宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

平成28年度「地域の美味しい新商品開発コンテスト」を開催しました!

2017年01月05日 17時14分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 普及センターでは,女性農業者の農産物加工等の起業活動を支援するため,昨年に引き続き,㈱ライフサポートわたりとの共催により12月9日,JAみやぎ亘理会議室を会場に「地域の美味しい新商品コンテスト」を開催しました。
 コンテストの対象者は,亘理山元地域に在住の女性農業者もしくは女性個人事業者で,おおくまふれあいセンターに出荷している方,及び今後出荷に意欲的である方で,応募条件は,既存の商品とは異なり,新しい地域食材,加工方法,デザインであることとしました。
 昨年同様,消費者に「いいね!」と言ってもらえる商品を作ることを心がけ,商品コンセプトやターゲットを明確にすることとしました。今年の応募は7人13商品で,農産物を活用したジャム,ゼリー,漬物,調味料等が出品されました。
 審査はフードコーディネーターや消費者生活相談員等の有識者で行われ,試食しながらパッケージやラベルのデザインなど,消費者の視点を基準に評価しました。
 審査の結果,最優秀賞には,亘理町テイルサイド社横尾裕子さんの「フレーバーオイル(ゆず)」が,優秀賞には山元町やまうち農園山内裕美さんの「いちじくソース」と亘理町スローフードYOKO清野容子さんの「小玉ねぎのピクルス」が選ばれました。受賞された商品はいずれもコンセプトやターゲットが明確で,味も美味しい!という評価でした。
 今回,応募された商品は,今後,おおくまふれあいセンター等で販売する予定です。普及センターでは,これからも女性農業者の意欲的な取組みを支援します。


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奥松島地域営農再開実証プロジェクト収穫報告会が開催されました。

2017年01月05日 17時04分13秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成28年12月27日に東松島市野蒜市民センターにおいて,地元代表者や各関係機関の約50名が出席し,奥松島地域営農再開実証プロジェクト(事務局:東松島市農林水産課)の収穫報告会が行われました。当プロジェクトは平成26年度に立ち上がり,東日本大震災により壊滅的な被害を受けた奥松島地域において,地域農業への意欲と将来への希望を持つために,農地の復旧事業と並行して地下水位のモニタリングや試験ほ場を設置し,塩害等の課題を抽出し対策を検討してきました。
 当地域では,震災前から営農している「農事組合法人宮戸干拓宮戸生産組合」,震災後平成27年に設立した「農事組合法人奥松島グリーンファーム」と「奥松島果樹生産組合いちじくの里」の3組織が中心的な担い手となり,平成28年度から本格的な営農再開を迎えています。
 報告会では,洲崎東名地区を担う奥松島グリーンファームの山本さんから「6年ぶりの収穫を無事に迎えることができ,収量も豊作だったことから喜びもひとしおである。」,また,宮戸地区でイチジクやモモ等を栽培する果樹組合の櫻井さんからは,「果樹生産の場であるととともに菜の花やモモの花が咲く頃には,花見に沢山の人が訪れ,宮戸が賑わうことを期待したい。」とのあいさつでした。
 なお,当日は地元JA女性部の協力により,復旧農地で栽培されたごはんやイチジクの甘露煮等の試食会も行われ,本格的に営農再開できた喜びをかみしめていました。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


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お歳暮ギフトが販売されています ~わたりかあちゃんの味2016~

2017年01月05日 17時02分36秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 亘理町農産加工推進協議会では,毎年12月からお歳暮ギフトとして,会員が自ら製造している農産加工品をセットにして販売しています。
 会では,昨年よりギフトの詰合せ内容及びパンフレットの見直しを検討してきました。宮城県の事業を活用し,デザイナーの遠藤和紀氏から助言いただきながら,ギフト商品のこだわりや作り手の想い,お客様へのメッセージを添えることとしました。
 また,従来,主体であるジャムなど瓶詰め商品は,生産者によって瓶の形状やデザインが異なっていました。今年はギフトとして瓶の形状とデザインを統一し,内容量も200gから140gと消費しやすい量に変更して,商品の種類を多くしました。
 ギフトは3種類となっており,瓶詰め3種セット(1,500円)のほか,詰合せセット2種(種類が異なる瓶詰め4種,りんごジュース,ピクルス,調合油,各3,400円)があります。瓶詰めには,ジャム(いちご,りんご,キウイ,にんじん)の他,いちじく甘露煮,ブルーベリーコンポート,ゆずマーマレードがあります。 商品ラベルに生産者の顔写真と商品特徴を記載するとともに,感謝の気持ちを伝えたパンフレットを同封しています。
 販売は,JAみやぎ亘理の直売所「おおくまふれあいセンター」で1月まで期間限定で販売しています。大切な方へ亘理の美味しさがぎゅっと詰まったギフトを贈ってみませんか?

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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企業との連携で,新たないちごのお菓子ができました!

