宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

仙南地区生活研究グループ連絡協議会の研修会を開催

2014年03月06日 16時57分40秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

平成26年3月5日に大河原合同庁舎において,仙南地区生活研究グループ連絡協議会の総会及び研修会が開催され,約60名のグループ員の参加がありました。

仙南地区は,平坦地から高原地帯まで広がる立地条件を活かし,畜産,水稲,園芸の生産に加えて加工や直売等のアグリビジネスにも積極的に取り組まれており,グループ員においても自家生産物を直売する機会が増えています。

そこで今年度は,大崎市のPOPプロデュースK代表の紺野あけみ氏を講師に招き,「産直・直売に役立つ手描きPOPの作り方」をテーマとした研修会を開催しました。

POPとは,「その場を助ける」という意味があり,商品に注目させて,興味をもってもらい,購入意欲をかき立てることが重要なようです。

今回は,暖かみのある手描きPOPの作成ということで,水性の顔料系マジックによる文字,数字の書き方を実習し,最後は各自がオリジナルのプライスカードを作成しました。

グループ員にとっては,マジックは使い慣れていないようで、はじめは悪戦苦闘していましたが,慣れてくると,お店で見るようなインパクトのある文字を書けるようになった人もおり,今後の販売アップにつながるのでは?と笑顔が見られました。

普及センターでは,今後もアグリビジネスへの支援を続けてまいります。 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班   TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3519

 

     

   写真1 POP研修会の様子          写真2 オリジナルチラシの完成に笑顔


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「石巻地区4Hクラブ連絡協議会が山形農業青年連絡協議会と交流を図る」

2014年03月06日 13時21分11秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 山形県村山地域の青年農業者団体「山形農業青年連絡協議会(以下,山形4Hクラブ)」が2月27日に宮城県石巻市で施設園芸栽培を行っている「株式会社スマイルファーム石巻」の視察に訪れました。
 阿部常務から,被災農家3名で法人化した経緯,中玉トマト栽培,養液システムなどの説明があり,山形4Hクラブからはトマトの土耕栽培から養液栽培への転換の難しさ,トマトの主枝の仕立て方,ハウス内の気温と養液の温度などについての質問があり,栽培技術面を中心とした意見交換が活発に行われました。


 次に,(株)スマイルファーム石巻の事務所にて,石巻地区4Hクラブ連絡協議会(以下,石巻4Hクラブ)が1年間の活動を紹介し,クラブ間の情報交換が行われました。山形4Hクラブからは婚活のイベントに関する質問があり,両クラブともに女性クラブ員の確保が課題として取り上げられました。


 石巻4Hクラブは3月にも福島県相馬地方の青年農業者組織との交流を予定しています。普及センターでは今後も青年農業者の交流促進に努め,地域農業の将来を担う生産者の育成に取り組みます。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


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地域ぐるみの鳥獣害対策実現に向けた研修会を開催しました

2014年03月06日 13時18分56秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 宮城県大河原地方振興事務所において,農業者や猟友会会員らを対象にした鳥獣害対策研修会を平成26年1月29日に開催し,130人が参加してました。
 当地方では近年,イノシシを始めとした大型動物が急増し,農作物の被害に止まらず住環境への影響も大きくなっています。この対策に当たる行政機関や各種団体もこれまでの駆除を主とした手法では限界があり,発想の転換が求められています。
 今回の講演では,独立行政法人東北農業研究センターと合同会社東北野生生物保護管理センターを講師に招き,野生動物による被害への対策として「動物を駆除して被害を減らす」ことと「餌や隠れ場が多い環境を変えて被害を減らす」ことを分けるべきだという考え方が示されました。
 また,動物の生態を踏まえた手法により地域の住民が知恵を絞って対策に当たった事例等が紹介され,参集した方々は熱心に聞き入っていました。
 普及センターでは平成26年度の計画として,関係市町と協議しながら,地域ぐるみの鳥獣害対策実現に向けた取組みを進めていく予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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