NASAの星間境界観測機“IBEX”が、太陽系の尾“ヘリオテイル”を初めて観測しました。
太陽からは、全方向にプラズマ粒子(太陽風)が放たれています。
この太陽風が、太陽系が天の川銀の中を進む方向と反対側に長く伸びる“尾”を、
形成していると考えられてきました。

ヘリオテイル
(イメージ図)
くじら座の“ミラ”など、太陽以外の星に尾が観測されたことはあるのですが、
自分のしっぽを自分で見るのは難しいんですねー
これまで“ヘリオテイル”が観測されることはありませんでした。
今回“IBEX”は、遠くからの検出が難しいプラズマ粒子の代わりに、プラズマ粒子が太陽系外からの星間物質(水素)とぶつかってできる中性原子を観測しています。
これは中性原子の動きは太陽磁場の影響を受けないので、どこからやってきて届くのかが分かるからです。
3年間の観測データからは、たなびくプラズマ粒子の分布をとらえた姿が分かってきました。

尾の方向の粒子の分布図
画像1枚目の黄色い矢印が
今回の観測視線方向
画像上下の青い部分が高速の粒子、左右の黄色い部分が低速の粒子を示しているのですが、
これは太陽の極付近からと、赤道付近からとの太陽風の速度の違いを反映しているからなんですねー
この四つ葉のクローバーのような形が全体的に少し傾いているのは、
太陽から遠ざかるにつれて太陽磁場よりも、外界の磁場からの影響を多く受けるからと考えられています。
尾の長さなど、まだ詳しいことは分かっていません。
でも、コンピュータシミュレーションによる研究に加えて、
今回得られた観測データにより、さらに鮮明な太陽系の姿が明らかに…
“ヘリオテイル”は、天の川銀河の中を私たちの太陽系がたどってきた足跡といえます。
この一端が見えてきた っというこは素晴らしいことですよね。
太陽からは、全方向にプラズマ粒子(太陽風)が放たれています。
この太陽風が、太陽系が天の川銀の中を進む方向と反対側に長く伸びる“尾”を、
形成していると考えられてきました。

ヘリオテイル
(イメージ図)
くじら座の“ミラ”など、太陽以外の星に尾が観測されたことはあるのですが、
自分のしっぽを自分で見るのは難しいんですねー
これまで“ヘリオテイル”が観測されることはありませんでした。
今回“IBEX”は、遠くからの検出が難しいプラズマ粒子の代わりに、プラズマ粒子が太陽系外からの星間物質(水素)とぶつかってできる中性原子を観測しています。
これは中性原子の動きは太陽磁場の影響を受けないので、どこからやってきて届くのかが分かるからです。
3年間の観測データからは、たなびくプラズマ粒子の分布をとらえた姿が分かってきました。

尾の方向の粒子の分布図
画像1枚目の黄色い矢印が
今回の観測視線方向
画像上下の青い部分が高速の粒子、左右の黄色い部分が低速の粒子を示しているのですが、
これは太陽の極付近からと、赤道付近からとの太陽風の速度の違いを反映しているからなんですねー
この四つ葉のクローバーのような形が全体的に少し傾いているのは、
太陽から遠ざかるにつれて太陽磁場よりも、外界の磁場からの影響を多く受けるからと考えられています。
尾の長さなど、まだ詳しいことは分かっていません。
でも、コンピュータシミュレーションによる研究に加えて、
今回得られた観測データにより、さらに鮮明な太陽系の姿が明らかに…
“ヘリオテイル”は、天の川銀河の中を私たちの太陽系がたどってきた足跡といえます。
この一端が見えてきた っというこは素晴らしいことですよね。