宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

たまゆら郷蕎麦生産組合で地場農産物を活用した加工研修会を開催しました

2014年03月10日 11時53分05秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 「たまゆら郷蕎麦生産組合」は村田町姥ヶ懐(うばがふところ)地区を中心に廃作の進む葉たばこ跡の畑地を徐々に集積し、そばの栽培を約15haに増やしてきました。新品種「にじゆたか」を導入して3年、更に小麦新品種「あおばの恋」を試作から始めて今8haまで拡大しています。
 このような取り組みの進む地場産のそば粉や小麦粉を活用した加工研修会を3月4日に地区公民館で開催しました。
 フードコーディネーターの早坂具美子先生から「メニュー・レシピ開発の秘訣」として、「いくらもうけたいのかをはっきり」して「レシピを育てる」ことが大事との指導を受けました。
 調理実習では「カリカリチキンのピッツァ」「おやき」「そば粉のガレット」の3品を試作し、地場産小麦粉の自家製うどんを一緒にいただきながら意見交換をしました。
 この中で、最も人気の高かったのが「おやき」で美味しさはもちろん、野菜などの煮もの全般を具材に使える自由さや冷凍してストックできる手軽さがうけたようです。
 そば組合からも「忘れないうちに作ってみたら?」とか来たるべきイベントの案内とあわせて試作を促すなど乗り気の様子がうかがえました。
 普及センターでは今後も地場農産物の生産とあわせ、それを活用した取り組みへの支援を進めてまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

写真1 レシピの説明の様子 , 写真2 そば粉を使用したガレット , 写真3 「地場産小麦粉使用の自家製うどん」と「3品盛り合わせ」

   


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花き6次産業化講習会を開催しました

2014年03月10日 09時44分08秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

   2月14日,名取市花卉生産組合を対象に「花き6次産業化講習会」を開催しました。

  名取市のカーネーション及びばらの生産を担う名取市花卉生産組合は,東日本大震災で甚大な被害を受けましたが,東日本大震災農業生産対策交付金の活用等により営農を再開することができました。普及センターでは,早期の復興を目指すとともに,収益性の高い花き経営を実現するために,昨年度から「花き6次産業化講習会」を開催し,6次産業化の可能性について検討を行っています。

  今回は,(株)プランツ・モジュール山口昌哉代表取締役を講師に,自分たちが生産した花を用いて,春まつり等のイベントや「母の日」をターゲットとした商品づくりの実習を行いました。山口氏からは,見栄えがする花の組み合わせ方,現在主流となっているラッピング方法,価格設定の考え方について指導いただきました。

  参加者からは,「自分が作っている花が一段と良く見えた」「ちょっとした工夫で豪華に見える」などの感想が寄せられ,今後の経営の展開に大きな可能性を感じることができた講習会となりました。 

    連絡先 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

    TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143


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