今年で802年目を迎える、淡河八幡神社の御弓神事
4つある氏子地区で、その年の年番(担当)となった地区が行います。
そして、主役となる青年達や児童もその地区から選出されます。
今年の年番は、三木市志染町三津田・戸田地区で、1月28日から三津田の満田神社で
五穀豊穣と神事の無事を祈り、祈念式典及び稽古御始めが執り行われました。
(今年の奉仕者達)
その後、射手の役を得た青年達に神事の指導を助教の百津(ももず)氏、出逢(であい)氏と
行ってきました。
私が指導者として携わってから約40年になりますが、稽古に取り組む青年達の清々しくも一生懸命な
姿にいつも心打たれています。例年にもれず今年も同様で、若い遊び盛りにも関わらず日夜稽古に参加し、
熱心に取り組む姿には感動さえおぼえます。
初対面の青年もいる中で、いつの間にか緩やかであったかいチームワークが出来上がつています。
人生の一ページとして、この神事に携わる青年達にとってかけがえのない経験になっている事に
感謝しています。
(かがり火を焚いて稽古を行いました、今年の稽古風景)
御弓神事は夜の作法である事から、ここ数年は試験的にかがり火を焚いて夜に行っています。
今年も、夜に行います。
先ずは、午前中に神事の場均し(予行演習)を行い、その後、我々指導者を先頭に青年達と
禊場(不動渓谷)で禊を行います。
その後、神社境内で弓道会による射(36人大的射・おおまとい)が行われ、いよいよ夜に近づく頃から
御弓神事が執り行われます。
2組の射手が作法をする中で、後方には4年前に射手を務めた青年が介添え役として、射手の身に何かが
有った時、打って変わって代役を務める事が出来るように、身じろぎもせず待機しています。
また、作法中小学生の子どもも矢取りの役として神事に加わり、射手が放った矢を的より射手の許へ持って
帰ってきます。
私は、参加された皆様にいつも言う事ですが、極寒の中で日夜稽古に励み本番に臨むと、多くの方々の期待と
声援の声に緊張しながら神事に臨むわけですが、神事が無事終わった後の青年達の表情を、是非、ご覧頂きたいと
思います。
何事にも代えがたい清らかで素晴らしい笑顔を見る事ができます。
(上の写真2枚は以前の物です、禊では、渓谷の水が肌に刺さります)
明日の、御弓神事是非とも応援頂ければ幸いです。
因みに明日、淡河地区では、「ぶるっと淡河2024開催@淡河町各地」も同時開催されています。
https://ogo-go-go.com/parent-news/event/burutto2024/
寒い時期ではありますが、淡河は熱い!
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