宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

種子大豆の異株抜き作業の指導を行ないました

2017年08月21日 16時26分13秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 平成29年8月7日に管内で種子大豆の生産に取り組んでいる2組織(仙台市根白石生産区組合,下荒井生産組合)に対して,開花期のほ場審査前の異株抜き作業の指導を行ないました。
 種子大豆生産が一般の大豆生産と異なるのは,その品種特性を備えた株以外は全て除去し,遺伝的に純正な株だけを残す作業を行わなければならないことです。そのため,品種特性が鮮明に判断できる開花期と成熟期の2回、普及センターの種子審査員が全ての株を審査して合否を判断する業務が必要になります。今回,生産組織の皆さんが全ての株を見ながら異株の除去作業を行う必要があるため,その指導を行ないました。
 作業は,台風が近づき,あいにくの雨でしたが,作業方法の説明後に組合員総勢で畦間に入り全株について葉の形,花の色,種子伝染性病害の有無などを確認しながら作業を進め,審査日までに全ての種子ほ場での作業が終了する見込みです。
 普及センターでは,「品質の高い大豆生産は優良な種子生産から」を合言葉に適正な審査を行なっており,今後も種子生産組織と一体となって優良な種子生産指導に取り組むことにしています。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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平成29年度第1回石巻地域普及活動検討会を開催しました

2017年08月21日 11時36分02秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 普及活動の方法や内容など,今後の普及活動の効率化と効果的な方法を探るため,外部検討委員7名を招き「平成29年度第1回石巻地域普及活動検討会」を8月10日に開催しました。
 本年度は,東日本大震災後に設立された石巻市針岡地区の大規模土地利用型経営体の現況を視察した後,地区内の公民館において総合検討を行いました。
 出席委員の方々からは,経営面においては経営面積増加に伴う人材確保や農業機械の更新に伴う積立金等の財務管理,生産販売面においては施設園芸作物の坪当たり販売単価の向上などの御意見をいただきました。
  また,今回は「宮城県震災復興計画の発展期における普及指導計画の方向性」という項目を設け,今後の普及指導の計画や活動に対する御意見を伺ったところ,新規就農者の確保に向けた支援のレベルアップ,市場出荷だけでなく人との繋がりを持った販売環境づくりなど様々な御意見をいただきましたので,今後の普及活動や普及計画等の参考にしてく予定です。


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