三木市議 大西ひできの方丈記

日常生活と三木市議会議員の日常記
「人は宝、子どもは希望」
三木市の再生は人材育成から。

猫の目行政に危機感!!

2013年01月27日 | 歴史美術の杜

新図書館について問う (市民の声)2013-01-24 21:36:57

明日は臨時総務建設常任委員会ですね。

「新図書館をどこに建てるか。」
については、非常に論点の見えやすい問題です。

今の市長さんを支持している、していないは全く横においておいて、「新図書館は市役所の隣でいいのか。」ということです。

私は、新図書館を市役所横に建てることにはまったく反対です。ただでさえ、三木鉄道廃止の後のバス路線補助病院のための直通バスなどで年間数億というお金を使っているのに、市役所横に新図書館を作れば新たな「図書館直通バス」まで必要になるからです。

そこまでして新図書館に人を運んでも、そこには図書館しかありません。まちの活性化に何の役にも立たないのです。

そういった意味で、小野イオンの周辺に図書館、運動場、斎場、ホテル、全てを一転集約させてこの場所を「小野らんらんバス」の拠点とした小野市の手法を三木市は学ぶ必要があると思います。

三木市の中で、バス・鉄道・主要道路網(含む高速道路)が全て交差する地点は、大村地区をおいて他にありません。三木市がこの場所に新図書館を建てれば、小野市以上のにぎわいを創設できることでしょう。

また、図書館といえば、武雄市のTSUTAYA図書館が非常に魅力的です。建設費のうちの3億円はTSUTAYAが出資し、武雄市の図書館を建設し、運営にあたります。
(武雄市の図書館については、樋渡市長のブログで完成予定図が紹介されています。是非、ご覧ください。市の内外問わず訪れたいと思わされる素晴らしい図書館です。
http://hiwa1118.exblog.jp/17536155/)

市立のスポーツ公園や文化会館などをみても分かる通り、市の施設は民間業務委託で運営されるもので、新図書館も例外ではないでしょう。

そうであれば、建設の段階から民間企業の経営ノウハウを活用できる(業務の収益化を計画の段階から盛り込む)武雄市のような新たな民間委託の形を模索するべきです。(既存の図書館がある市にはできません。これは三木市にしかできないことです。)

武雄のTSUTAYA図書館のような施設を鉄道沿いに建設すれば、「その図書館を目当てに」わざわざ市内外のお客さんがやってきてくれる姿が想像できませんか?


新図書館と新たなまちの姿、公共交通網の維持と効率的な税金投入、そういったものを一体として考えなければなりません。
蛇足ながら、現代における公共交通は、行政の支援を必要としています。政令指定都市の市営地下鉄やバスであっても、運輸収益だけで黒字を確保できず、市からの何十億という補助金を受けて経営しています。「神戸電鉄だけが赤字でたかり屋」では決してないのです。

神戸電鉄を存続させることができるかどうかは三木市の発展に大きな影響を与えます。だからこそ、最小限の費用で最大限の効果を得る施策を考えて行かなければならない。

新図書館をなんとなく建てるだけ、ではだめなんです。

私はこの場をお借りして、新図書館の建設場所は本当に、市役所前でいいのか、建設完成時期は来年1月でないといけないのか、ということを何度でもお聞きします。

そういった議論が高まり、大きなうねりになっていくことを期待します。

それでも「数の力」で押し切りに来るならば。最終的な手段としては、リコールくらいしかないのではないか、と思っています。

市長さんがいいか悪いか、ではありません。
新図書館は市役所前でないといけないのか。完成時期が来年1月でないといけないのか、ということです。

 

図書館建設時期 (市民の声(一市民))
2013-01-25 20:29:06
新図書館の建設時期は、平成26年1月ではなく、平成27年1月なのですね!

知りませんでした。
今日が図書館建設のための「総務建設常任委員会」だと聞いておりましたので、もう明日にも工事が始まってしまうのではないかと思い、焦っていました。

それにしても、図書館建設まで残された時間はそんなにありません。(工事が始まってしまえばもう変更は難しいでしょう。)

残り数か月といったところでしょうか。

今は、本当に図書館の場所が市役所前でいいのか。
その場合の公共交通政策はどうするのか。将来の三木市の姿がどうあるべきかについて議論を高め、必要な補正を修正を行っていくべき時だと思います。

しかし、fuji-takeさん、大事なことを教えていただきありがとうございました!

すこしばかりは猶予の時間をもらえた気がします。

  

図書館建設時期 (あああ)
2013-01-25 23:58:37
>図書館建設まで残された時間はそんなにありません
既に時間は過ぎています。

以前の大西様の記事で
>12月議会では2転3転する政策に危機感を覚え図書館の基本設計は補正予算で議決し、後の実施設計の予算については、再度の議決事項とするため削除を求めた動議を提出し、賛同を求めましたが賛成少数で否決となり補正予算が決定
とありました。

市議会だよりを見て調べてみると、議決された内訳がありました。
測量、地質調査、基本設計、実施設計となっていますので既に場所が決定したようで、その後の全てについて設計する予算が通過したようです。

次に議会でチェックできるのは工事費の予算です。
凍結にならない限り止めることはできないでしょうが、数の力でチェックせずに通過してしまうでしょう。

ところでHPを見ると議会基本条例のパブコメがでていました。
以下に一部抜粋します。

重要な政策について論点を明確にすること。市長に対して次の事項について明らかにする。【政策の目的、提案に至るまでの経緯、他の自治体の類似する政策との比較検討、政策策定にあたっての市民参画の有無及びその内容、総合計画との整合性、財源措置、将来にわたる効果およびコスト計算】
市民への報告及び市民との意見交換の場として、議会報告会を年一回以上開催し、議会運営に反映。

