令和6年9月18日(水)、 みやぎRTK利用拡大コンソーシアム現地研修会が栗原市栗駒で開催され、関係者や生産者およそ70名が参加しました。
農業の担い手不足が進む中、省力化や生産性向上に向けて、県ではRTK基地局を整備し、令和5年度から運用を開始しています。また、RTK基地局を利用したスマート農業を普及拡大されるため産学官等が連携し、東北大学を事務局とする「みやぎRTK利用拡大コンソーシアム」を設立して、スマート農業技術の実証や推進を図っています。今回はこのコンソーシアムの現地研修会として、ヤンマーアグリジャパン株式会社の協力のもと、RTKシステムを利用したたまねぎの畝立て同時播種や除草剤散布の実演を行いました。
畝立て同時播種の実演では、RTKを活用することにより畝の長さが100mを超える大区画ほ場でも直線かつ正確に畝が施工され、参加者からは驚きの声が挙がりました。また、RTK搭載ドローンの実演では、RTKシステムによりドローンの操作経験が少ない職員でも正確に操作できることを確認しました。
参加者からは、RTKを活用した直播たまねぎの作業体系など踏み込んだ質問もあり、関係者と意見交換を行うなど、非常に有意義な実演会となりました。普及センターでは、スマート農業の普及拡大を加速化させるため、今後も活動していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144