祖母は、私が幼い時に若くして脳血管障害で倒れ手足の片方が麻痺する半身不随になりました。
今思えば大変辛い思いをしたのだろうと思いますが、そのようなことは表情にも出さずに
いつもニコニコして私たちを可愛がってくれたのを思い出します。
私の幼い頃、破れて大きな穴の開いている靴下によくツギハギをしてくれていました。
どうやって、不自由な片手でするのか?
靴下の中に柔らかいゴムボールを入れ、
あて布をそのボールで抑えて一針一針時間を掛けて縫ってくれます。
その靴下を履くのは嫌な時もありましたが、
冬のこの季節になると、よく履いていたのを思い出します。
おばあちゃんが時間を掛けて縫ってくれた靴下は生地が分厚くなった分、温かかったんです。
今でもたまに、温かいツギハギの靴下を履きたくなる時があります。
おばあちゃんに感謝!