平成29年8月21日,仙台市若林区六郷の井土浜地区で100haの農地を有する(農)井土生産組合において,経営上の課題や問題点に対して,民間専門家と経営者が二人三脚で課題解決に取り組み,経営の安定化を目指す第1回のハンズオン支援が行われました。
(農)井土生産組合は,東日本大震災後,地域の農業,農地を守るため15人の農業者が平成25年に設立した農業法人です。経営開始後,構成員は大規模経営の経験が無いこともあり,組織運営等に関して新たな経営課題が見えてきたことから,持続的で安定した経営を目指すために,今回,県の支援事業を活用して課題解決に取り組むこととしました。
これから1年をかけ,常勤理事全員が参加して,専門家と連携しながら各種課題解決に取り組んで行きます。
当日は,インターンシップで普及センターを訪れている東北大学農学部3年生の2人も同席し,大規模経営体が抱える経営課題や被災地域の農業再生の課題について興味深く聞き入っていました。
普及センターとしも,地域の農業を担う農業法人の経営の安定化に向けて支援して行くこととしております。
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
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E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp