宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農と食のプロが中学生に教えるそばづくり

2023年11月27日 18時00分38秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 大崎市鳴子地域認定農業者連絡協議会では、毎年、鳴子中学校1年生を対象とした農業体験学習「農と食をつなげる食農講座」を実施しています。この講座では、認定農業者連絡協議会の会員が講師となり、中学生に鳴子地域の特産であるそばの栽培やそば打ち体験を指導しています。

 令和5年11月15日に、中学生が収穫したそばを使ったそば打ち体験講座が開催されました。認定農業者のほか、鬼首そば生産組合や地元でそば打ちをしている職人など、保護者も含め、地域の方々みんなで中学生にそば打ちを教え、和気あいあいとした雰囲気の中、見事な手打ちそばが完成しました。手打ちそばのほか、鳴子産野菜をたくさん使った「なる子ちゃんこ鍋」と、鳴子上原の牛乳を贅沢に使用した牛乳プリンをいただきました。

 最後に、鳴子地域認定農業者連絡協議会の会長である髙橋公氏から、「この食農講座で行ったそばの栽培や調理をきっかけに地元の農業に対して興味を持ってもらいたい」との講評がありました。

 <連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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土壌調査で農地整備事業を支援!

2023年11月27日 15時52分35秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 農業の生産性向上と担い手への農地集積を進める手法の一つに、農地の整備が挙げられます。水田を畑地として利用するには暗渠排水の整備が不可欠ですが、暗渠の高さや間隔を決めるためには、土壌の特性を把握することが必要になります。

 10月中旬から11月中旬にかけ、令和8年度に農地整備事業採択を予定している登米市内2地区の土壌調査が行われ、普及センターが土壌の判定を行いました。

 10月の調査では、検土杖による調査を行い、土壌タイプ別に農地を区分しました。その結果をもとに各地区4カ所の試坑(穴)が掘られ、11月は試坑に入って土層の厚さ、土性や土色等の調査を行いました。調査自体は一カ所20分程度と順調に進みましたが、1m近く水が溜まっていたところもあり、畑地利用のためにはやはり暗渠排水が必要であると感じました。

 普及センターでは、収益性の高い水農業推進に向け、引き続き支援を行っていきます。

 試坑内での調査の様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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家族経営協定が締結されました

2023年11月27日 11時39分25秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年11月20日(月),仙台市若林区の堀江夫妻宅で家族経営協定締結式が行われ、当普及センター所長が立会人として出席しました。

 立会人から、「経営主の急逝により経営承継が早まったが、堀江御夫妻が力を合わせて経営を発展させるとともに、地域の農業法人の役員として御活躍され、担い手として成長されることを期待する」と激励の言葉がありました。

 堀江さんからは、急な経営承継で戸惑いもあるが、これから夫婦力を合わせて堀江家の農業経営の発展に努力するとの決意表明がありました。

 家族経営協定とは、農業経営や生活・将来の目標について家族みんなで話合い、意欲とやりがいを持って農業を行うためのルールです。普及センターでは、家族経営協定締結の御相談をお受けしております。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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(株)宮城リスタ大川にて水稲勉強会を開催しました!

2023年11月27日 09時47分24秒 | ⑨大規模自然災害等からの復旧・復興

 令和5年11月22日に当普及センター主催で (株)宮城リスタ大川において水稲勉強会を開催しました。

 (株)宮城リスタ大川は、東日本大震災で津波の被害から復旧した農地を中心に193haの面積で水稲を作付けしている県内でも最大規模の土地利用型農業法人です。

 今年の稲作は高温の時期が長く続き、品質への影響や白未熟粒が例年より多く発生しました。本勉強会では同法人の生育調査や収量調査結果をもとに今年の稲作を振り返りました。また、来年以降の稲作に向け、乾田直播栽培の除草に関する栽培指導を行ったほか、高温対策や土づくりなどについて社員の方々と積極的な意見交換を行いました。

 当普及センターは、これからも復興した農地の担い手への栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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