空手の指導(大西道場)をする中で、5年前より通い続けてくれている知的障害をもった自閉症のりょうくんがこの度、
昇級試験にチャレンジしました。(級が上がる) 基本 → 移動稽古 → 体力試験 → 型 → 組手
そのチャレンジには、私からお父さんにお願いして、りょうくんの為にも参加して頂きました。
りょうくんは、周りの道場生の動きや所作をみて真似ます。
空手には型があり、それも周りの助けを得て体得しました。
その頑張りを見て、私も含め道場生の保護者からもチャレンジして欲しいとの思いが募りました。
写真では、正座の時には拳を握り太ももの付け根に置いて座ります。
細かな事ですが、審査を受けるにふさわしい心構えです。
他の道場生は、特に構いすぎる事なく、しかしながら、心の中では配慮している雰囲気が伝わってきます。
それぞれが、お互いに配慮しつつ、自然にかかわりあえています。
正直、初めは関わり方が分かりませんでしたので、普通にしていました。
お父さんからは、普通にしている事に感謝頂きました。
私も、りょうくんから、そして、周りの道場生から、多くの事を学ばせて頂いた事に感謝です。
写真や名前の掲載は保護者の了解を得て行っています。
名前については、あえて平仮名にしています。また、仮名にせず名前表記にしたのは、
成長しチャレンジし続ける彼の存在を多くの方々に知ってほしいからです。
下の写真は、審査の次の週に小2の道場生二人がリーダーになって忘年会を企画してくれました。
その時の一コマです。私と永田指導員さんとの真剣勝負(叩いて被ってジャンけんポン)です。
障害は特別な立場ではなく、誰にでもあると思います。
体が普通の人と違う
感じ方が違う
言いたい事が言えない
たくさんありますよね
言葉では説明難しいですけど、りょう君のお父さん
あなたが選んだ先生と頑張ってる息子さんは善き理解者になると思います。
道場生とりょう君、お互いに良き理解者であり、良い時間を得ている事に感謝しています。