御弓神事が始まって800年目の昨日、古式にのっとり無事に故郷の安寧を祈念する事ができました。
1月末に始まった稽古始めから昨日の不動渓谷にての禊、そして、淡河八幡神社での神事まで
お互いがお互いを思いやる心を一つにして立派にやり遂げる事が出来ました。
12時30分より不動渓谷への道中を整列して無言で地面を踏みしめて進み
禊場にて清めの儀を行い
師範、助教を筆頭にふんどし姿になって禊を行いました。
禊前と禊後の雄姿をご覧下さい。
そして、神社に戻って古式による衣装を着けて的の中心に鬼を書き、それを黒く塗りつぶして
いよいよ神事が開始されます。
矢を射る青年達、そして、射った矢をひらって持ち届ける子ども達(矢拾い:やひらい)、ここでも温かい交流が生まれています。
子どものお母さんからは、子どもが大きくなったら褌を締めて禊をさせ、射手を務めさせたい。と言って下さる
お母さんもいらっしゃるぐらい、青年達の姿が立派だったんだろうと思います。
神事は、古式にのっとり暗闇での作法を行う事から日没から開始し、松明を両脇に備えて粛々と進みました。
射手が2人で一組となり、二組の作法を終えるまで約70分、厳冬の夜にも関わらず寒さに耐えながら確りと
神事を務める青年達、また、その作法を見届ける地域の方々。
的に矢が刺さった時の大歓声。
4人とも的に矢が刺さり、無事に鬼退治をしてくれました。
ありがとう。
連綿と受け継がれる文化と伝統を次代に届けられる事に感謝すると共に、
この巡り合わせ師範として立ち会えた事に感謝します。
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