宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

津波被災地区担い手の組織体制強化のための勉強会を開催しました

2014年03月26日 16時11分27秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成26年3月20日に東松島市の津波被災地区における土地利用型主体の担い手法人を対象に「組織経営体体制強化のための経営管理に関する勉強会」を開催しました。

 内容は,中小企業診断士の田中宏司先生を講師に迎え,2時間の講義のうち前半は経営目標の立て方や進捗管理について,後半はマネジメントシステムやSWOT分析など経営方針や経営戦略等を考える際に役立つ手法について学びました。

 目標設定の手法としては,要素に分解して考えることや損益分岐点によるシミュレーションの活用などの話がありましたが,実際に数値目標を設定するにあたっては,従業員も含め他産業並の所得が得られる目標設定とし,その実現に向けた経営展開を考えてもらいたいとの話がありました。

 また,進捗管理については,各法人とも水稲や麦,大豆主体の経営であるため,月次管理はしていませんでしたが,目標実現のためには月次は難しくても3か月程度の期間での管理はしていく必要があるとの認識で一致しました。

 普及センターでは,津波被災地区復興の核となる担い手経営体の経営の安定及びさらなる発展のため,今後とも支援していくことにしています。

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班

 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999


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次世代アグリウーマン研修会を開催しました

2014年03月26日 14時55分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

<本文>
 これから活躍が期待される若手女性農業者の育成を目的に,若手女性酪農家を対象に酪農経営や農家レストランに取組む女性の活動を学ぶ研修会を開催しました。
  加美町の「農家民宿 花袋・天王」では,経営者の右腕となって農家レストランに取り組む加藤さんから,今の仕事に携わることになったきっかけや,お客様との交流を通して活動の場が広がり充実した毎日であるというお話をいただきました。参加者は農家レストランをこれまで利用したことが無かったことから,薬莱だいこん等の地域食材を活かしたお料理への質問や,自分の食卓にも工夫して野菜をたくさん取り入れたいという感想がありました。また,同じ加美町でご主人と長男の三人で酪農(経産牛34頭)に取り組む山内さんから,家族それぞれが役割を果たしながら経営にあたっていること,自分は哺育を担当し,家事もこなしながら趣味やサークルにも積極的に参加しているというお話をいただきました。
 参加した若手女性酪農家は,地域で活躍している先輩二人の考え方を学び,今後は「大崎酪農ガールズ」として身近なテーマで「仲間づくり」や「自分磨き」に取り組みます。普及センターでは次世代を担う女性農業者をこれからも支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター
  地域農業班
 TEL:0229-91-0727
 FAX:0229-23-0910


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