以下、兵庫県医師会のホームページより抜粋
予防について
現在ワクチンはありません。
手洗いやアルコール消毒といった基本的な感染防御対策が大切となります。
一方ネット上などでは、科学的根拠のない予防法が散見されますが、確実な方法で予防に努めてください。
現時点で新型コロナウイルス感染症の予防に関して有用な冊子を紹介しますのでご参照ください。
東北医科薬科大学病院刊 新型コロナウイルス感染症~市民向け感染予防ハンドブック
(東北医科歯科薬科大学病院ホームページより)
検査について
現在確定診断のための検査は、ウイルスのRNAをPCR法で増幅して検出します。
兵庫県の検査機関でも行っていますが、例えばインフルエンザの迅速診断のようにその場で結果がわかるものではありません。
また希望すれば全員が受けられるわけではなく、医師と保健所が必要と判断した患者さんに対して感染症指定医療機関でだけ行うこととなっています。
現時点で一般の医療機関を受診しても一切検査は受けられません。
そして検査結果の解釈にもご注意ください。
検査で陽性と出れば、コロナウイルスに感染性している可能性があります。
しかし、検査で陰性であっても感染していない証明にはなりません。
つまりその時点で「検査が陰性」というだけで、将来何日間大丈夫という保証にはなりません。
なお、最近になって、このPCR検査を医療保険の対象とし、民間検査所でも可能とするとの報道がなされ、あたかも一般医療機関でも検査が出来るようなイメージがマスコミ等から流されていますが、現時点でそのような検査態勢は出来ておりません。
簡易キットも出来ておらず、また、検体採取から搬送には極めて厳格な対応が求められますので、上記の流れ以外に、一般医療機関が扱う事は出来ませんので、検査目的のみで受診することは避けてください。
下は、東北医科薬科大学病院ホームページより
「新型コロナウイルス感染症 ~市民向け感染予防ハンドブック」(動画版)を公開しました