おそらくこの案を作るのに内容を議論されていると思いますので、内容を認識されての12月議会ではないかと想像できます。
12月議会での図書館と再来機の件について、基本条例にあてはめるとどこまでできているのでしょうか。質問があったが答えの論点がすり替わったりもあったでしょう。
報告会については、基本条例が4月から実施される予定なので今のうちに批判を受けやすいハコモノ関係の報告会をせずに済んでしまうのでしょう。

図書館を建設することが決まってからの議論なので必要かどうかの議論がされていなく、図書関係者で構成する委員会ではそこまで話を戻すことができないです。

統合病院の建設と場所が既にきまってから高齢者と議論しても不便な市外の場所なので不便で行きにくいとの意見が出るのは、  あたりまえ~。

選挙で選ばれた市民を代表する方々が決定されたので三木市の民意を反映している結果なのでしょうか。

三木市で緊急に対策をしないといけない事は、神戸電鉄を存続させるために行政や民間が何をしないといけないのか、廃止の先延ばしでなく乗客が増えることを真剣に議論して実行すべきだと感じています。図書館と病院によりチャンスがあったのに逆に減らす事を行っています。

次の新しい記事を楽しみに待っています。

 

 

 

>あああさん (市民の声(一市民))
2013-01-26 09:24:50
図書館建設についてはまだ取り戻せます。

ブログ市長として名高い鹿児島の阿久根市長は2度の失職(1度は議会からの解散請求、2度目は住民投票)を経て失職しました。(阿久根市長は市職員の給料カットや処分などが争点)

佐賀の武雄市長は「市民グループが市長リコールの方針を固めたことに応じ自ら辞職して」再選しました。(※「市民病院を民間に売却」が争点)

本来、地方自治における議会とは、国における「唯一の立法府」である議会とは全く役割が異なり、「独裁者となれるほどの権限を与えられた首長の暴走をチェックすべく」設置された機関です。ですから、行政の仕事を批判し、議論を交わすことでより良いまちづくりをしていくことが本来の役割でよいのですが、今はそれをすれば「反対のための反対をしている」と、首長派から笑われてしまう。お気の毒です。

議会の役割は首長の暴走を止めることです。
二元対立できない議会ならば地方自治には不要です。

さて、私は図書館の建設までに実施設計などで数億の税金が投下されたとしても、その後のライフサイクルコストを総合的に見れば、もう一度選定場所からやり直すことで十分元が取れる問題だと思っています
(図書館はいったん建てれば30~50年は場所を変えられないでしょう。)

あああさんのおっしゃるとおり議会基本条例にある
「他の自治体の類似する政策との比較検討=武雄市の事例との比較」
「政策策定にあたっての市民参画の有無及びその内容=市民アンケートの意見反映」
などがしっかり行われてはいませんね。

いつの間にか図書館の移転問題が出てきて、何が何だか分からないうちに移転場所と建設時期が決定していた、というのが私を含む市民の感想だと思っています。

今、一番必要なことは「図書館の移転場所と移転時期は正しいのか」をより多くの市民の皆さんが真剣に考えてくださることだと思います。

私はね、三木市から神戸電鉄がなくなった場合、「小野高校や私立の小中学校・高校に通える交通手段」がなくなることで、「今から子どもを育てる家庭」の流出はもっと進み、人口は小野と逆転してしまうんじゃないかな、と思っています。しかも、富裕層の流出を招いて税収も減ってしまうんではないかと懸念しています。「コンパクトシティ」になって「お金もなくなった」では踏んだり蹴ったりです

ですから、図書館問題と公共交通政策問題は、一体として考える必要がある(武雄市のような魅力ある図書館を公共交通の要となる場所に配置する)と考えています。

一番理想的なことはですね、市議会の会派に関係なく、各議員さんがご自分で再考くださって建設場所について議会の場でノーという議決を出す、2番目には「図書館の場所がこれでいいかという議論があることを市長さんが認識してご自分で民意を問う」、3番目にはちょっと面倒ですが「解職請求を行って民意を問う」です。

来年の市長選まで建設着工を待ってくださってもいいんですけどね。そんなことはしてくださらないかな。

図書館問題は争点がみえやすいので、市民の皆さんも考えてくださるのではないかな、と思います。

私は三木市の政策について批判めいたことを書きますが、市長さんが嫌いとかそういうことではありません。ただ、その政策が良いか悪いか、ということを問いたいのです。

今後40~50年の三木市の姿を左右するであろう図書館、その場所は市役所前でいいですか?

これをご覧のみなさん、ご一考いただくと同時に、自分の周囲の方にも問いかけていただけませんか?

>あああさん、良い問題提起ありがとうございます。
よりよい三木市になるように、私たちにできることは微力ですが努力していきたいものですね。

力足らずで申し訳ありません。(大西秀樹)



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1 コメント

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Unknown (草莽の民)
2013-01-28 20:12:06
三木の中心ってどこなんだろう?
文化と共に旧市街地は捨てられるのか。
代わりに植民地みたいな他所からやってきた店に金を吸い取られるのか。
車型社会の方向へ行くのだろうか。
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