宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

花山ルビィふさすぐり特産品開発研修会を開催しました

2021年01月28日 16時24分57秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

令和3年1月14日(木)に,栗原市花山地区ふさすぐり栽培者及び花山地区の飲食店等経営者,旅館業を対象に,ふさすぐりの新たな活用方法を検討する特産品開発検討会を開催しました。

ふさすぐりについては,これまで,援農バスツアーやフェア等を通して,消費者へPRする取組みを実施してきましたが,さらに,「花山でしか買えない」商品づくりを進め,ふさすぐりを通した地域活性化,交流人口の増加を後押ししています。

今回の研修会では,大崎市三本木の「気仙堂」鈴木健司氏を講師に,ふさすぐりまんじゅうとふさすぐりガレットを試作しました。この2品は,年齢を問わず指示される商品で,常温で日持ちし,専用の資機材等を新たに導入しなくても製造可能なものであるため,研修の題材にしたところ,参加者は,熱心に講師の話に耳を傾けていました。

ふさすぐりまんじゅうは,ふさすぐりジャムを白あんで包んで紅白にしたり,白あんにふさすぐりジャムを混ぜ込み,きれいな薄ピンク色のあんとしたりアレンジをの仕方なども学びました。

意見交換では,「白あんやアーモンドとふさすぐりの相性は良い」「日持ちが良いので安定生産できれば道の駅でも特産品として販売したい」「旅館の一部にカフェスペースを設ける計画である。そこで出したら良いかもしれない」など意見が出されました。

今後は商品化の実現へ向けて,生産者と実需者の連携強化を進めていきます。

 

栗原農業改良普及センター 地域農業班 

TEL0228-22-9437 FAX0228-22-6144


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小瀬菜大根販売実績検討会を開催しました

2021年01月05日 08時33分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年12月21日(月)に加美町のやくらい林泉館において,加美町,JA加美よつば,北部地方振興事務所の共催で小瀬菜大根販売実績検討会を開催しました。
 小瀬菜大根は加美町小瀬地区で古くから生産されてきた伝統野菜ですが,今年度の販売はほぼ終了したため,生産者,流通業者,飲食店,JA加美よつば,加美町を参集し,今年度の小瀬菜大根の販売実績を検討したものです。
 検討会では,普及センターから今年度の小瀬菜大根利用拡大に向けた取組経過を説明し,各参加者から今年度の販売実績について話していただきました。
 また,フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生から,「小瀬菜大根の生産・販売に向けた期待」をテーマに講義いただき,地元での認知度を上げて観光資源とし,食文化として育ててほしいと話していただきました。
 今後の取組として,令和3年2月に生産拡大に向けたセミナーを開催予定であり,普及センターでは小瀬菜大根生産の維持拡大に向け支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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果樹(かき,ぶどう)のせん定講習会を実施しました

2020年12月28日 09時25分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

丸森町の直売所「いきいき交流センター大内」の出荷者を対象に12月21日と23日,かきとぶどうのせん定講習会がそれぞれ開催されました。

かきの樹は,一部を除き放任樹が多く,樹高が高くなりすぎて収穫作業に大変苦労していました。そこで,樹高の切り下げ方法について説明し,切り下げには2,3年計画的に実施することが大切であることを指導しました。

ぶどうは,水稲の育苗や野菜栽培等のパイプハウスで栽培されている例がほとんどで,参加者もぶどう栽培初心者が多かったため,せん定はいつ頃までやれば良いのかなど,熱心に質問が交わされていました。樹形の骨格を作る大切な時期であることを意識してせん定するよう指導しました。

今後も大内地区の特産品として干し柿の品質向上やぶどうの生産安定について支援を行っていきます。


かきのせん定講習会

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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農業・農村女性活躍表彰で南三陸町の松野三枝子氏が最優秀賞を受賞しました!