2017年01月05日 13時49分49秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 亘理農業改良普及センターでは,企業と連携した商品開発を支援しています。この度,株式会社コロンバンから「地元商品の開発をとおして復興を支援したい」との相談を受け,亘理町の株式会社和苺(なごみいちご)のいちごピューレと山元町の山元いちご農園株式会社のいちごパウダーを紹介しました。その結果,いちごのお菓子「仙台のいちご焼きショコラ」が販売される運びとなりました。

 和苺と山元いちご農園は,両社とも自社で加工施設を所有しており,収穫したいちごを生のままピューレやパウダーに加工するため,いちごの風味が強いことが特徴です。また,ピューレは冷凍保存に,パウダーは乾燥剤を入れて乾燥保存することで年間を通して供給できることや,流通時の包装形態を相手先の要望に応じて調製できる体制があり,それらが採用される理由となりました。

 「いちごの風味が強く,粒々感もあって美味しい!」商品となったことから,開発・販売に関係した方々は,発売を前にして知事表敬を行いました。

 「仙台のいちご焼きショコラ」は平成28年12月23日より,JR仙台駅等で販売されています。地域限定の商品となっていますので,地元発商品としてご賞味ください。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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女性農業者がチラシやポップの作成方法について学びました

2017年01月05日 09時45分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

<チラシやポップを作成する参加者>

  平成28年12月20日(火)に,栗原合同庁舎で,管内女性農業者がチラシやポップ,商品パッケージのデザインについて学ぶ講習会を開催しました。講師には,栗原市一迫にある「風の沢ミュージアム」学芸員の土屋麻美氏をお招きし,講話をいただきました。

  講習会には栗原市内の女性農業者8名が参加し,チラシやポップ作成のポイントなどについて学んだあと,講師にアドバイスをいただきながら,実際に作成してみました。作成する際,事前に「どんな人に伝えたいか」や「どんなものだと思ってもらいたいか」などを書き出し,整理することや,完成したら周りの人に見てもらい,意見をもらうことが大切とのお話でした。

  参加者からは,「チラシを作り始める前に準備があるということを知り,勉強になった」,「他の参加者とアイディアを共有できてよかった」という声が聞かれました。

 今後も普及センターでは女性農業者の資質向上に向けた講習会を行う予定です。アグリビジネスに興味のある方や,女性農業者同士の交流を広げたい方の参加をお待ちしています。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班    

TEL:0228-22-9040       FAX:0228-22-5795・6144


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栗駒地区の認定農業者が地域農業を支える経営事例について学びました

2017年01月05日 08時34分32秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

    平成28年12月14日(水)に栗原市栗駒総合支所で,栗原市認定農業者協議会栗駒支部主催の勉強会が開催されました。
    栗駒地区の認定農業者が,地域に根ざした個別経営や組織経営の事例等を学び,今後の経営改善や認定農業者間の話し合いに繋げていくことをねらいとして,水田稲作における担い手問題などをテーマに普及センターから情報提供を行いました。
    兼業農家の急激な減少に伴う稲作生産システム弱体化の現状,家族経営を基本に置いた一戸一法人での農業経営の持続性確保や経営管理の強化等の必要性を参加者に問題提起するとともに,他県での個別または組織経営体での法人化事例を紹介しました。
    参加者からは「大規模経営体に任せるだけでなく,農地の維持管理を主目的に小農の集まりで持続していく方向もある」「認定農業者として一層意識を高め経営改善に努める必要がある」など,活発な意見が出され,将来の地域農業の姿を真剣に考える機会となりました。
    栗原市内の認定農業者等の経営改善や地域農業の課題解決に向けて,今後も関係機関とともに支援し,フォローアップしていく予定です。

<勉強会の様子>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144


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「あぐりっこ金成」の組合員が「産直市場あぐりっと」を視察する

2017年01月05日 08時23分18秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  平成28年10月21日に,栗原市の農産物直売所「あぐりっこ金成」を運営する金成農産加工施設利用組合の23名が,角田市毛萱の農産物直売所「産直市場あぐりっと」で視察研修を行いました。
 この研修は,「あぐりっこ金成」が他地域の取組みを見学して店舗の運営や加工品の企画・販売等の参考にするため,毎年実施しているものです。
 今回は直売所の運営とともに農家レストランや,様々な加工品の製造も行っている合同会社「あぐりっとかくだ」の堀米代表社員から話を伺いました。「あぐりっと金成」組合員らは,加工施設を持って菓子などの食品を製造していること,来客に楽しんでもらおうと動物(山羊)の飼育を始めたこと等の共通点に関心を持ち,堀米代表の話に共感していました。
 また,意思決定の方法が明確な会社として直売所を運営していること,来客に楽しんでもらうための商品開発や様々なイベントを企画し実施していること等に,大いに刺激を受けたようでした。今回の研修が,「あぐりっこ金成」の魅力を高めるための取組に繋がることが期待されます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437  FAX:0228-22-5795・6144


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