今年の10月に、火星に大接近するサイディング・スプリング彗星。
この彗星は、2013年1月にオーストラリアのサイディング・スプリング天文台が発見したオールト雲起源の彗星です。
軌道が火星のそばを通るので、「火星に衝突するのでは」っと発見当時は話題になったんですねー
今年の3月には、
太陽から約5億キロの距離にまで近づいてきていて、
昨年10月末の画像と同じく、
太陽光で暖められた彗星の
核から噴出する2本のチリの
ジェットが見られ、核の自転軸方向を知る手がかりになっています。
彗星は、今年の4月から5月にかけて太陽に近づき、表面の氷が溶けて多くのダストを放出するはずです。 そして、これらのダストが火星に多く降り注ぐことが予測されています。
現在、火星では火星周回探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”と“マーズ・オデッセイ”、火星探査車の“オポチュニティ”と“キュリオシティ”、そして欧州の“マーズ・エクスプレス”が活動しています。
さらに今年の9月には、昨年11月に打ちあげられた火星探査機“メイブン”、インド初の火星探査機“マンガルヤーン”が到着する予定なんですねー
火星の薄い大気でも、彗星から来る宇宙チリから地表の探査車を守る効果はあると考えられているのですが、
火星の上空を周回する探査機には、損傷が起きる可能性もあるようです。
通常の宇宙チリが、探査機に大きな損傷を与える可能性は数パーセント…
でも、今回の“サイディング・スプリング彗星”からもたらされる、秒速56キロにもなる宇宙チリの危険性は、通常の10倍以上になるようです。
ただ探査機に与える影響を慎重に計る必要はあるのですが、火星に大接近する彗星を、火星探査機で一斉に観測できる機会に、期待が寄せられているんですねー
また、火星探査車の“キュリオシティ”と“オポチュニティ”は、彗星の尾を構成する粒子の規模を計る指標として、地表から流星雨を観測する役割を担うようです。
10月25日には、太陽から約2億キロの距離で近日点をを通過するサイディング・スプリング彗星。
地球からも天体望遠鏡で楽しめそうですね。
この彗星は、2013年1月にオーストラリアのサイディング・スプリング天文台が発見したオールト雲起源の彗星です。
軌道が火星のそばを通るので、「火星に衝突するのでは」っと発見当時は話題になったんですねー
3月11日に撮影されたサイディング・スプリング彗星。 右はジェット構造がよくわかるように画像処理をしたもの。 |
今年の3月には、
太陽から約5億キロの距離にまで近づいてきていて、
昨年10月末の画像と同じく、
太陽光で暖められた彗星の
核から噴出する2本のチリの
ジェットが見られ、核の自転軸方向を知る手がかりになっています。
彗星は、今年の4月から5月にかけて太陽に近づき、表面の氷が溶けて多くのダストを放出するはずです。 そして、これらのダストが火星に多く降り注ぐことが予測されています。
現在、火星では火星周回探査機“マーズ・リコナサンス・オービター”と“マーズ・オデッセイ”、火星探査車の“オポチュニティ”と“キュリオシティ”、そして欧州の“マーズ・エクスプレス”が活動しています。
さらに今年の9月には、昨年11月に打ちあげられた火星探査機“メイブン”、インド初の火星探査機“マンガルヤーン”が到着する予定なんですねー
火星の薄い大気でも、彗星から来る宇宙チリから地表の探査車を守る効果はあると考えられているのですが、
火星の上空を周回する探査機には、損傷が起きる可能性もあるようです。
通常の宇宙チリが、探査機に大きな損傷を与える可能性は数パーセント…
でも、今回の“サイディング・スプリング彗星”からもたらされる、秒速56キロにもなる宇宙チリの危険性は、通常の10倍以上になるようです。
ただ探査機に与える影響を慎重に計る必要はあるのですが、火星に大接近する彗星を、火星探査機で一斉に観測できる機会に、期待が寄せられているんですねー
また、火星探査車の“キュリオシティ”と“オポチュニティ”は、彗星の尾を構成する粒子の規模を計る指標として、地表から流星雨を観測する役割を担うようです。
10月25日には、太陽から約2億キロの距離で近日点をを通過するサイディング・スプリング彗星。
地球からも天体望遠鏡で楽しめそうですね。