肝臓病と共に生きる人たちを応援します

肝臓友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2017.2.12より新規開始しました。

ダグラタスビルはダクルインザ錠60mg アスナプレビルはスンベブラカプセル100mgに

2014年07月04日 | C型肝炎ウイルスの治療
 
ブリストル・マイヤーズ株式会社のC型肝炎の内服治療薬の名前が決まったようです。
ダグラとアスナはダクルとスンベになるってことね。あ、こういう略し方になるかはわからないけど。
写真は、インターフェロンの無効例でも高い治癒率があるところがびっくりなところです。インターフェロンがあわない方にも効くのはもちろんです。
 作用機序のムービーはかっこいいです。SFみたい。
 

以下製薬会社の文章の転記です。

 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は、弊社ならびに弊社製品に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、この度、弊社で開発を進めてまいりましたセログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善に対する経口の治療薬、HCV NS5A複製複合体阻害剤「ダクルインザ錠60mg(一般名:ダクラタスビル塩酸塩)」ならびにHCV N S3 /4Aプロテアーゼ阻害剤「スンベプラカプセル100mg(一般名:アスナプレビル)」の製造販売承認を取得いたしましたので、ここに謹んでご案内申し上げます。
 世界初のHCV NS5A複製複合体阻害剤ダクルインザ錠と第2世代HCV NS3 /4Aプロテアーゼ阻害剤スンベプラカプセルは併用で24週間使用します。ダクルインザ・スンベプラ併用療法はインターフェロン、リバビリンを使用しない日本初の内服のみによる抗ウイルス療法です。
 現在、新発売に向けて鋭意準備を進めております。
 今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
 末筆ながら、先生のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

 
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札幌緑愛病院の院長に就任しました 2014年7月1日付け 肝臓センターニュース73号7月号

2014年07月04日 | 肝臓センターニュース
 

○院長に就任しました。肝臓センターニュース73号7月号より
2007年10月から札幌緑愛病院の一員となり、肝臓センター所長として肝臓の患者さんを中心とした診療を行ってきました。
理想の肝臓医療を全国各地で困っている患者さんに役立つ行動をとれるように、スタッフ全員の力を借りながら、患者さんや地域の皆さんの協力も得ながら、診療を続けてきました。そのおかげで、札幌緑愛病院に来てから、いろんなことを実現することができました。
これからは、院長として、この病院でつながった人達が自分の夢ややりたいことを実現できるよう、この病院の理念と共に活躍できるよう、自分のできることを精一杯がんばっていきたいと思います。
一方で私自身がやるべきことは、まだまだたくさんあります。院長との両立は大変ではありますが、皆さんの協力があれば必ず実現できるものと信じています。
キャラクター的に、おっちょこちょいのところもありますし、北海道弁で言えばはんかくさいところもありますが、気づいたこと、感じたこと、多くの方からいろいろ伺いながらよりよい医療生協を実現することにつながってくれたらと思います。
私の院長としてのスローガンは「笑顔と感動の緑愛病院」です。私たちの所属する医療生協、緑愛病院に、縁があった人達が、笑顔と感動することでより健康で元気になってくれる、そんな病院として貢献出来るようがんばりたいと思います。みんながいろんな人とつながる中でこの夢は必ず実現できると確信しています。
そして経営的にも成り立ち、病院のリフォーム、さらには病院の新築にもつながると信じています。
肝臓センター所長としてもこれまでの経験を生かして、さらにできることを広げていきたいと思います。
今後とも皆さんの力を貸して下さい、皆さんの声をどんどん聞かせて下さい。これまで以上に医療生協が果たすべき役割を引き出し、みんなと笑顔と感動を共有していきたいと思います。
ここで、さらに一つお願いがあります。
医療生協は組合員の加入をいただいて運営しています。
組合員の出資で成り立つ医療機関という側面があります。肝臓センターをよりよいものにするためにも、是非組合に加入していただけるようお願い申し上げます。 kawanishi