子ども達を守る社会の責任として13000筆の署名を集めたお母ちゃん方から出された請願に対して賛成討論を行いました。
(賛成討論の内容です)
請願第9号、三木市幼保一体化計画(案)についての請願に対して賛成の立場から
討論を行います。
三木市就学前施設の未来を考える連絡会より提出された請願の趣旨は、三木市が進めている幼保一体化を全て否定するものではなく、保護者として不安が残る部分についての見直しを求め、すべての子ども達の未来が輝く三木市をめざし、就学前施設の選択肢の確保や地域ニーズを反映した計画になるように市民の意見を取り入れて欲しいと言うものであり、2点あります。
1点は、公立施設の廃園スケジュールの見直し・公立施設の存続に関する見直し。
2点目は、幼保一体化計画案・修正案に関するパブリックコメントの実施です。
私は、予てより公立園での社会実験と検証を行い次の政策に結び付けていくべきだ
と言ってきました。
三木市教育委員会が、平成22年12月に可決した三木市立幼稚園教育環境整備方
針では、26年度を目標年度として別所幼稚園と別所保育所の幼保一体化が示され
ました。
22年から今まで4年間何をしていたのか、不思議でなりません。ならば、机上の
議論だけでなく実践を伴った政策を現場で実際に行い、次の政策に移すべきではな
かったのでしょうか?
残念ながら、この度の三木市幼保一体化計画案は、ほぼ全ての公立幼稚園・保育所
の廃園スケジュールを立て、
検証をすることなく机上の議論だけで進めようとする
もので、本当に子ども目線に立っての計画とはとうてい考えにくい
ものです。
そのしわ寄せの被害に一番最初にあうのが子ども達なのです。
机上の議論で一足飛びに政策を実行した後、検証し直すというのは今の三木市のスタンスかもしれませんが、机上の議論だけでなく市民目線に立った上で慎重に実践、検証を行い市全体に政策として広げていかなければならないと思います。
又、別の角度からの請願第8号は、市内各民間保育園11園から連名で提出があり
ました。それは、三木市の子どもたちのための就学前教育・保育の充実をめざした
「三木市幼保一体化計画案」の決議と早期実施を求める請願です。その請願文章最
後には、子ども達の健やかな成長を支えていく重要な計画であり早期の実現を求め
ます。と締めくくられています。
子ども達の健やかな成長を支えるのは全くもって同感です。そして三木市に待機児
童が発生することがなく、子ども達や保護者に選択肢を提供して頂いている民間園の
皆様に対しては感謝を申し上げると共に、子ども達の選択肢の中で皆様方とも手と手を取り合い、どうあるべきか議論を通じ、実践していかなければならないと考えています。
私は先ほど申しましたように机上の議論だけで、検証もせず、早急に行おうとする三木市の姿勢に反対をしています。
子ども達の健やかな成長を支えていくのは、我々社会の責任であり役割だと考えています。ですから、子ども達が、その矢面に立たされることの無いようにする為には、一足飛びに進めるような政策をせず慎重に市民の意見も含めて反映し、実践する必要があると考えます。
以上のことから議員各位には、請願第9号、三木市幼保一体化計画(案)について
ご賛同いただけますようにお願い申し上げ、請願第9号についての賛成討論を終わ
ります。
残念ながら結果は、お母ちゃん達の請願に賛成したのは、私も含めて4人
民間保育園からの請願に賛成したのは、13人
(議長は含んでいません。)