加美郡内のりんご生産者14名で組織する加美郡りんご協議会は、毎年現地検討会や先進地視察研修会、せん定講習会などの調査・研究活動を精力的に行っています。
令和7年4月21日には今年度最初の行事となる総会を開催しました。令和2年以降新型コロナウイルスの影響で書面決議としていたため、今年度は5年ぶりに会員が一堂に会しての総会となりました。
議事では、令和7年度もこれまでどおりの事業を開催することで承認され、令和7年度の活動がスタートしました。
また、近年春先の気温が高温で推移していることから、宮城県では3月10日から5月20日までを「凍霜害防止月間」※とし、りんごやなしなどの被害防止に向けた対策の徹底を呼び掛けているため、その対策について情報提供を行いました。
普及センターでは、今年度もこれまで同様りんごの生産振興に向け、協議会活動の支援を行っていきます。
※春の気温が高く推移すると、発芽や開花が平年よりも早くなりますが、花が満開の頃に寒の戻りがあり、りんごで-1.8℃、なしで-1.4℃以下に1時間以上遭遇すると果実になる部分が凍ってしまい、果皮にさび状の障害が発生したり、最悪の場合、秋に果実となる部分が脱落して収穫皆無となる被害が発生します。
このような被害を防ぐため、宮城県では、毎年この時期に生産者の方々に注意喚起を行っています。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910