宮城県農業・園芸総合研究所で2年前から試験をしている,秋出しトルコギキョウ後作のパイプハウスを利用した3月彼岸出しのカンパニュラ栽培について,宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部の山口主任研究員を講師に,講習会を開催しました。
3月彼岸出しカンパニュラ栽培の魅力は,電照設備のあるパイプハウス+無加温施設により,9月末は種,11月上旬定植で,最低0℃管理で3月彼岸出しが可能と言うことです。事前に生産者が聞き取りした仙台や北海道の花き市場の評判も上々で,開花期が安定しないストックに変わる品目として生産者の期待は高まっています。
一番の課題であった育苗の方法と品種の選定についてじっくり話を聞くことができました。定植を一斉に行い,電照開始時期をずらすことで開花期が変わる方法も紹介していただき,参加者は具体的な栽培スケジュールがイメージ出来たようです。
来年からは登米地域からカンパニュラが出荷される予定です。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522