宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

若手りんご生産農家の勉強意欲拡大中!

2016年07月20日 16時27分01秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 去る7月8日に,登米市管内でJAみやぎ登米りんご生産部会の現地検討会が開催されました。
 本部会での現地検討会はしばらく行われていませんでしたが,若い生産者が増えたことで,「他の園地を見て勉強したい」などの声が上がり,十数年ぶりの開催となりました。
 今年度は春先から気温が高く推移し,定期的な降雨もあり,果実肥大は順調に進んでいます。検討会では岩手県農業研究センターから発表された「ふじ」の樹相診断手法を参考に,先端新梢の葉数や葉の縦径から,現在の生育ステージにおける適切な樹勢に注目して検討しました。この樹相診断から今後の樹づくり,せん定,肥培管理について議論を交わした他,病害虫防除や草生管理など幅広い情報交換がなされました。
 また,若い生産者では初めて現地検討会に参加した方も数名おり,「技術の高い生産者の園地を見ることで,自身の改善点などが見つかった」,「普段,他の園地を見る機会は少ないので,貴重な機会であった」等の声も聞かれました。普及センターからの技術講習に加え,生産者間の意見交換により,更なる技術習得の意欲向上が図られる絶好の機会となりました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

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米山水稲部会中間検討会が開催されました

2016年07月20日 16時25分26秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 6月30日,JAみやぎ登米米山水稲部会中間検討会が開催されました。今回は,JA生育調査ほ場,除草剤試験ほ場,直播栽培ほ場を巡回し,生育状況及び各除草剤の効果等について意見交換を行いました。
 有機質100%肥料のほ場では茎数が500本/㎡を超えており,ササニシキでもあることから中干しに入ることにしました。除草剤の試験では残草はほとんど見られず,各資材とも効果があることが実証されました。直播栽培では,グレーンドリルによる2haの大区画ほ場の乾田直播で検討を行い,発芽も良好で,生育も順調であることを確認しました。
 その後場所を移し,室内で研修会を行いました。普及センターからは,現在の水稲の生育状況及び「今からでもできる水稲の高温障害(白未熟粒)対策」として情報提供を行いました。本夏は高温が続くと予想されており,籾数を多くつけないことや追肥の重要性等について確認しました。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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