平成29年8月7日に管内で種子大豆の生産に取り組んでいる2組織(仙台市根白石生産区組合,下荒井生産組合)に対して,開花期のほ場審査前の異株抜き作業の指導を行ないました。
種子大豆生産が一般の大豆生産と異なるのは,その品種特性を備えた株以外は全て除去し,遺伝的に純正な株だけを残す作業を行わなければならないことです。そのため,品種特性が鮮明に判断できる開花期と成熟期の2回、普及センターの種子審査員が全ての株を審査して合否を判断する業務が必要になります。今回,生産組織の皆さんが全ての株を見ながら異株の除去作業を行う必要があるため,その指導を行ないました。
作業は,台風が近づき,あいにくの雨でしたが,作業方法の説明後に組合員総勢で畦間に入り全株について葉の形,花の色,種子伝染性病害の有無などを確認しながら作業を進め,審査日までに全ての種子ほ場での作業が終了する見込みです。
普及センターでは,「品質の高い大豆生産は優良な種子生産から」を合言葉に適正な審査を行なっており,今後も種子生産組織と一体となって優良な種子生産指導に取り組むことにしています。
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