先日の議会質問
市長の施政方針では「防災のまち」を実現するとありました。
私も、市民の命を守る防災には着実に準備を重ねていかなければならないと考えています。
防災には様々な事態が予測されることから、内容も多岐に渡ります。
地震、豪雨災害、土砂崩れ・・・
この度は、石野地区の浸水対策予算です。
対策が急がれるもので、応援しなければなりません。
一方、住宅の耐震化については進んでいないのが現状です。
31年度当初予算の住宅耐震化促進事業では、
昨年度の1670万円 ➡ 980万円となっています。
理由は昨年度の実績からの減額です。(利用者の減少です)
耐震化補助の仕組みがありますので、受け身ではなく促進策の検討をするべきです。
耐震化が進まない現状(国土交通省より)
http://www.mlit.go.jp/common/000233510.pdf
①耐震化は行っていないが、耐震化があると思っている
②耐震改修にお金がかかる
③誰に頼めばいいか分からない
④工法、費用、効果が適切であるか分からない
⑤自分や家族が住んでいる地域に地震はおこらない
の理由が多いようです。
市は多くの情報を持ち合わせていますので、対策を練った上で対象と思われる市民にダイレクトメッセージを送付し、きっかけづくりを促す必要があると考えます。
①については、ダイレクトメッセージで注意喚起
②については、リフォームと合わせた改修、または予算にあわせた減災対策の提案
③④については、公的機関(三木市)が業者(設計・施工等)の厳しい登録制度を創設又は、第三者機関を設立して依頼者から三者見積等も可能な体制づくりを行う。
⑤地震は必ず来るものとの意識づけを行う
等、様々な仕組みが考えられます。
住宅は個人の財産ではありますが、狭隘道路などに面する住宅で未耐震の場合は災害に直面すると道路に住宅が倒壊して消防車等の緊急車両が通行できなくなり大惨事になりかねませんので、優先順位をつけて実践するべきと考え、訴えました。
減災対策では、寝室や居間等の部屋部分だけの耐震化(シェルター型)やベット部分だけの減災(防災ベット)等があります。
下記、参考迄