2020年12月25日 16時42分45秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年12月22日,宮城県農業・農村女性活躍表彰の表彰状授与式を行いました。本表彰は,地域の特色を活かした農村生活の充実や男女共同参画につながる活動を実践している農村女性を表彰するものです。
 本年度,南三陸町の松野三枝子氏が,女性地域社会参画部門(個人)で最優秀賞を受賞されました。松野氏は,平成元年に地域で初めての女性による加工施設を設立し,地域の同世代の女性が活躍できる場を提供,一時は自身が病魔に冒され,さらに同時期に東日本大震災による甚大な被害を受けながらも,炊き出しや「農漁家レストラン松野や」を開店し,地域住民に寄り添った活動をしてきました。
 このほか,グリーン・ツーリズム活動や県内外のフードイベントで「うに飯」,「海鮮はっと汁」などの人気郷土料理を販売するなど,幅広い活躍をされています。今回の受賞,大変おめでとうございました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606


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若手農業者の頑張る姿に刺激をもらった視察研修。

2020年12月24日 09時55分47秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年12月5日,南三陸町入谷地区童子下集落の先進地研修会が行われました。視察先は仙台市若林区荒浜地区で新規就農し4年目になる平松農園です。平松農園の代表 平松希望(のぞみ)さんは,大学入学の直前に,平成23年3月11日の東日本大震災があり,在学中は,被災地の支援を行いたいとボランティア活動に積極的に参加しました。ボランティア活動の中で,被災した農家の方達と付き合っていくうちに,農家になりたいと志したとのことです。
 地域にしっかり溶け込んで,60aの農地を借りて様々な野菜をほぼ1人で栽培し,また,同じような若手農業者の良きまとめ役になっている平松さんとお話しでき,童子下集落の方達は,自分たちも負けてはいられないと,強烈に刺激を受けた研修会となりました。

<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
        TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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道の駅大谷海岸のリニューアルオープンに向けた勉強会を開催しました

2020年12月17日 18時12分31秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 株式会社道の駅大谷海岸は,来年3月のリニューアルオープンに向けて,レストラン及びファストフードの提供メニューの新規開発を進めています。そこで,みやぎグリーン・ツーリズムアドバイザーの川島洋子氏を講師に招き,地域の特産品を活用した料理メニューの開発をテーマに,10月から計3回の研修会を開催しました。
 12月10日に第3回目となる研修会を開催し,大谷地区でブランド化を目指し栽培を進めているばれいしょ「大谷いも」を使用して,ファストフードの新規メニュー「ジャケットポテト」の試作を行いました。22種類ものトッピング材料を検討し,最終的に3種類のメニューを開発しました。また,原料の原価から適正な販売価格も検討することができ,参加者からは「新たなメニューを形にすることができてよかった」,「全3回すべて勉強になることばかりだった」などの意見が聞かれ,リニューアルオープンに向けて充実した研修会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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筆甫の新たな特産品を目指して~山菜講習会~

2020年12月16日 21時17分25秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 丸森町筆甫中区集落協定では,以前より援農ボランティアを活用したへそ大根作り体験など,集落での共同作業や地域活性化活動に取り組んでいます。
 その活動の一環としてに山菜の栽培を行っていますが,山菜のうちわらびについて生育が芳しくない状況でした。また,今年度は,農産加工関係機器を導入し,地域の特産品を活かした農産加工品開発に取り組む予定で,原材料となる山菜の収量確保が課題となっています。。
 そこで,わらびをはじめとした山菜栽培の基本技術を習得するため,11月24日に筆甫まちづくりセンターを会場に栽培技術講習会を開催しました。講師に山形県森林研究研修センターの研究開発専門員である中村人史氏を迎え座学形式で,わらび栽培基本技術の研修を行いました。わらびの生育の特徴や増殖時のポイントなど,これまで実践した内容と異なる部分もあり,参加者は真剣に聞き入っていました。質疑も活発に行われ,わらび以外の山菜(ふきやうどなど)についても情報を得ることができました。その後には,現在栽培中のわらび,うど,ふき,こごみの栽培ほ場を巡回し,栽培のポイントや適地かどうかなど確認しました。
 次回は3月に,わらびの育苗(ポットあげ作業)の実習を行う予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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トウキの葉活用研修会を開催しました!

