議会での私との応答の概要です。誤字脱字はご容赦下さい。
歴史美術の杜と図書館の新築について問う。
現在、上の丸城址公園及び付け城を文化財指定にするとして当局が進めている歴史美術の杜構想であるが、当初28万平方メートルの民有地については無償で貸して頂く計画から今年の4月8日に急遽、買い上げに方向転換して10万平方メートルの民有地の購入が新たに発生し概算総事業費が図書館の新築も含め約10億円であったものが更に上積みされようとしている。その内、城址公園周辺の活用ということで現在の図書館を歴史資料館として使用し、新図書館を約42000万円かけて新築を行うべく当局側で検討委員会が開催されている。
そこで、歴史美術の杜構想中、上の丸及び付城の文化財指定に向けての取り組みについて5点問う。
Q:指定に向けて8月29日に文化庁にプレゼンへ行かれたが、その成果について、又国へ意見具申された時期及びその結果について問う。
A:8月29日文化庁にて中世じょうかん保存検討委員会が開催され、学識経験者や文化庁関係者に対して行った。
付け城と本丸がセットで残る貴重な数少ない遺跡であり、地下に埋設されている貴重な遺産についても重要性について述べられた。
Q:民有地の買い上げ希望面積について、その後10万平方メートルから増減の有無及び数値について問う。
A:当初102000㎡あり、相続関係で買い上げ希望がありながら保留されていた16000㎡について確定したので、118000㎡になる。
Q:庁内プロジェクト((仮称)歴史美術の杜推進検討委員会は庁内プロジェクトと同義語であり統一を求めました)の進捗状況及び立ち上げからのタイムスケジュールについて問う。
A:2-3ヶ月に一度開催して26年度内を目途に三木歴史の杜ミュージアムに向けたアクションプランを求めていく予定
Q:民有地買い上げ額について聞く。
A:これまで答弁していた通り現時点では示すことは出来ません。
Q:図書館の新築を除いた5億8千万円に対するランニングコストの額について問う。
A:750万円前後になる見通し。付け城等の維持管理費については今後、指定する史跡保存計画で具体的に策定することになるが、岡山の「きのじょう」遺跡、愛宕山古墳の維持管理費を参考算定し年間300万円程度と試算している。
Q:図書館の新築問題について2点問う。
A:(仮称)三木市立中央図書館建設検討委員会の進捗状況及びその概要について問う。
5/29.6/25.8/8に開催された。9/18日は全体的な規模について話し合う。
10月の教育委員会で案を策定し11月の教育委員会で新設図書館の基本計画を決定する。
Q:基本計画策定後市民に理解を得る為の取り組みの有無及びその内容について問う。
A:決定後、記者発表、広報みき、ホームページ等によって市民に知らせる。又、市内3箇所の図書館で規模やレイアウト等を図書館利用者に対して周知を図る。
中央図書館を創るんだという機運づくりが必要だと思う。市民の皆さんの声を反映させて頂き教育にもいかして頂けるような取り組みをしていただきたい。
市民の思いや意見を大切にして頂いて、実際にそこに行って説明をする。行政としての説明責任を果たして頂きたい。教育委員長にお願いします。市民の皆さんや地域の皆さんのご意見は等についても発言頂ければと思いますので宜しくお願いいたします。
総額10億円をかける2大事業のうちの一つであるが(私はそもそもが反対である)当局に市民と向き合う姿勢が少し欠如しているのではないかと思う。当局が進めることに対して当然、思いがあるのなら確りと向き合って提案する場所をつくるべきだと思う。
記者発表、広報みき、ホームページ等、又、市内3箇所の図書館で規模やレイアウト等を図書館利用者に対して周知を図るだけではなく、皆さんの中央図書館がこんなに楽しく生まれ変わります。どうぞ一緒に取り組みましょう。というぐらいの気持ちがないものかと考えてしまう。
<私見>図書館も移転先で当局が決定し、予算組みまでしていたものが予算組みの意味もなく又、議会での議論もむなしく違う場所に新築として突然決定されてしまうなど、ここでも政策の手戻りがあったばかりか、市内の多くの市民との関りも薄いまま、箱物だけが先行するのではないかと非常に危惧するところである。工事着手が25年4月で竣工が26年1月である。何故か市長選とリンクしているのが不思議なところである。