宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和2年産米の振り返りと令和3年産米栽培のポイントを確認しました。

2021年02月17日 10時03分00秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年1月28日,JAいしのまき稲作部会主催の稲作総合検討会が開催され,生産者40名が出席しました。普及センターからは,令和2年産の生育概況や令和3年産に向けた対策,ブランド米「だて正夢」「金のいぶき」の栽培ポイント,管内の水田における地力の状況について説明を行いました。
 令和3年産良食米づくりに向けて,品種の特性に合わせた茎数・穂数の確保と幼穂形成期以降の葉色維持により白未熟粒の発生を防ぐこと,追肥や土づくりにより登熟期間の稲体の栄養分を維持することが重要です。
 ブランド米の栽培については,品種に合った栽植密度での田植えにより穂数が確保されたこと,追肥の実施により生育後半の葉色が維持されたことから収量が確保できた事例を紹介し,適切な管理が収量・品質を定させるポイントと説明しました。
 地力については,転作の繰り返しで有機物の分解が進むことや,堆肥・稲わら施用が減少していることなどが要因で低下してきます。普及センターが設置した,堆肥を施用した実証ほにおいて収量が上がった事例を紹介し,積極的な堆肥等の有機物施用を呼びかけを行いました。
 そのほか,メーカーからJAいしのまきが新規採用した資材の特徴や使用方法について説明がありました。
 普及センターでは今後も石巻地域の水稲の収量と品質の向上を目指した栽培の取組を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-14352   FAX:0225-95-2999 


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加美郡りんご協議会「せん定講習会」開催

2021年02月03日 16時47分15秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年1月12日,色麻町において,加美郡りんご協議会の「せん定講習会」が開催され,会員11名が参加しました。
 本講習会は,りんご協議会が「会員の技術向上と会員相互の情報交換を図るため」に毎年行っているもので,今年度は協議会長のりんご園において実施しました。
長靴がかなり埋まるほどの積雪の中,栽培経験の少ない人からベテランまでが参加した中で,普及指導員がせん定しながら説明を行い,会員相互に意見交換を行う形で講習会を進めました。
参加した会員からは「2次伸長枝の処理方法」など積極的に質問があり,寒い中充実した講習会となりました。
 普及センターでは,これからも安全で安心できる農産物生産に対する支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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農事組合法人iファームが経営改善に向けてGAP取組の基本を学習!

2021年01月19日 16時16分08秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年1月15日(金)に栗原市志波姫地区の農事組合法人iファームがGAPの基礎を学ぶ勉強会を行いました。
 農事組合法人iファームは,水稲・大豆など土地利用型作物中心の経営を行っており,現在,農薬の保管・使用に関する管理点に着目し部分的にGAPに取り組みはじめていますが,幅広い視点での生産・経営改善やより良い組織運営を目指し,役員及び社員が全員参加してGAPの基本的な考え方を学びました。
 普及センターからは,労働安全等の「5つの柱」から問題点を考えてみること,継続的なPDCA(Plan-Do―Check―Action)や自分達に適したルールづくりの重要性などを説明しました。また,動画も紹介し,実践している生産者の声やGAP全体像を実感していただきました。
 役員からPDCAの考えが参考になったとの感想があり,今後話し合いをしながらGAPに取り組んでいくための共通認識を持つ機会となりました。普及センターでは今後もGAPに関心のある農業法人への支援を継続していきます。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-6144


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「春告げやさい」の出荷が始まりました。

2021年01月12日 16時51分41秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 1月から気仙沼・南三陸地域のブランド品目である「春告げやさい」の出荷が始まりました。春の訪れを感じさせるものとして,当地域ではシラスのことを春告げ魚,ウグイスのことを春告げ鳥と親しみを込めて呼んできました。このことにちなんで,冬から早春に向かって栽培される「ちぢみゆきな」や「春立なばな」等の7品目の野菜を「春告げやさい」と名付け,JAや関係機関が生産・消費拡大を図っています。
 昨年秋は好天に恵まれたことで生育が順調に進み,品質の良いものが収穫できています。今年,新たに栽培を始めた気仙沼市の唐桑大沢営農組合では「ちぢみゆきな」の収穫を迎え,組合員が一袋ずつ丁寧に袋詰め作業を行っていました。「春告げやさい」は気仙沼市の直売所「菜果好」等に出荷されています。

 

 

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069  FAX:0226-22-1606


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JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催されました

2021年01月04日 09時03分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月16日に利府町春日の引地龍夫氏梨畑を会場に,JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催され部会員28名が参加しました。
 当日は園主と普及センターが講師となり,「幸水」と「あきづき」のせん定作業と黒星病対策について実演を交えて指導しました。園主からは夏場の樹の姿をイメージし,園地全体で必要な着果量が確保できるのであれば積極的に側枝を更新すること。予備枝,長果枝,短果枝をバランス良く配置することなど安定生産のためのせん定のポイントについて説明がありました。普及センターからは農薬の付着ムラを減らすために主幹部近くの側枝間隔を広くとること,予備枝や側枝基部の芽を整理することなどせん定作業時に行う耕種的防除について説明をしました。
 参加した部会員らはベテラン農家の技術を学ぼうと積極的に質問をしていました。普及センターでは今後も栽培技術の高位平準化に向けて部会活動を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA仙台・米食味コンクール審査委員会が開催されました

