宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「平成28年度水稲直播栽培現地検討会」が開催されました。

2016年07月04日 16時38分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 農業革新支援専門員チームでは,各農業改良普及センターと連携し,震災後に設立された大規模土地利用型経営体をモデルとして,水稲の省力・低コスト技術である乾田直播栽培の導入を支援しています。
 去る平成28年7月17日(金),モデル経営体の(農)井土生産組合(仙台市)と(農)林ライス(岩沼市)の乾田直播栽培ほ場を会場に,乾田直播栽培に関心のある生産者やJA担当者,普及指導員等を対象とする「平成28年度水稲直播栽培現地検討会」を開催しました。
 当日は,80名を超える参加者が集まり,農業改良普及センター担当者や東北農業研究センター研究者による耕種概要や栽培技術の説明の後,実際にほ場に入り,生育状況を確認しました。また,両組合長からは,乾田直播栽培の導入経緯について紹介いただきましたが,熱心にメモをとる方や質問も出され,改めて,乾田直播栽培に対する関心の高さが伺えました。
 今年は出芽も良好で,雑草も問題なく管理されており,順調な生育となっています。収穫期頃にも,現地検討会を開催予定ですが,今からその作柄が楽しみです。

<連絡先>
宮城県農林水産部農業振興課農業革新支援専門員チーム
TEL:022-211-2837
FAX:022-211-1839


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャリアアップ講座でPOPを作成しました!

2016年07月04日 10時38分27秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 去る6月20日に亘理農業改良普及センターと株式会社ライフサポートわたりの共催で,女性農業者の起業活動を支援するためのキャリアアップ講座をJAみやぎ亘理の会議室にて開催しました。
 今回の研修では,「売れる商品作りのためのPOP作成」と題して,経営コンサルティング波多野事務所の波多野ゆか氏を講師に,POPを活用するためのポイントの講演と,POP作成の実習を行いました。
 講演では,POP(Point of purchases)の意味が「買い物をする時・買う場所での広告」であり,商品名や値段の情報だけでなく,商品の特徴や売り場活性化の役割があることや,AIDMA(アイドマ)の法則という,消費者の購買心理と行動を法則化していかに消費行動に結びつけるかについて学びました。また,誰を対象に,商品の特徴は何であり,相手にどのようなメリットがあるかを示すことが商品訴求力となるとの話がありました。
 講演に引き続いて,丸ペンではペンを立てたり,角ペンでは横にしたり,場合によっては書き順を変えるなどの工夫が必要であるとの説明を受け,参加者は慣れない文字の書き方に苦戦しながらも一生懸命取り組んでいました。
 次に,オリジナルPOP作りにチャレンジしました。自分の商品の特徴を文章やイラストで表現し,最後はラミネート加工しました。でき上がったPOPはすぐにでも店舗で活用できるものもあり,POP活用による商品の売上向上が期待されました。
実習に引き続き,普及センターからは食品衛生と食品表示について情報提供を行いました。株式会社ライフサポートわたりが運営する直売所「おおくまふれあいセンター」では,地域外からも多くの方が利用されます。亘理の美味しい食材を活用した農産加工品をPRするためにも,清潔な作業環境や正しい食品表示について理解を深めました。
 是非,おおくまふれあいセンターにお越しいただき,生産者が作った素敵なオリジナルPOPをご覧になってください!

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする