地域に伝わる精進料理を受け継ぎ、伝承する活動を行っている「小牛田地域精進料理の会」が、令和6年度第1回定例会を6月11日に美里農業改良普及センターで開催しました。
今回は会員等8人が、季節の野菜を使用した「精進揚げ」や「そうめん汁」、「三角油揚とバレンこんにゃく」等の料理の実習を通じた伝承に取り組みました。
当日は、予定していた7品の料理に加えて、「使用する食材の全てを活用する(野菜の皮も何も捨てない)」という精進料理の神髄に則って、だしを取った後の昆布や調理で余った野菜等を活用した煮物等を同時並行で作り、約2時間で手際よく完成させました。
完成した料理は「皿」や「坪」、「汁」といったそれぞれ決まった食器に盛り付けて配膳し、試食を行いました。会員及び参加者は、今回作った料理の由来や普段使いする際のポイント等について、料理を味わいながら情報交換を行っていました。
普及センターでは、引き続き地域伝統食の伝承や普及活動の支援を行っていきます。
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225