2020年12月25日 11時11分09秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月16日にJA仙台主催で「米食味コンクール」審査委員会の最終選考がJA仙台高砂支店で開催され,審査委員長として普及センター所長が審査に当たりました。
 本年は,出穂前の7月後半が低温・日照不足となり,出穂後は高温が続いたことから品質への影響が心配されましたが,一等米比率は昨年よりはるかに高く,また食味もレベルの高いものが集まりました。
 審査委員会では,食味分析と味度値測定の分析結果をスコア化し,そのスコア合計をもとに受賞者が決定されました。「ひとめぼれ」「ササニシキ」「まなむすめ」「その他(コシヒカリ,つや姫など)」の4部門を通して,最終評価が最も高かったものから,JA仙台食味大賞1点(4部門全体の中で1点を選出し,以下各部門ごと選出),最優秀賞4点(各部門1点),優秀賞8名(各部門2点)が選出されました。最も評価の高かった食味大賞は,熊坂茂彦氏(七郷支店管内)の「まなむすめ」が受賞しました。また,今回,食味大賞を受賞された熊坂茂彦氏の「まなむすめ」は湛水直播栽培,最優秀賞を受賞された大友和夫氏の「ひとめぼれ」は乾田直播栽培であり,移植と比べて成熟期が遅れることから,夏季の高温を回避できたため,品質・食味ともに良かったのではないかと考えられていました。
「米食味コンクール」を通し,生産者自らが食味評価を確認することで,今後も良食味を追求したJA仙台米が生産されると期待されます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnkt@pref.miyagi.lg.jp


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いちごの摘み取りが楽しめます!

2020年12月23日 15時36分50秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 仙台市泉区松森にあるいちご農園では,令和3年1月3日からいちごの摘み取りが楽しめます。この農園は,山元町にある株式会社一苺一笑が運営する松森農場で,暖かい大型ハウスの中では,様々な品種のいちごを食べ比べすることができます。今シーズンは「とちおとめ」「紅ほっぺ」「よつぼし」「恋みのり」に加え,宮城県オリジナル品種の「もういっこ」とデビューしたばかりの「にこにこベリー」の6品種を味わうことができます。通路も広く,車椅子やベビーカーでの来園も心配いりません。また,お土産用のいちごやいちごを使ったお菓子などの加工品も購入できます。営業時間や料金,アクセスのほか,新型コロナウイルス感染症対策への協力等の詳細については,ホームページ等で御確認いただき,ぜひ御家族,御友人と一緒にお立ち寄りください。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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「あさひな曲がりねぎ」のPRポスターを作成しました

2020年12月23日 08時13分45秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 黒川地域は県内でも有数の曲がりねぎの産地で,JA新みやぎあさひな地区ねぎ部会では,今年14haでねぎを作付けしており,このうち約7割が曲がりねぎです。あさひな地区の曲がりねぎは北海道市場を中心に,12月上旬から2月下旬にかけて出荷されおり,市場から高い評価を得ています。
 このたび,北海道の消費者にあさひな地区の曲がりねぎを知ってもらい,消費拡大を図るため,地方創生事業を活用し,販促用のPRポスターを作成しました。
 今年は,新型コロナウイルス感染症の影響で,例年実施している北海道市場及び札幌市内の量販店での販促活動が中止になったため,北海道市場へは今回作成したポスターを送ることになりました。
 作成したポスターは,販売棚用や店頭掲示用など3つのサイズがあり,今後も北海道の消費者へのPRに活用することとしています。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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東大崎水稲採種組合の実績検討会が開催されました。

2020年12月22日 14時26分34秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月17日に東大崎水稲採種組合の令和2年度実績検討会が開催され,今年度の審査成績の振り返りと次年度に向けた栽培講習を行いました。
 普及センターから基本技術の徹底について指導を行うとともに,体調不良等でほ場管理ができなくなったときに備え,組合員相互の協力体制づくりについて呼びかけました。
 検討会の中で,組合員から刈取乾燥調製作業の効率化について意見が出されるなど,次年度の種子生産に向けた活発な意見交換が行われました。普及センターでは引き続き優良種子生産への支援を行ってまいります。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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JA新みやぎあさひな地区ぶどう部会の剪定講習会が開催されました

2020年12月21日 17時31分53秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月15日に,大和町のぶどうハウスを会場として,JA新みやぎあさひな地区ぶどう部会の剪定講習会が開催され,部会員18名が参加しました。
 当普及センターから,定植5年目の「シャインマスカット」の短梢剪定について実演を交えて指導しました。質の良い枝を見極め,発生している位置や次年度以降の管理も見据えて残す枝を選ぶように,それらのポイントを説明しました。また,樹の生育特性や樹液流動についてもあわせて説明することで,剪定方法の根拠が理解され,生産者からは「なるほど~」という声があがっていました。
 本部会は平成28年に設立され,年々,生産量が増えてきています。普及センターでは,省力化技術の導入なども検討しながら品質の良いぶどうづくりを支援していきます。

〈連絡先〉
 宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
 〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町417
 TEL022-275-8374
 FAX
022-275-0296
 E-mailsdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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