡くなった
息子のことを長男や弟たちに話しながら楽しく食事をしてきました。

10年前に誕生し、私達親子は、毎日毎日、精一杯入院している
息子の元へ通いました。

妻も長男もそして、私も皆。明日は良くなる。
次来るときは元気になっていると思い。

幼い長男を連れて、弟が良くなったら「ルミナリエに行こう。」

「クリスマスをしよう。」「宝塚ファミリーランドに行こう。」

ガラス越しでしか弟と会うことの出来ない長男とよく話しました。
ほんの数回しか直に触れた事が無い兄弟なのに面会のガラス越しに
弟は兄の気配がわかり、兄が近づくと身体全体で喜びを表しました。

私達は、亡くなった次男に無限の教えを受けました。
そして、色んな人との架け橋になってもらいました。

言葉では言い尽くせないほど息子たちには色んなことを
教えてもらっています。

精一杯、天命をまっとうした1年でした。
先生、看護士さんに大変お世話になりましたし、今も縁でお付き合い
していただいています。

息子が亡くなってから、妻も私も毎日毎日泣いて暮らしました。
1人になった時、車に乗った時。
次男の心が私達を慰めてくれ、長男が癒してくれました。

私達はよく誕生日に祝ってやります。

病院で1歳の誕生日の数日前に誕生会をしていただきました。
看護士さんと私達家族で病室の1室で親子水入らずで
非常に楽しい一時が過ごせました。

このまま、この時が続くことを望んでいましたが、
誕生前の29日に天命をまっとうしました。

あの頃、松山千春の「この子の人生を、見届けられるなら・・・。」
という歌がよく流れていました。

その歌を聴くたびに・・・。でも辛くはありません。思い出の歌です。
今でも聴くと心洗われます。

今、妻と息子3人こうして元気にいられるのも次男のおかげだと
思います。

そして、あの時、長男がいなければ私達はどうなったかも知れません。

あの時、私は、次男に「がんばれ」と励ましの言葉をかけました
その後、看護士さんから今精一杯がんばってるのだから「がんばれ」
じゃなく「一緒にがんばろう」ですよね。と教えられました。


そうです。

今、一生懸命がんばっているのに、それ以上なにを望むのでしょう。
命があればいいじゃないですか。

いじめや不登校・自殺がよく報道されていますが、回りの大人が
一緒になって考え、受け入れてください。

子供と同じ目線で接してください。
同じ人間で、大人はちょっと歳をとっているだけなのだから。
大人社会の悪しき姿が子供たちに反映されないように。


最後に私は、極力、次男のことをどこでも話すようにしています。
次男が人としてこの世に存在した証拠をのこしたいから。



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