宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JA仙台トルコ生産組合視察研修

2016年07月29日 16時19分10秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 7月14日にJA仙台トルコ生産組合が,県内のトルコギキョウ生産額第1位の産地であるJAみやぎ登米花卉部会を視察研修しました。
 JAみやぎ登米花卉部のトルコギキョウ専門部は29名で構成されており,平成16年度からバケットによる共選共販に取り組み,統一した栽培暦を基に技術の平準化が図られています。
 JA仙台トルコギキョウ生産組合は構成員17名で,直売所が主な出荷先となっており,品種選定は共同で行っているものの,生産・販売は個別で完結しています。今回の視察研修では,作型や栽培体系・品種選定,組織運営について勉強させていただきました。会員が2市1町に点在していることもあり,組織活動は難しい状況にありますが,今回の研修を糧に生産を拡大したいと意気込んでいました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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JA南三陸果樹生産部会の現地検討会が開催されました!

2016年07月29日 13時16分18秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成28年7月7日にJA南三陸果樹生産部会主催による現地検討会が開催されました。
 部会員からは15名の参加があり,南三陸町入谷の「りんご」と「なし」園地を会場に開催されました。今年の気仙沼・南三陸地域の果樹は順調に生育し,今のところ目立った病害虫の発生も見られていません。検討会では,これから重要な防除時期となるシンクイムシ類の対策を中心に検討を行いました。シンクイムシ類は,その幼虫が果実を加害することで,大きな被害になります。普及センターでは,シンクイムシ類の発生消長(発生数増減の傾向)を確認するために設置していたフェロモントラップを参加者に観察して頂きました。実物を初めて見る生産者が多く,生態や具体的な防除方法などについて多くの質問がありました。
 その後,童子下公民館 四季の里に移動し,普及センターから今後の病害虫防除や栽培管理のポイントについて説明し,参加者と意見交換を行いました。
 普及センターでは,今後も「りんご」や「なし」だけでなく,果樹全般の安定生産・栽培技術向上を支援していきます。


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祝!「シーサイドファーム波路上株式会社」設立

2016年07月29日 07時37分35秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
気仙沼市階上地区での営農開始を計画している「シーサイドファーム波路上株式会社」(代表取締役 佐藤信行 写真左)が7月5日に設立登記申請を行い、このほど手続きが完了しました。

同社では、階上地域の復興に寄与するため、現在進められている杉の下工区のほ場整備地区において、露地ねぎと施設いちごの栽培や地域資源を活用したサービス事業を計画しており、来春からの営農開始に向け準備を進めています。被災者3名が取締役となり会社をスタートしましたが、今後地域の協力者からの出資を加え、農地を借り受け農業を展開していくこととしています。また、営農に必要な機械施設は被災地域農業復興総合支援事業により気仙沼市が導入し、被災者に無償リースを行う予定となっています。

一方で、すでに30代の入社希望者が、国の制度を活用して研修を行っており、営農開始に合わせて雇用するとともに、その後も、将来に渡り農地を守るため、地区内外を問わず、若手農業者を積極的に雇用し育成することを目標としています。

代表取締役の佐藤氏は、「震災から6年目にやっと営農再開のめどが立った。地域の方々をはじめ、農業を志す若者の力も借りて階上地区の農業を再生したい。震災の風化もあるが、引き続き全国の皆さんが応援してくださっているので、何とか応えていきたい。」と抱負を語っています。

本吉農業改良普及センターは「魅力ある気仙沼・南三陸農業再興」に向け、地域の皆さんを応援しています!

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

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