2020年12月16日 13時48分33秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年12月4日に『トウキの葉活用研修会』を開催しました。当普及センター管内の南三陸町入谷地区では,東日本大震災後,薬用作物であるトウキの栽培に取り組んでおり,その葉を食材として活用できないかと,地元の方たちと企画し開催しました。当日は,入谷地区の農産加工グループや飲食店など17名が参加しました。
 トウキ栽培に取り組む(株)南三陸農工房 阿部代表取締役社長からトウキ栽培に取り組むきっかけや入谷地区の特産物に育てていきたい思いなどについて発表していただいた後,国際薬膳食育師特級師範  堀桃 氏を講師にお招きし,トウキ葉の活用法や栄養価などについて御講義いただき,その後,堀先生に作成していただいたレシピを基に調理実習を行いました。
 調理された料理はどれも美味しく,参加者アンケートでは,「パワーがついた感じがする。」「こんな料理にも使ってみたい。」など大好評で,今後の展開が期待できる研修会となりました。

<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
        TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606

トウキの葉料理のできあがり!テキパキ進んだ調理実習


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「ころ柿」と「樽柿」の出荷が始まりました。

2020年12月15日 14時30分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

令和2年12月9日に,宮城県ころ柿出荷協同組合(白石市)でころ柿(干し柿)と樽柿(アルコール渋抜き柿)の出荷目ぞろい会が開催されました。

保科組合長から,「本年のころ柿は,乾燥がよく順調で最高の仕上りとなっている」と挨拶がありました。また,樽柿は,「大玉の良質な渋柿を原料とし,濃厚な甘みに仕上がっている」とのことです。

出席した組合員は,安全で高品質なころ柿や樽柿が出荷できるように,見本品で箱詰めの方法や表示方法等を再確認していました。

県南地域では,JAみやぎ仙南干し柿部会や各直売所でも干し柿を販売していますので,伝統の味を是非御賞味ください。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

 
ころ柿(干し柿)    樽柿(アルコール渋抜き柿)


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石巻市大川地区でニホンジカのくくりわな現地講習会を開催しました

2020年12月14日 16時26分13秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

令和2年12月8日,石巻市大川地区で,猟友会河北支部の三浦支部長と合同会社シカラボ代表の大島氏を講師として,くくりわな現地講習会を開催しました。
 参加したのは,わなによるシカ駆除を行う女川わっかの会や地元大川地区の農業法人構成員,大川地区と隣接する福地地区の行政委員及び管内市町の担当者等20名です。
 大川地区は津波からの農地復旧事業もほぼ終了し,生産性の高い先進的な営農が期待されていますが,シカの出没が増加しており,集落ぐるみの防鹿柵設置と捕獲による個体数削減を両輪とした対策が進められています。今回の講習会は,石巻地区でわな免許を取得して経験の浅い方の技術向上を目的として,林業振興部と連携して開催したものです。
 講習は,林業振興部から「わな猟を行う際に注意する点」について説明した後,三浦支部長と大島氏を講師に「くくりわなの実習」を行い,その後,公民館に移動して各人の課題等について意見交換を行いました。
 現地実習と意見交換を通じて,最新のくくりわなの紹介,設置場所の選定及び設置の際の留意点など,捕獲率向上のための具体な説明があり,参加者は今後の捕獲に関して多くの知見を得たようでした。また,地域の農業法人構成員や行政委員からも,防鹿柵設置をした場合の課題等について提起されました。
 今回の講習会においては防鹿対策と捕獲の双方で,各地域間の実施者同士の意見交換の必要性が強く感じられたことから,今後,同様の取組を継続していきたいと考えています。

<連絡先>
  宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

 

 

 


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