宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

ねぎの緑肥施用に関する現地検討会を開催しました。

2017年08月31日 16時33分05秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 

 気仙沼地域では,農地復旧工事が行われたほ場でねぎが栽培されていますが,用いられた客土は有機質に乏しく,土壌の物理性と化学性の両面で大きな問題を抱えています。そこで,普及センターでは,緑肥すき込みによる土壌環境改善を目的とする実証ほを設置し,緑肥の導入拡大を図るために8月10日に現地検討会を開催しました。

 現地検討会では,雪印種苗株式会社の越智氏から「ねぎの作型に合った緑肥の選定と施用方法」,農業・園芸総合研究所の瀧主任研究員から「緑肥作物及びねぎの施肥技術に関する試験研究成果」について説明を受けた後,緑肥施用実証ほに移動し,普及センターから緑肥の生育状況について説明を行いました。

 実証ほの緑肥は9月にすき込みを行った後に土中で1ヵ月程度腐熟させ,土壌三相分布や土壌硬度等の調査を行います。今後,調査結果をもとに緑肥施用効果を検証し,生産者へ情報提供を行い導入拡大を図っていいく予定です。

 


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低温日照不足対策の徹底を確認                                            異常気象対策登米地方連絡会議を開催しました。

2017年08月31日 12時42分26秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 8月以降の低温・少照状態に伴う農作物の生育状況と対策について話し合う対策連絡会議を登米市と合同で,登米合同庁舎にて開催しました。会議には登米市,みやぎ登米農協,南三陸農協,宮城県農業共済組合迫支所,管内の土地改良区などから約30人が参加し,現状の情報交換や今後の対応策等について話し合いました。
 水稲についてはほとんどの水田で出穂したおり,深刻な穂いもちの発生は見られないものの,こまめに水田を見回り,迅速に対応するよう指導していくことを申し合わせました。
 また,特A奪還とあわせた品質・食味の向上を目指し,逐次調査をしながら水管理や刈り取り時期などの技術対策などの情報共有をしていくことを確認しました。


宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522


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